東 美希

「フツウ」なんてブッとばそう。 子どもたちがありのままの自分でいることぐらい、守りたい…

東 美希

「フツウ」なんてブッとばそう。 子どもたちがありのままの自分でいることぐらい、守りたい。 東京・練馬区の「のびーくハウス」で、子どもたちのキラキラを大切にみがいています。 みんなのびのび育っていける環境をつくりたい!

最近の記事

不登校を明るく希望に満ちたものに~「聞かせて!不登校」アンケート実施中

note、しばらく離れてましたが、また綴っていこうと思います。 学校に「合わせよう」と苦しんでいる子どもたちや親御さんを、 だまって見ていられないから。 子どもに問題があるわけではない。 家族の問題でもない。 「学校が」みんなに合うようになっていない。 息子が学校に行かなくなったとき、 学校から「全く」連絡がないことに驚きました。 連絡がほしいわけではなく、不満というわけでもありません。 ただ、こんなに放っておかれるとは思っていませんでした。 義務教育といっても、学校は「

    • 「不登校」は子ども側の問題じゃない

      新型コロナ感染症による休校から、登校が再開されて1か月。 「不登校や行きしぶりをしてたけど、分散登校で行けるようになった」という声を聞きます。少人数だったり短時間だったり、この機会がよいきっかけになったお子さんもいたようですね。 「この機会に学校へ」で苦しむケースも一方で心配なのが、「この機会に学校へ」が「登校圧力」となり、苦しんでいるケース。朝になるとお腹が痛くなったり、頭が痛くなったり、無理をしていませんか?「行ってほしい」と心配する気持ちから、「ホントは行きたくない」

      • 不登校で劣等感?「フツウ」なんてぶっとばそう

        「もう自分はふつうになれない」という絶望感-。 東京・八王子市で15歳の少年が、拳銃で自殺した事件で、不登校新聞の編集長・石井志昂さんは、少年を思い、そう記事に記している。 報道によると、少年は中学2年生の後半から不登校をしていて、この春、高校の通信制学級に進学。新型コロナウイルスの影響で入学式以降、登校日はなく、学校が再開された6月1日に登校するも、その後は欠席し、1週間後の6月8日に自殺を図ったのだそう。 石井さんは、「人間関係がうまくいくのか。ひさしぶりの勉強につ

        • 「育てにくい子」でも、手遅れはない。もっとシンプルでいい。小児科医が教えてくれる悩みを解決する原則

          育児に手遅れはない。これまで必ずしも理想的でなかったとしても、やり直しはきく。あきらめる必要は全くない―。 「育てにくい子」の子育てに奮闘しているお父さんお母さんに、ぜひ届けたい、これまで20万人以上のお子さんに接してきたという、小児科医・松永正訓先生のコトバ。新刊「オンリーワンの花を咲かせる子育て」は、私たちの背中を、あたたかく押してくれる。 「目標を整理しよう」と示してくれる目標は、とてもシンプル。 3歳は友達と外遊びができればOK。 5歳は椅子に座って親の話を聞くこ

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          学校は「みんなちがう」を伝えられているか。差別を生み出していないか

          半年ほど前のハナシを、投稿したくなった。 褐色の肌の息子が、学校で上級生に「アフリカ人」と陰口をたたかれたと、悔しそうに帰ってきた。「怒るのをがまんしたいけどできない!」と、腹立ちをおさえられない様子。「それは怒って当然」と私が憤ってみせると、ようやく落ち着いた。しかし、気持ちの整理はすぐにはつかず、2日間自主休校。 愕然とした。この時代に、肌の色を揶揄する感覚にも、アフリカ出身の方を侮蔑するような言葉にも。悔しく悲しく情けない。素直な好奇心丸出しの小さい子や、おふざけの

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          休校で考えた。学校って何するところ?「不登校」を選択したとき、代わりに必要なのは?

          学校、再開しましたね。「だらだらして、結局何もできなかった」というお子さんも多いのでは?でも、「自分で自分の時間を管理する」ということは(それも3カ月も!)は、貴重な経験だと思います。そして、時間をもてあます子どもの姿から考えたのは、学校の役割や、不登校を選んだときに必要なこと…。 わが家は、夫婦そろって在宅ワークで、家庭はオフィス化。隙間なく仕事してたので、ほぼ放任でした。中2の息子にとっては、全く自由な時間。 で、自由を謳歌していたか?といえば、そうでもなくて。 「

          休校で考えた。学校って何するところ?「不登校」を選択したとき、代わりに必要なのは?

          外出自粛、失われたのは「学び」だけじゃない。「遊び」を取りもどそう

          私が運営する学びの場「のびーく」のオンライン期間も今日で終了。 私たちが緊急事態宣言による閉室まで、応援してきたのは、子どもたちが苦手とすること。フリースクールの子たちは「登校すること」や「人と交わること」だったり、個別指導の子たちは「勉強すること」だったり。のりこえてきた歩みを思うと、「ふりだし」に戻ってしまうのは避けたく、「継続」に努めてきました。 でも、それと同様に大事だったのは、「遊ぶ」こと。フリースクールだけでなく、個別指導の子たちとも、いつもの学習の時間に加え

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          ある小さな教室のチャレンジ。授業のオンライン化に必要だったこと

          突然の臨時休校からもうすぐ3か月。 学校も友達との時間もなくなってしまった子どもたち。 毎日何をすればいいの?これからどうなるの? そんな状況を前に、私たちのびーくが「何ができるのか」「何が求められているか」と考えたのは、「これまでとかわらずつながっている」ということでした。 そこで、急きょ、プログラムをオンライン化。初めての試みでしたが、保護者の協力で、スムーズに切り替えることができました。 こうしてこの3か月、個別指導も、フリースクールも、オンラインで実施していま

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          普通科高校での通級指導、進学校での個別サポートの今

          のびーくが所在する東京都・練馬区では、平成31年4月に全ての小中学校で特別支援教室の開設が完了しました。それにより、今は、自分の学校で通級指導が受けられるようになっています。課題を残しつつも、中学まではどの学校にも特別支援教育の担い手がいるようになり、ある一定の環境が整えられてきつつあるといえそうです。 前回の記事(学校でタブレットを使うには~「合理的配慮」のプロセス)のとおり、入試における合理的配慮も、少しずつ広がってきているようです。では、高校でのサポートはどうなってい

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          学校でタブレットを使うには~「合理的配慮」のプロセス

          「合理的配慮」が公立学校で義務となってから3年以上が経ちました。(2016年、障害者差別解消法の施行による) 読み書きの苦手を助けるものとして、タブレットやPCなど、ICT(情報通信技術)の活用も進んできています。 しかし、「家ではタブレットやPCで勉強するとしても、学校で使うのは認められないんじゃないの?」という声もあるようです。 「読み書き」が苦手なために評価されず、学ぶことをあきらめている子どもたちは、まだたくさんいるのはないでしょうか。 必要な配慮を受け、学び

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          「のびのび育つ」を広げたい

          のびーくの東美希です。 「のびーく=のびのび育む+のびのび生きる」 子どもたちが、自分らしくのびのびと育つ場を広げていきたい。 その思いから、フリースクール、個別学習指導教室、おとな向けワークショップをやっています。 日々思うことを発信していきたいと思います。 「思い」を共有できる仲間とつながっていけたら。

          「のびのび育つ」を広げたい