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“我が運命を決めるのは我なり、我が魂を制するのは我なり“ -長きコロナとの戦いの中で

2年近く前に大学院のリーダーシップ系授業でネルソン・マンデラのことを「信念に生きる」という本と、映画インビクタスから学んだのですが

マンデラが27年間の獄中生活で支えにしていたという、ウィリアム・アーネスト・ヘンリーの詩「インビクタス」の最後の部分を昨日突然思い出しました

I am the master of my fate, I am the captain of my soul
- from “INVICTUS” by William Earnest Henley

日本語訳は、何種類かありますが、「我が運命を決めるのは我なり、我が魂を制するのは我なり」が一番ピンときています。自分の運命も魂も他の誰かに委ねない、自分自身で舵をとっていく、という感じでしょうか

獄中で耐えていたマンデラの心の支えになっていたこの言葉は、映画:インビクタス/負けざる者たち でも感動的な場面で引用されています

長引くコロナとの戦いの中で

今、再び緊急事態宣言の中、コロナ失業をされた方々、苦しい状況で踏ん張っている方々、息をつく間も無く昼夜菌と戦っている医療従事者の方々

自分自身が倒れそうなのに、コロナと戦い続けていて疲弊している方がたくさんいらっしゃると思います

辛い時、泣きそうな時、全て投げ出して辞めてしまいたい時
本当は恐怖でいっぱいなのに、自分を奮い立たせて踏ん張っている

色々なお立場で、今とてもしんどい想いをされている皆さんに、マンデラのことを少しでも思い出していただけると幸いです

マンデラは獄中生活で生まれ変わった

マンデラが政治犯として逮捕されたのは、43歳の時。それから27年。「我が運命を決めるのは我なり、我が魂を制するのは我なり」を支えに、耐えて耐えて耐えて、ようやく、70歳を過ぎてから釈放をされます

そしてナント、そこから大統領になられたんですよね!

獄中生活経験が実はマンデラを変えたというのです。より我慢強く、穏やかな性格になれたのも、たくさん内省する時間があったからこそ、本当にやりたいことや自身の新しい価値観を身につけることが出来た、と

逮捕されて刑務所に収監されている間に、国民のために動こうという志を持つんですね

こうして、リーダーとしてのマンデラが誕生しました

また日は昇る、まずは自分自身を信じて

今、試練と感じている毎日かもしれませんが、こんな時こそ信念を持って、自分を見つめて、自分自身を信じて運命を切り開いていけると良いですね

自粛生活、コロナとの戦いが長引いていて、終わりなき戦いみたいな気持ちになってきていますが、当たられた時間を限られた行動範囲の中で、どう有意義に使うかは、私たち次第なのですよね

刑務所に27年も入れられていたマンデラと、そのマンデラの支えになっていた、言葉。誰かの心にも刺さると嬉しいです

I am the master of my fate
I am the captain of my soul

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