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私にとってのサッカー

小学生から始めたサッカー。

そこから15年以上、日本でも、海外でも、社会人になっても、プレーを続けてきました。

振り返ると、これまでの人生、私の生活はボールを蹴る日常で溢れていました。

選手でない視点からサッカーを学ぶ機会も得るために、指導者のC級ライセンスを取得したり、イギリスへサッカービジネスを勉強しに行ったりしました。

サッカーを活用したお金の生み出し方、組織を最短で大きくする方法。
ビジネスに関する様々な知識も得て、色々な要素がサッカーと複雑に絡み合い、

ある時私は、自分にとってのサッカーが何か分からなくなっていました。

苦しい時間が続き、様々な葛藤があった中、自分の気持ちを整理するために一度、サッカーと距離を置く決断をしました。

そこから少しずつ、改めてサッカーとの関わりを見出し、やっと「今の私にとってサッカーは何か」が分かってきたような気がしています。


日本でのサッカー経験

少し遡って振り返ります。
小学校で地元のチームでプレーしてから、中高はクラブチームに所属しました。

上下関係、監督との関係、チーム内で求められる行動基準など、厳しい環境で過ごした時間でした。

運動神経もそれほど良くなく、体が動くよりも先に頭で考えてしまう私は、
1つの技術を習得するのにかなり時間がかかり、味方への申し訳ない気持ちや劣等感など、様々な気持ちを抱えながらプレーしていました。

チームとして最大のパフォーマンスを出すために、自分がどれだけチームに必要とされる人間になれるか。
どんなことがあっても、逃げずにどれだけ向き合い、気持ちをぶつけられるか。

日々、試されて追い込まれながら、なんとか乗り越えていくという経験をたくさんしました。

当時は辞めたい、逃げたいと思うことも多くありましたが、振り返れば本当に多くのことを学び、人生における大変貴重な経験となりました。

ここで得た考え方・価値観は、仕事・プライベート全てにおいて、今でも私の行動基準のベースとして生き続けています。


海外でのサッカー経験

これまでのニュージーランド、アメリカ、イギリスへの留学は全て勉学目的でした。

日本と大きく異なる文化を持つこれらの国において、「周りと自分の感覚、価値観が違う」ということに過敏に反応してしまった私は、学校やグループの中で自分をオープンにして、自然体で話すことができませんでした。

周りに積極的に頼ることができず、できない自分を責める不安定な日々。

そんな中で私が自分を表現し、安心するために求めたのは、ボールを蹴る場所でした。

サッカーをしている時だけは、自然体でいられ、そんな自分が好きになれました。サッカーのお陰で周りとも楽しくコミュニケーションを取り、たくさんの友達ができました。

特にアメリカでの4年間の大学生活では、自由にチームを組んでひたすらゲームをする場所が大学内にあり、そこに来る男の人たちに混じって、ほぼ毎日プレーをし、

そこはアメリカ人だけでなく、南米、中東、アフリカなど本当に様々なバックグラウンドを持った人たちで溢れていました。

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みんな自由なプレースタイルで個性が溢れていて、感情をそのままに本気でぶつかって、心からボールを蹴ることが「楽しい」と思えました。

毎日新しい出会いがあり、言葉を交わさなくても人と繋がる経験をたくさんして、プレーを通してそれぞれの生まれ育った国や文化について学びました。

彼らとの繋がりは、今でも私の中で生き続け、かけがえのない財産になっています。


私にとってのサッカーとは

こうして振り返ると、これまでの人生、サッカーを通して色々な経験をしてきた中でも、私にとってのサッカーは、常に「プレーすること」が中心にあったと感じています。

特に海外では、プレーを通して新しい人と毎日出会い、言葉を超える特別なコミュニケーションツールとして私を支えてくれていました。

グローバルな環境でボールを蹴り、新しい人と繋がり、新しい自分を見つける。

私が人生を学んだサッカーを通して、これまでの経験を伝えていきたいと思った時、それは「プレーを通した交流」であること、ピッチで表現することが1番だと感じ、その空間を自分の手で生み出したいと思うようになりました。


海外へ繋がる空間

サッカーと距離を置きながらも少しずつ自分の思いや考えをアウトプットし、今後に関して色々な試行錯誤を重ねていく中で、最終的に私を1番近くで支えてくれるメンバーが、全員サッカー経験を持っていることに気付きました。

彼らの存在のお陰で、改めて今、「私はサッカーと共に生きていくんだ」と感じることができています。

海外経験のある人と海外に興味を持った人たちが集まり、ボールを通して自分を表現し、それぞれのバックグラウンドをシェアする。

そこでの「楽しかった」という純粋な気持ちが、「明日からまた頑張ろう」と前に進むエネルギーとなり、これから留学をしたいと思っている人の後押しになる。

そんな空間が生み出せたら良いなと思っています。

そして、この空間で生み出された繋がりが、私が今でも留学先の友達と繋がっているように、自然な形でピッチの外に広がっていくことを思い描いています。

共感いただける方は、ぜひ一緒に創っていっていただけたら、とても嬉しいです。

まずは今週の日曜日に、東京でフットサルを開催します。活動の様子など、また更新できればと思います。


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読んでいただき、ありがとうございました。



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後日更新:

実際に東京で行ったフットサルの活動報告は以下になります。










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