【#イベントレポ】フリーランス入社式2019
====追記====
ハフポストにフリーランス入社式の取り組みが紹介されています!
「彼らにも同期と呼べる存在はいてもいいはずだから...」フリーランス入社式が開かれた理由は?
主催からのプレスリリースはこちら
フリーランスにも同期を!をテーマに、令和で初めての「フリーランス入社式」が開催されました。
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2019年5月31日に、フリーランス入社式が開催されました。
フリーランス入社式とは、フリーランスにも同期っていてもいいよね、という思いからフリーランス同士のつながりを作ることを目的としたイベントです。
Facebookイベントページに記載の、発案者であるTEAMKIT小谷さんのコメントを抜粋します。
フリーランスは孤独とか独立するなら個人として強くならないといけない!
みたいな話もあるんですが。僕は個人同士だからこそ協力し合う、貢献し合うのが大事だと思っています。
思い返せば、約4年前にフリーランスになった時。
僕自身もあまり同じタイミングでフリーランスになった人と出会わなくて、みんなどうやっているのかな?とか思ってました。
実際、繋がるだけで仕事が見つかるとか食えるようになるわけではないかもしれません。
それでも同じ境遇や同じ悩みを抱える者同士が相談するのってとても大事じゃないかな?と思うのです。
同期と出会えるフリーランス入社式は、そんな想いで開催することにしました。テーマは「フリーランスにも同期を!」です。
私も今年の2月から新規事業準備のため独立した新人フリーランスです。
仕事をしていても、同僚がいないため仕事についての話量が極端に減りますし、
自分で決めて独立したので、周囲の人に弱みや不安をオープンにしづらい。
人一倍頑張らなきゃ!という思いが先行しすぎていて、
休みの日も「私いま本当に休んでていいんだっけ??」と若干ストレスを感じていました。
そんなわけでフリーランスの仲間が欲しいなぁと思っていた時、運よく
TEAMKIT小谷さんのフリーランス入社式やろうかなぁというツイートを見つけ、ツイッター経由で運営メンバーに混ぜてもらうことにしたのです。
素敵なイベントを企画していただいて、感謝!
私は運営メンバでもありましたが、新米フリーランスでもあるので、
一参加者よりの目線でイベント内容をレポートしていきたいと思います。
受付開始、そしてトークセッション
申し込みはたくさんあったけど、どれくらいの人が来るのか読めないのが正直なところ。
しかし、受付開始後、フリーランスの方々が続々集合。
こんなに大勢のフリーランスが一堂に会すのを目にするは初めてでした。
(なお、当日私は受付をやっていました。)
司会の金井さんが場を温めながら、名刺自慢ブースを見たり、隣の人と話したりしていて、和気あいあいとした感じです。
トークセッションは、新入社員(新入フリーランス)代表としてとうどうさんがファシリテータを務め、新卒フリーランスの阿部寿輝さん、国境なきパラレルワーカーのれいちぇるさん、最近ひとり株式会社化もされたグラフィックデザイナーのスエオカヒロミさんにご登壇頂きました。
- 新入社員へ贈る言葉1 君(フリーランス)たちは、どう生きるか。
最初のトークテーマは、これから私たちがハッピーなフリーランス生活を迎えるため、フリーランスの先輩のこれまでの生き方をお伺いしようというもの。
Q.はじめての仕事はどうやって獲得したの?
