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今年をどう過ごしていくか

PLAINEの自分として今年1年をどう過ごしていくのか、少し時間を使って考えていきたいと思う。

ここまでは、主にサッカーの分野で今年の方針を打ち出してきた。

そこから数週間経って、サッカー以外の分野で新しい指針ができつつあるので、ここでしっかりと記しておきたい。

★Miki プロフィール

兵庫県出身。高校2年時にニュージーランドへ初めての単身留学を経験。高校卒業後はアメリカへ渡り、ノーステキサス大学で運動生理学と心理学を専攻。 帰国後、スポーツメーカーで3年間法人営業として働いた後、イギリスのリバプール大学院にてサッカー産業MBA(経営学修士)を取得。帰国後独立し、一般社団法人PLAINEを設立。現在は留学・英語・進路サポートを行う。

★私にとってのPLAINE

まず、今後のことを考える前にこれまでのPLAINEが辿ってきた道や、私がなぜPLAINEを作ったのか。他の事業も進める上で、PLAINEはどのような立ち位置になるのか。改めて整理しておきたい。

私にとって、サッカーの存在はとても大きい。サッカーが自分の全て、人生そのものだと思うこともある。

でも、本来得意じゃない分野なのか、色んな経験をしすぎたからなのか、理由ははっきり分からないけど、「私=サッカー」だけにしてしまうと、どこかで必ず苦しくなってしまう。サッカーばっかりになってしまうと、社会に引っ張られ過ぎて、自分が自分じゃなくなってしまう感覚になることがある。

だからサッカー以外の分野で「私はこういう者です」「私はこういう信念を持っています」ということを社会に対して示せること、それを事業を通じて体現していくことは、自分にとってとても重要だと言える。サッカーに関係ない立場だからこそ、競争や上がり下がりの激しい世界に引っ張られることなく、どんと構えてブレずにいることができる。それが結果的にサッカーの事業に対し良い支えとなることもできる。

サッカーの分野が表であれば、PLAINEは裏で支える立場。サッカーが攻めるポジションだったら、PLAINEはディフェンス。表向きは目立たないけど、なくてはならない、という存在でありたい。

★PLAINEで大事にしたいこと

サッカーの事業も全てPLAINEのベースがあると思っている。私が関わる全ての事業において私が一貫して持っておきたいこと、大事にしたいと思うことは何か。

・自分の経験をベースにする

個人がこれまで「経験してきたこと」をベースに事業を考えていく。そのために色々な経験を積むこと、世界を広げるために行動していくことが重要。経験は嘘をつかないから。そこで学んだことを元に外に発信し、誰かを助けようとすること。逆に経験していないこと、自分らしくないことはやらない。口だけになって行動が伴わないようなことはしない。

・個人の成長、挑戦を大事にする

個人が「自分はどうありたいか」ということを1番大事にしていく。組織に属していると、個人としての成長がないがしろにされることがある。自分のことを後回しにして会社・チームのために時間やエネルギーを使わないといけないことがある。
自分の成長を優先することは、組織の枠組みを抜け出して不安定な状態になること、不安な気持ちになることを選ばなければいけない時もある。でも、そうしたリスクも取って自分の成長のために一歩踏み出すという勇気を持ってほしい。社会の圧に負けずに自分の気持ちを優先する人を応援したい。

・グローバルな視点で物事を考える

「世の中には色々な考えがある」ことを前提として全ての物事を見ていくこと。人と関わっていくこと。「日本が悪くて海外が良い」のではなく、「日本もあるし、海外もある。それぞれ違う中で、自分はどう生きるか」という視点を持つということ。そのためには、日本で育った私たちは一度は海外に出る必要があると感じている。フラットな視点で世の中のこと、自分のことを見られることで、何を大切に生きていくべきか、後悔しない選択肢は何かということが自然と見えてくるはず。

★今年頑張っていきたいこと

2021年にPLAINEをスタートしてから、ここまで複数の分野で模索をしてきた。なかなか思うように形にできず、何度も諦めようと思ったけど、今は引き続き取り組んでいくことを前向きに思えている。それぞれのカテゴリーでここまで進めてこれたこと、今感じていること、そして今年の方針を考えてみたい。

・留学

私自身、16歳で初めての留学を体験して大きなカルチャーショックを受けた。そこから3度の留学を通じて、考え方・生き方の部分で多大な影響を受けた。

私の人生は留学の経験でできていると言える。留学が人に与える影響は計り知れないもので、それだけ人生にインパクトをもたらすものを自分の生業にできたらと思って、当初は留学支援をPLAINEの主な事業にしたいと思っていた。

ただ、これをサービスに落とし込もうとすると、日本・海外の両方でネットワークが必要だったり、リードタイムが長かったり、利益を取りづらかったり。色々な壁を感じて、上手く形にできなかった。

でも、昨年からアメリカに行くことになって、私自身の環境が変わる中で、模索をし続ければいつか自分に合った「留学事業」を形にできるんじゃないかなと思い始めている。

私が留学したことで多くのことを学んだ、成長できたということは間違いないから、その思いを持って今年も模索していきたいなと思う。

・英語

英語は留学と親和性が高く、日本でも学ぼうとしてる人が多い。留学事業と違ってリードタイムが短く、事業にしやすいとも感じている。

私自身、英語を教えるための資格を取ったり専門的な知識を身につけたりしたことがなくて、どこまでできるか不安なところはあるけど、事業としてはすごく可能性を感じている。私も英語力ゼロの状況から留学先現地で授業を受け、イギリス大学院卒業までできたということは、経験として活かせる部分だと思っている。

