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リンパセラピスト

今、リンパセラピストをしています。

これは自分の為でもあります。

もちろん、子宮頸がんによる広汎全摘術で腰部リンパ節をとった為に、浮腫になりやすい身体になったから、その身体の仕組みを知る為に始めた事ではあるのだけど、

それだけじゃなくて、ゆっくりと落ち着いて、自分のあり方をそこに座らせる、そんな時間を過ごす為。

せっかちながらもポジティブで、いつでもものすごく楽しんで過ごしてきたけれど、どこか自分の身体に無理をかけてきていた事も事実。

これまでそうやって身体を駆使してきたことについては、この時だって全速力で人生楽しかったし、がんになった今でも、全然後悔してないけどね。

でも、これからはがんと共に生きる事になったから、私のがんくんがもう暴れ出さないように、ちゃんと自分の身体、隅々まで、毎日勝手に機能してくれててありがとうを言いながら、過ごして行きたいと思ったわけです。

今までは、一部分しか見てなかった人間の身体(肩こりになれば肩が悪いとか、足がいたければ足鍛えなきゃーとか、)を、全体の循環をみることにしたわけです。

それは、私自身だけじゃなくて、家族も、関わる人も、同じ空間に私の身体の延長線にいると認識しています。


人に触れることで、自分が見えてくることっていっぱいあるから!


例えば、息子と一緒に手を繋いで歩いていると、そこから緊張だったり、優しさや、強い意志、甘えがはっきりと手から伝わってくる。


それを感じた時、手ってすごいな、と思ったんだけど、手だけじゃなくてその人全体の気が手から伝わってくるんだなって。


“気”って難しいとか思ってたけど、何気なく誰もが使っていて、
元気、やる気、気遣い、空気読めない、etc...
誰もが日々、”気”を毎日回していて。

“リンパ液“にしても、“気“にしても、自分の中で勝手に循環している力は、誰もが持っているんだよね。



実は私、子宮広汎摘出術後の副産物としてやっぱり鼠蹊部にリンパがたまってしまい、しこりができました。超焦りました。

子宮頸がんの手術でリンパ浮腫になった人は結構いて、足がゾウさんのように倍くらい膨れてしまうことがあるのです。

当初、鼠蹊部ばかり気になってしまって、学んできたようにリンパの流れる方向へ必死で流して、時にリンパトリートメントのプロにやってもらって、それでも帰宅後には元どおりでなかなか取れないしこり。

なんだかんだとやってみて、大前提としてリンパの流れる方向や身体機能の仕組みは学んだ上で気づいたんですが、リンパを流す方法は外側の皮膚側からリンパを流す方法だけじゃないということ。

一番効いたのは、ピラティスの師匠から学んだストレッチと身体全体の力の抜き方や手のあり方、そして呼吸のおかげでした。

やっぱり身体全体を見ないと!!!!ですね。

皮膚という外側からの施術だけじゃなくて、自分の身体の中側、そして身体全体にもフォーカスをしてリンパを流したのでした。

その後、何度かしこりは小さく出来たりしますが、ストレッチをしてきちんと自分の力の抜き方がうまく行った時、セルフトリートメントで一発でしこりが消えることが増えました。

そして、その後その師匠に教えてもらって参加したおてあての講座で学んだこと、

「相手の筋膜を緩めるには、緩める人に力が入っていたら緩まないんですよね。だから施術する方も緩んでいないといけない、つまりは施術することで癒されるはず。」


そんな施術者でありたい!!!

だから私の施術は「やってあげる」じゃなくて、「緩める機会をありがとう」なのです。

という事で、一緒に緩んでくれる人募集中♪笑

さがみ野から徒歩13分くらい(車可、駅まで送迎可)、

とあるフロアを借りて施術中です。


Miki







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