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人生掘り下げの旅へ・・・ヴィパッサナー回顧録 其の1

今回から、面白かった体験を何回かのシリーズで
投稿いたします。

その体験とは・・・・・

<人生掘り下げの旅へ・・・ヴィパッサナー回顧録 其の1>

2016年11月に
トータル12日間の「ヴィパッサナー瞑想」の
コース合宿に参加しました。
合宿中はメモを書いたり、携帯を操作することは
できなかったので、帰宅してから一気に書き上げた記憶があります。

興味ある方はご覧ください↓ ↓ ↓ ↓


2016年11月20日の日曜日、12日間の瞑想合宿を終え、
東京へ戻りました。

前後の移動日を含め、全12日間の合宿。

知っている人は知っている、
知らない人は全く知らないヴィパッサナー瞑想。

私もこの名前を耳にしたのは合宿参加の数年前、
合宿に参加した友人がその名を口にした時でした。

当時は瞑想に特に関心も興味も習慣もなく、
その名は耳を通り抜けましたが、
身体のどこかに残っていたようです。

その後、何度もその合宿名を耳にすることになります。

ある時は読んでいる本から、
またある時は新しい友人の話題から。

興味は惹かれても、
何と言ってもトータル12日間必要ですから、
そう簡単には機会を作れるもんでもないと
私は思っていました。


しかし、人は自分に必要になるコトやモノは
やらなきゃならない機会に恵まれるように出来ています。

私にヴィパッサナーの瞑想合宿という機会が手に入るのは、
2016年の11月だったようです。


ある朝、テレビで特集していた
岡山にある禅寺での3か月間の修行を
夫が気さくに勧めて来ました。

「3ヶ月OKだったら、
2週間くらいは平気なんでは?!」と思い、
ヴィパッサナーのことを持ちかけてみると

「あなたの仕事や人生に活かせるのなら
行って来てもいいと思います。協力しますよ」と
快諾をしてくれたのです。

それが9月初頭のことでした。

それから日程調整をして、
11月8日からのコースに参加することを決めました。

変容と浄化を求められている2016年、
ヴィパッサナー参加を希望する人は多く、
キャンセル待ちになることが多かったのです。

私は当初は他の日程にキャンセル待ちをかけていましたが、
確実に参加できる日にちを取ることに決め、
キャンセル待ちを解除し、
11月8日のコースに申し込み解禁日の夜中の0時にアクセス!
そうして、参加するに至りました。


私は、ある程度の内容は把握していましたが、
熟知するほどは調べませんでした。

現地での「サプライズ」を期待して、です。

(この回顧録に「実際の内容」を書くのは控えさせて頂きます。
これから挑戦する方の実体験という部分を尊重しておきたいのです。)

現地に着いてまず初めのショック体験は、
「聖なる沈黙」という行が始まった時でした。

ヴィパッサナーでは、
瞑想の効果を最大に引き出すために
話さない、目を合わせない、
ジェスチャー、筆談などを
一切行わないという戒律を10日間遵守します。

男女合わせて80名近くはいるであろう敷地内で
人の声がほとんどしないというのは、
ある種異様でもありました。

そして、必要な話を同室のメンバーと99%出来ないまま、
その夜、会話という意思疎通の手段が絶たれました。

私にとっての必要だった話題のひとつは、
「夜に部屋の電気を完全に消すのか、
小さな明かりを残してもいいのか?」を
同室のメンバーに問うことでした。

暗がりが大の苦手な私にとって
小さな明かりを点けての夜は初日が最後、
翌日からは目を開けても、
閉じても変わらない闇の中での
就寝が待っていたのでした。

私は、暗い場所がこよなく苦手です。

これは、ヴィパッサナーの考え方にも通じる
「過去の経験」から生まれた苦手意識です。

数々の「苦手」が噴出する瞑想(迷走?)の毎日が
ここから始まったのでした。

ちなみに「ヴィパッサナー瞑想」とは
「ものごとをありのままに見る」という意味で、
インドの最も古い瞑想法のひとつです。

この瞑想法は2500年以上も昔、インドで
「生きる技」として指導されました。

瞑想、インドと来ると、
多くの人が「宗教」「怪しい」「危険」
という発想につながるようですが、
ヴィパッサナーは大変まっとうな考え方です。

特に現代で
物質的に満たされることを「幸福」や
「成功」であると盲目的に信じている私たちの
曇った目をクリアにしてくれる考え方です。

私が今回ヴィパッサナーで得たいと思ったことは、

自分が確信している生き方、思想、行動が
進みたい未来に向かっているのかを確かめる、

目指す未来への生き方を「体得したい」
ということでした。

結果的にはどちらもしっかり
得ることが出来ました。


到着と出発の日を除いた瞑想づくしの10日間は、
少しでも「自分の生き方を見つめ直したい」
「欲や、怒り、憎しみや悲しみと
決別した生き方をしたい」
そんな気持ちをお持ちの方には、
自分が想像もしていない
効果をもたらすかも知れません。

この回顧録の中から、
少しでもあなたの毎日に
役立つことがあれば幸いです。

お読みいただいて、
どうもありがとうございます。
次回もお楽しみに!


自分軸コンサルタント
中島 みき

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