今年、英語を学べるオンラインスクールを立ち上げられるか、模索していきたい。自分1人ではなかなか難しいからこそ、スクール化して周りの人たちと協力しながらできる方法を模索することで、上手くいく可能性が上がるのではないかと感じている。

・旅行

私にとって旅行業というのは数年前までは全く新しい分野で、未経験からのスタートだった。そんな中でもこれまでの英語力や海外経験を活かしてできることだと思って、新しい世界に飛び込んだ。海外から日本に旅行に来る外国人グループを案内する、添乗員の仕事を昨年1年間取り組んできた。

これまで体験してきた仕事と違って、お客さんの旅行に自分も入って観光地を回れること。英語でコミュニケーションを取って海外の人と新しい繋がりができること。やりがいを感じたし、純粋に楽しかった。

あとは、旅行業の国家資格である総合旅行業取扱管理者を受けると決めて、2年かけて勉強した。新しく覚えることがたくさんあって大変だったけど、無事合格できて達成感を得られた。

昨年1年間の経験を通じて、少しずつ旅行業界のことも分かってきたし、着実に経験を積めていると感じる。日本国内で考えるとインバウンドはこれからもチャンスだし、自分がアメリカに行くことで旅行業の分野でできることも増える気がする。

まだまだ未熟で色々な壁を感じるけど、今年も引き続き経験を積みながら、模索を続けていきたい。

・教育

留学も英語も「学ぶ」ということがベースにあって、早い段階での留学は子どもにどんな道を与えるか、10代をどう生きるか、という「教育」の分野に含まれると思う。私自身、16歳で初めて海外に出たことでその後の人生に大きな影響を受けた。日本にいるだけでは得られない物事の捉え方、考え方を身につけることができて、大人になってからも「自分らしく、自分の感覚を優先して生きる」ことができたのは、海外の経験があったからだと思う。

そんな「高校で留学する」という決断は、私の母の教育・子育てに対する考えが反映されたものだった。当時はいきなり海外に飛ばされた感覚で、何が起こったのか、母の考えがどんなものなのか理解することができなかった。それをやっと今になって理解できるようになって、母が望んだ成長を私自身が体現してきたんだと感じるようになった。そこに関してこれから社会に発信していくことには意味があると思っているし、今の子どもたちに対して、「教育」という部門でできることが少なからずあるんじゃないかなと思う。

・民泊

母が2023年から自宅で始めた民泊。母は数年前にずっと勤めていた会社を定年退職して、第二の人生として自宅民泊をスタートし、私はリモートでサポートをしていた。日本人よりも海外からのユーザーが多く、旅行業の経験に加えてここでも「外国人旅行客、インバウンド」のキーワードで取り組むことができた。

今年、ここからさらにステップアップをして、民泊事業を展開するという構想が出てきている。母がメインで取り組んで行くけど、私も

今年は、母と一緒に事業を進めていくことも1つの大きな計画に入ってきそう。

★今後に向けて

こうして振り返ると、ここまで着実に歩みを進められていること、そして昨年は見えなかった新しいものが始まってきていることを実感できる。

私がPLAINEを通じて頑張っていきたいことは、大きく次の2つにまとめられると思う。

・日本人が海外に行くこと(留学)
・外国人が日本に来ること(インバウンド)

サッカーのカテゴリーにフォーカスが当たって、PLAINEとして頑張りたいことが薄れてしまうことがあるけど、今原点に立ち返ってフラットに考えると、やはり時間がかかってでも取り組んでいきたいことだなと思った。

私にとって人生で大事にしたいのは「自分らしくいること」「自分の個性や考えを体現すること」であって。社会でありのままの自分であるということがとても難しく、たくさん葛藤してきた。サッカーのフィルターを通せばより簡単に自分を知ってもらうことができて、でもそればっかりになって苦しくなって、逃げたりしてきた。

今改めて思うのは、「PLAINE=私」であるということ。ありのままの自分を社会に向けて発信し、社会に認知してもらう、受け入れてもらうということが、私自身のためになるということを感じている。

サッカーばかりに頼らず、もっと「ありのままの自分」を出していきたい。自分が何を感じ、どんな日々を過ごし、どんなことを思っているのか。もっと自由に、好きに発信していきたい。自分がそのままに持っている感情や個性を認めてもらって、新しい繋がりを増やしていきたい。

初めは目立たなくても、時間をかけて取り組んでいくことで、本当の意味での「自信」をコツコツ積み上げていけると思う。今のPLAINEは表向きの事業を支える「裏側」かもしれないけど、いつかひっくり返って「表」になるときが来るかもしれない。これを実現するには、精神的な強さが試されると思うし、自分と向き合い続けることがすごく重要だと思う。

これまで自信を持てずに隠してきたもの、思いきり出せなかったのものがあるとするなら、今年はそれを恥ずかしがらずにどんどん出していきたい。文章を書く。動画にする。音声にする。何でも発信していく。そうした意識を持って進んでいくことが、後悔のない1年に繋がっていくと思う。






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