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休校で考えた。学校って何するところ?「不登校」を選択したとき、代わりに必要なのは?

学校、再開しましたね。「だらだらして、結局何もできなかった」というお子さんも多いのでは?でも、「自分で自分の時間を管理する」ということは(それも3カ月も!)は、貴重な経験だと思います。そして、時間をもてあます子どもの姿から考えたのは、学校の役割や、不登校を選んだときに必要なこと…。

わが家は、夫婦そろって在宅ワークで、家庭はオフィス化。隙間なく仕事してたので、ほぼ放任でした。中2の息子にとっては、全く自由な時間。

で、自由を謳歌していたか?といえば、そうでもなくて。

「こんな時こそ、やりたいことの追求を」と、急に言われてもね。はじめのほうこそ、サッカーの自主練をちょっとやってたけど、仲間との練習も試合もないんじゃ張り合いもなく。お菓子づくりでもやってみるか、と思っても2回で飽き。

だから、基本、のんびり(だらだら)。夜眠れなくなって、昼過ぎまで起きない日も多くありました。ピアノやギターを弾いているのが1番長かったかな。勉強はほとんどせず、最後の1週間で、1カ月分の宿題をやっつけていました。

急に「何もない」時間が続いたら、どうしていいかわからないですよね。「目標」も「評価」もないまま、勉強やスポーツをがんばるなんて、なかなかできないでしょう。

最後は、「もっと、なんかやればよかったなあ」と悔いていたけど、まあ、いいんじゃないかな。「自分で自分の時間を管理する」ということ自体が、貴重な経験だったと思います。終わりが見えたからこそ、後悔する気持ちがわいてきたんだろうし。「ヒマだなあ」「何していいかわからないなあ」と感じたことも、いい経験。

「自由」は、しんどそうでもあったから、学校が始まって、ホッとしました。決められたスケジュールがあったり、仲間と一緒に活動できたりすることって、やっぱり、楽でもあるんだと思います。

だから、「学校が合わない」子たちを応援する場としてつくっているのも、やっぱりそこ。「ゆるやかなスケジュール」と、「自分のペースで仲間と行う活動」。勉強は学校以外にも手段があるし、そこから、将来の道も開けていくはず。でも、スケジュールや仲間との活動がないことで、しんどくって進めなくなっている子もいるんじゃないかな。(そうじゃない子もいるけれど)

学校が再開して、そのペースにすぐにのれる子もいれば、のれない子、のらない子もいるはず。そんな時、まわりの大人はどう接すればいいか。「学校=勉強するところ」ではないことが見えてきた今、代わりを考えやすくなったのでは?

そうだといいな。