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月明かり

月明り古びた町を二度見させ

 一日の熱量を冷ましながら我が家に戻る帰り道。見慣れてしまった風景なのに二度見をするほどに美しいのです。月の光のしわざでしょうか。それとも自分が年を重ねた証拠でしょうか。
 月は秋の季語ですが好きなので一年中使っています。