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読書#1 決意を後押ししてくれた感謝の一冊『非常識な成功法則』

正社員の安定を捨てフリーランスの道へ踏み切れた。そのきっかけは一冊の本でした。

『非常識な成功法則』神田昌典


担当する保険代理店のトップセールマンが、インタビューを受けていた雑誌で紹介していた本です。

彼は全国に支店を持つ大型代理店に所属し、全国1位の売り上げを誇るスーパーバイザー。仕事柄知っている人が載っている雑誌や新聞、本は必ず目を通していました。そこで自己紹介の欄にひっそりと載っていた「おすすめ本」。

それが神田昌典さんの本でした。

へーと思いながらブックオフへ。

本とは無縁だったわたしは本に千円以上かけたくなかったので、とりあえずという感じで中古本にした。(今はバリバリ買うよ)。仕事(営業)のために買った本でしたが、いざ読んでみるとページをめくる手が止まらない。心や頭、体のあちこちに愛のあるトゲがグサグサ刺さった。衝撃的な本でした。単なる成功法則を並べただけの本ではなく、幸せを感じられる選択ができるよう背中を押してくれる内容。

なかでも仕事を辞める決断ができた決定的な項目は本を開いていない今でも思い出せるし、ことあるごとに思い出すようにしています。

やりたいことが分からないなら


わたしの選択を変えた最も大きな話題は、「やりたくないことを書き出す」こと。

わたしは強みや得意なことがない。だからこそ仕事を辞めるのを躊躇していた、というのも理由のひとつです。稼いでいける術がないから、モヤモヤしながらも会社にいた方がいいと思っていました。ただ実践したんです。やりたくないことを書きだすのを。そしたらまさに「今の生活」だったのです。

たとえば

  • 渋滞の中の通勤

  • 納得できないものを売ること

  • 客を金としか見ていない人と付き合うこと

  • 泣いている我が子を追い払うように保育園に置いていくこと

  • 毎朝のイライラ

  • 真っ暗の中のお迎え

  • 買い物だけで終わる休日


今の生活はやりたくないことのオンパレードだったんですよね。そこで悟るわけです。
やりたくないことを避けていくと「やりたいこと」が見つかるのか。ようは書き出した逆のことが、心の底にある「やりたいこと」「潜在的に求めていること」なのです。

わたしの場合、

  • 通勤しない仕事がしたい

  • 自分が納得する商品やサービスを売りたい

  • 相手のために思いやれる人と関わりた

  • 心にゆとりを持って保育園に行きたい

  • 朝笑顔で過ごしたい

  • お迎えを早めに行きたい

  • 土日は子供達と思いっきり遊びたい


「あぁ、わたしはこの生活を求めていて、自分が納得できる仕事がしたいんだ」と気づくのです(遅い)。

見てわかる通り、子供のことだけではありません。仕事や関わる人など、自分の単純な希望もあります。ただ、自分の希望が叶えば心に余裕ができるため、結果子供たちにもいい影響があります。ムダにイライラしたり子供や主人に当たることも減りますからね。


そして決めました


「このままではいけない」

そこからというもの、その想いを毎日胸に仕事をしながらお金や時間を作り始めました。

毎朝リベ大のYouTubeを聞いて出勤し(車なので耳だけ)、お金や時間管理、ブログなど「理想の生活」のために必要な情報を探してはインプット。朝活、通勤中、ランチタイム、移動中、寝る前……。スキマというスキマ時間で本やYouTubeをあさり、思考や働き方など人生の選択肢を広げる準備をしました。

潜在意識に気づき、本当の幸せを求めてこの行動ができたのもすべてあの本のおかげです。というか、本を紹介していたあの方のおかげです。

こうなるべくしてこうなった


結局モヤモヤしていた仕事もそのトップセールスマンと出会わせてくれたので、今では超感謝しています。こうなるべくしてこうなった。この選択をするために通る道だったな、と。

そして翌年の年度末に退職することを決意。上の子が年中さんの時でした。

数字が全ての営業職だったので、早めに上司に相談し人材と数字の調整をしてもらいました。リアルな数字と期間を提示してきたうえに、変に落ち着いた表情だったからすぐに本気だとわかった。上司はそう言っていました。

退職が近づき、わたしは本を紹介してくれたトップセールスマンに担当者変更のご挨拶とともにお礼を伝えに行きました。赤裸々にありのままに。

  • あの雑誌で紹介していたあの本で変われたこと

  • 本当に大切なことに気づかせてもらえたこと

  • 理想に近づくためには勇気と努力が必要なこと

  • 出会えてよかったこと

とてもよくしてくださった方だったからか、なんだか複雑な表情をしていたけれど、この感謝は伝えないと気が済みませんでした。

実は退職までの間、その方から専属秘書のお誘いを受けていました。とっても大好きで尊敬する人だったし時給もよくて正直心は揺れましたが、ごめんなさい。わたしなりの覚悟です。

人生が変わる!なんて大袈裟なことは言いませんが、少なくとも前向きになれます。今この時にモヤモヤしている人は、なにかヒントを得られるかも。

「おすすめの本」というより、わたしにとっては「感謝の本」。

語りかけてくれるような文調なので、本が苦手な人でも大丈夫です。(本は睡眠薬だと思って生きてきたわたしでも即読み切った)


選択に迷うときは必ず読んでいます。


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