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リバプール大学 MScスポーツマネジメント①コース概要

皆さんこんにちは。Mikiです。

今回から新しいシリーズとして、英国リバプール大学のスポーツマネジメントコース「Sports Business and Management MSc」についてご紹介します。

今年度、現地リバプールにて本プログラムを受講している日本人の方へのインタビュー記事も投稿予定です。シリーズ初回となる本記事では、コースの概要を紹介します。

コース概要

Sports Business and Management MScは、リバプール大学院で提供される1年間のマスタープログラムです。学士を取得している人が応募でき、スポーツビジネスについて集中的に学ぶ修士課程のコースになります。

スケジュール

本プログラムは毎年秋から始まり、1年間で終了します。スケジュールは大きく3つのカテゴリーに分かれています。

・9月〜12月 - Semester One
まずは前期のセメスターで4つの授業を受講します。大学にて先生からの講義を受け、レポート作成を中心とした課題に取り組みます。

・1月〜4月 - Semester Two
年が明けて、後期がスタートします。前期と同様に大学構内で4つの授業を受講します。

・5月〜9月 - Final Project
全ての授業が終了すると、ファイナルプロジェクトの期間に入ります。従来の過程で修士論文を作成するか、企業またはスポーツチームにアプローチし、独自の研究課題でレポートを作成するかの2種類があります。

プログラム一覧

コースで受講する授業・プログラムの一覧をご紹介します。1年間を通じて以下を受講していきます。

- Semester One

  • The Global Context of Sports Business - グローバルにおけるスポーツビジネスの基礎

  • Sports Marketing and Sponsorship - スポーツマーケティングとスポンサーシップ

  • Sports Operations and Events - スポーツオペレーションとイベント

  • Sports Finance - スポーツファイナンス

- Semester Two

  • Leadership in Sport - スポーツにおけるリーダーシップ

  • Strategic Organization - 組織戦略

  • Sports Economics and Analytics - スポーツ経済学と分析

  • Sports Business in Practice - スポーツビジネスの実践

- Final Project

以下からどちらかを選択します。

  • Dissertation - 修士論文

  • Strategic Business Research for Sport - スポーツビジネスにおける研究

コースの特徴

次に、本コースの特徴を紹介します。

・1年間で終わる
大学院の修士課程は通常2年間とされる大学が多い中、本プログラムは1年間で終了します。受講中は忙しく集中的な期間となりますが、1年間で修士学位が取得できることが本コースの魅力だと感じます。

・スポーツビジネスを幅広く学べる
サッカーが大きく発展したイギリス現地において、「スポーツビジネス」というテーマで幅広く学ぶことができるのも魅力です。組織のマネジメントにおいて必要なビジネスの知識を得ながら、スポーツに特化した考え方に触れることができます。

・多様なバックグラウンドを持つ受講者が集まる
本コースは受講者の多様性を重視しており、毎年様々な国の受講者がリバプールに集まります。また、国籍だけでなく、経歴においても多様なバックグラウンドを持つ人が採用されており、スポーツに関係のない学部や経歴出身でも問題ないということがいえます。

FIMBAとの違い

本noteでは、私も受講した同大学のFootball Industries MBA(=FIMBA)・サッカー産業MBAプログラムについて複数の記事を投稿してきました。

同じリバプール大学のスポーツに特化した修士コースですが、FIMBAプログラムと比較した際の、本MScプログラムの特徴についてご紹介します。

・サッカーに特化せず、スポーツ全体のビジネスについて広く学ぶこと
まず、FIMBAではサッカーに特化しており、プレミアリーグを中心とした欧州サッカークラブ・リーグのマネジメントについて集中的に学びます。一方でこのMScコースでは、もちろんサッカーの事例も活用されますが、スポーツビジネスについて幅広く学ぶようなプログラムになっています。

・受講者の年齢が若いこと
MBAコースは最低でも3年以上の就業経験が必要となり、30代前半の受講者が多くなります。一方で、MScのコースは就業経験が必須ではありません。よって、4年制の大学を卒業後そのまま進学する人も多く、20代前半の受講者が中心となります。

・ビジネスの基礎から学べること
MBAではビジネス分野におけるマネジメントの経験が必要とされているため、受講時からある程度のビジネス基礎知識がある前提で講義が進んでいきます。一方でMScでは就業経験のない受講者もいるため、それを考慮した基礎的なプログラムが準備されています。

入学条件

本コースに入学するには、以下の2点が必須条件となります。

・大学を卒業していること
本コースは修士課程になるため、4年制の大学またはそれに相当する過程を修了している必要があります。

・語学力
英語の能力を証明するスコアが必要になります。試験は複数の選択肢がありますが、主流なのがIELTSテストで、受講までにOverall 6.5点(各カテゴリーにて最低6.0点)を取得する必要があります。

その他

学費
£28,000(International Students)
※大学内・外部にて複数の奨学金がオファーされています。

2024年秋入学の際の応募締切日
2024年7月12日

応募に必要なもの
・大学の成績証明書
・大学の学位証明書
・英語スコア証明書
・志望理由書(応募者が作成)
・手数料 £25

詳しくは以下よりご覧ください。


以上、リバプール大学院のSports Managementコース概要をご紹介しました。

本プラットフォームでは、留学サポート・英語サービスを承っています。ご希望の方は以下フォームよりお気軽にご連絡ください。


次回の記事では、今年度本コースを在籍中の日本人受講者に、メンバーの内訳や授業の様子についてお話をお伺いします。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!






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