A.前職のお客さんからの紹介
ポートフォリオから、会社員時代からの実績を見て頂いて
雑用から入って経営者のお困りごとにとにかく対応していた
などなど、順々にお話を聞いていきます。
仕事の選び方や広げ方は?という質問については、
はじめはとにかく自分のできる事をやって、顧客への信頼を増やしながら、やりたい事につなげていく、などと話されていました。
(写真は全て、運営メンバーの井上豪毅さんのものをお借りしています)
またこの時に"こんな闇案件"を経験した、という話で大盛り上がり。笑。
自分を守るために、口約束だけでなく、きちんと契約書を巻いておくことが大事であること、怪しいなと思った案件からは身を引いたり、
自分の中で案件を受ける基準を明確にすることを心がけていくことが重要であるということが身に沁みました。
このセッション最後の質問、仕事とプライベートの割合や切り分けはあるの?については、
皆さんあんまり境目がないかも、というお話も印象的でした。
ー新入社員へ贈る言葉2 お金”といかに向き合うか
次に、フリーランスとは切っても切れない、お金の話。
お金についてどんな風に考えて、付き合っているのかそれぞれのお話を伺いました。
まず、ライスワークとライフワークを切り分けている?という質問。
最初から、好きな仕事だけで生計を立てていくのは難しい。
最初に自分は月にいくら必要か、10万なのか、20万なのか、30万なのか?を決めて、そこまで稼げる目途が立ったら残りを好きに使うとか、
全部フリーランスじゃなくて、週3で派遣の仕事をやって、残りでフリーランスの仕事をやるとか、自分の中の軸を決めておく必要がある。
何ができる/できるけど疲れる、何ができない/苦手だけど疲れないなどを自己分析して、なるべくできるしやりたいし疲れない、ライフワークにできる仕事を探っていく、というお話でした。
確かに、ライフスタイルを自分の理想に寄せていくためには、
軸を決めて長期的に仕事のやり方と向き合っていく必要がありますよね。
私も、今フリーランスとして受けている仕事をいつまで続けていくべきか、
今のうちに基準を考えなくては、とハッとしました。
加えて、ライスワーク/ライフワークというよりも、目先の仕事と長期的にやりたい仕事という観点もあるという話が。
ライスワークが安定していれば、長期的な仕事をとるために動いたり、
自分で案件をコントロールして友達と一緒に仕事するという選択肢が見えてくるし、ライスワークが安定していなければ、まずは目先の仕事の満足度向上に努めるべき。
受けた仕事を期待値の1.2倍で対応するようにしている。そうすると次回単価を上げやすくなるし、お客さんがお客さんを紹介してくれる。フリーランスはこうやって仕事を広げていくというお話は、
特に新人フリーランスこそ徹底しなくてはいけない部分だなと。
自分がフリーランスを雇う身だったとしても、仕事ができないと思ったら、普通に継続契約しないし、期待以上だったら囲いたいと思うので、最初って本当に肝心ですよね。
自分の値付けってどうしたらいいのか?という話では、
お客さんと向き合って仕事をしたいので、相場は参考にしつつも、お客さんの予算感を探っていくとのこと。
そして「今でも見積もり出すときはドキドキするんですけどね」というコメントは、とても共感でした。
やっぱりみんな緊張するんだな~。
一方で、相場がないところでしか仕事しないという考え方もあり新鮮。
仕事じゃないものを仕事にする、という体験ができるのはフリーランスの醍醐味かもしれません。
また、法人化ってしたほうがいいの?については
節税にもなるし、法人化することでお客さんが信用してくれる場合もある。
登記だけで25万かかるので、25万で信用が買えるならやってもいいな、と思えれば登記してもよいと思う。
それに、会社を作れば仲間を雇用することもできるし、仲間と仕事を強化することもできる、というお話でした。
その後、会場からの質問で
確定申告はいつから人に任せればよいのか?については、
最初は会計ソフトなどを使って自分でやったほうがいいが、
忙しい人や売り上げが立っている人は任せてもよいのではという回答でした!
(フリーランスにまとわりつく大いなる確定申告問題。私も今は自分で毎月入力しています。。。)
そのほかにも、
お客さんとは、どういう関係性で接していますか?対等なのか、上の立場なのか、下の立場なのか?という質問では、
対等か、自分の専門領域については「頼れる存在」として少し上を意識されているとのことでした。
「新人フリーランスだと、お客さんに対してつい下から入ってしまいたくなるんですけど、堂々と対等な立場でいることが、良い仕事につながるんですね」というとうどうさんのコメント。
私も、つい下から入りたくなってしまいたくなる時があるので、全新人フリーランスを代表する言葉だと思いました!
自己紹介。そしてタグ付け!
トークセッションの次は、杉原さん進行による、ワークショップ。
6人でグループを作って、お互いを自己紹介した後に
その人にハッシュタグをつけるとしたら何がいいか?を考え
タグをつけあいます!
#お腹がすいたら会いたい広報さん
#コミュニティカラス
#ヨコのつながりを作るタテノ
などなど、名タグが続出してました。
私もタグ付けされたかった~!!
「フリーランスはお互いの紹介でつながる」からこそ、
つながる感じをシミュレーションできるワークショップだった、という
解説?もめちゃくちゃ納得できした。
すごい技を習得させてもらった気持ちです!
交流会
最後は交流会で、名刺交換しつつ他の方々とお話したり。
(フリーランスの方の名刺見るの、本当に楽しい)
相談ブースもあり、先輩フリーランスに個別に相談をしている方もいました!
最後までお読みいただきありがとうございました。
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興味のある方は覗いて見てください!!