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「令和哲学カフェ」 WHTに参加してみて思うこと

先日、「令和哲学カフェ」という西洋哲学や令和時代の哲学を用いて新しい生き方を提案するオンライン番組に出演する機会をいただいた。

番組の中で取り入れている、集団コミュニケーションワーク「WHT(Widening Heart Technology)」がとても素晴らしく、社会人にも学生にも、多くの人にものすごく必要だと実感したので、ぜひこの場で紹介したいと思う。

WHTって何?

WHTとは、Widening Heart Technology の略で、最小5人で行うコミュニケーションワークのことだ。

トレーニングできるポイントは、以下の通り!
全て、美しさという言葉でまとめているのも私的にはステキなポイントだ。

1.  没入集中の美しさ
2.  共有共感の美しさ
3.  傾聴の美しさ
4.  表現、主義主張の美しさ
5.  整理整頓、洞察、気づきの美しさ

番組内での進め方としては、まずはじめに、全体の司会進行も務める令和哲学者ノ・ジェス氏がリード者になり、5人全員に、本質的な質問を投げかける。

そこから5人がそれぞれ自身の主義主張を話し、リード者の進行のもと、相手の主張を論破したり、ビジョン同盟を結んだりしながら相互にディスカッションが繰り広げられるのだ。

【WHTがすごいポイント 1】
自分の現在地を体感でき、何をプラスαすればよいのかがわかる

ここからは、私が実際に体験して、WHTでのトレーニングが仕事や生活に使える!っと思ったポイントについてお伝えしていきたいと思う。

WHTでリード者から質問される問いは、
本質的な質問
である。

例えば、私が出演した会では、
「意味とは何か?」
という問いであった。
(とっても難しかった。。。)

WHTでは、世の中から得たニュースや暗記したビジネス用語は使えない。

自分自身の中にある言葉でしか答えられないのだ。

日頃から、自身がどんな生き方をしているのか?
その人の本質があらわになってしまう。

普段仕事をする上では本質的な話は必要ないかもしれない。

でも、コロナになり、多くの常識が覆され、AIの津波も待ち受けている予想不可能なこれからの時代には、受け継がれてきた伝統や知識は使えないものになってしまう可能性も十分考えられる。

これからの時代には新しいアイディアや発想力が必要なのだ。

WHTをすることで、自身の中にどんな哲学があるのかが明々白々になる。

これからの時代に自分が何を備えなければいけないのかが自ずと見えてくるのだ。

私自身も、今回の参加を経て、新しい道や新しいビジネス、生き方を切り拓いていけるかどうか考えるきっかけを得ることができた。

【WHTがすごいポイント 2】
相手の話を本気で聞くとはどういうことかが分かる

WHTでは、リード者の指示のもと、相手の主張を論破したりビジョン同盟を結んだりしなければならない。

例えば、Aさんの主張を、
「すごい納得!自分もそう思う!」
と、100%アグリーの気持ちで聞いていたとしよう。

そんな中、その主張を論破しなさい、と言われたら論破するのは難しいのではないだろうか。

私がWHTに参加して感じたのは
相手の話を聞くときは、自分の観点を手放すことが大事だということだ。

固定した観点で相手の話を聞くと、その観点に縛られた状態でしか相手の話を聞けなくなる。

だから、自分の観点は、少し置いたニュートラルな状態で、相手がどんな観点で何を主張しているのか、相手に立場チェンジして相手になりきって話を聞く必要があるのだ。

仕事やプライベートでも、人と関わることは必要不可欠だ。

・取引先の人とうまくいかない
・上司の気持ちがわからない
・彼氏の話にいつも合わせてしまう
・子供と意思疎通ができない

コミュニケーションをする上で様々な悩みを抱えている人は多いと思うが、
自分がどんな観点で相手の話を聞いているのか
相手はどんな観点で話しているのか
は、とても大事なポイントだ。

WHTは、相手の話を聞くことがどういうことかが見えてくる真剣勝負の現場だからこそ、日常のコミュニケーションを見直す最大級のきっかけに繋がるのだ。

【現実に使えるポイント 3】
主義主張の訓練になる

あなたは、自身の主義主張に自信があるだろうか。

私は普段デザイナーの仕事をしているので、どちらかというと相手(クライアント)の要望を聞いて、そこを膨らまして(あるいは取捨選択して)現実のカタチを作っていくので、自身の主義主張をする場面はほぼ0だ。

人に合わせて、人のために何かをすることが良いと考えることが多い日本人の多くは、自身の主義主張に自信がない人が多いかもしれない。

しかし、WHTの現場では、主義主張をしないと話が進んでいかない。

自分の言葉で自分が思うことを話さないといけないのだ。

コロナの前から、副業やパラレルワークは当たり前になりつつあったが、コロナになり、より働き方が多様化してきた。

終身雇用はもはや幻となり、これからは一つの企業で一生働くという働き方を選択する人はいなくなるだろう。

一人一人が独立し、自身の会社を持ちつつも、他の会社で仕事をしたりなど、自由自在な働き方が当たり前になる時代がもうそこまできている。

あなたがブランドになり、あなたの言葉が企業理念になる。
だからこそ、自身の哲学を主義主張することは必須なのだ。

終わりに

WHTに参加して、私はますます人と話すのが楽しくなった。
その人にどんな背景があってどんな哲学を持って生きているのか。
100人いたら100通りの人生がある。
そんなたくさんに人生に私は出会って行きたいし、たくさんの人と新しい仕事をしてみたい。

まだまだWHTに参加するチャンスはあるので、ぜひ興味を持った人はチャレンジしてほしい!

コロナ後の未来はきっと明るいはずだ。


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