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『第3回 姫路城 ぬりえアート コンテスト』[三木美術館]は姫路市共催となり、スケールアップします

三木美術館は近代日本を代表する画家の作品や日本を代表する陶芸家
の作品などをメインに収蔵展示しています。どちらかというと「静かにじっくり鑑賞できる」と訪れてくださる大人の方やリピーターの方が多い美術館です。

静かな三木美術館館内の様子

けれども、もともとは美樹工業の創業者(故・三木茂克氏)が長年にわたって蒐集してきたものを、広く皆様に見ていただき「播磨の文化向上に役立つこと」を願い開館されたのです。
そして現在も三木美術館を運営する美樹工業の岡田社長は2018年より姫路のふるさと大使を務められています。コロナ終息後少しずつ観光客も戻ってきつつあるとはいえ、少し凹んだ「観光都市・姫路をより元気にしたい」そんな思いを強くされた岡田社長と三木館長がご相談をされ、東京のマーケティング会社と仕掛けたのがこの『姫路城 ぬりえアート コンテスト』なのです。そして今年3回目の実施にあたり三木美術館の方にお話を伺いました。

第1回目の選定前準備の様子

館員スタッフの方のコメント

初回から1500点を超える応募があり成功を収めましたが、昨年の第2回はさらにその数を上回る2000点以上の応募がありました。本当に回を重ねるごとに参加者が増えるという大きな反響で、私たち館員スタッフも驚いています。応募が増えると同時に姫路市の企業や団体のサポーターも増加し、2回目の終了段階で「来年も頑張りましょう」というお声をいただき、姫路のアートイベントとして認知されるようになってきたのだと実感しました。そして今年はさらに嬉しいお知らせがあります。なんと第3回目にして、姫路市が共催というかたちとなりました! 

《コンテストの概要》

第3回「姫路城 ぬりえアート コンテスト」
主催:三木美術館 
共催:姫路市
後援:姫路市教育委員会 姫路商工会議所                 神戸新聞社 姫路ケーブルテレビ FMゲンキ 
特別協賛:大阪ガス株式会社  神姫バス株式会社
特別賞品協賛:ぺんてる株式会社
本企画は、上記の他に多くの地元企業・商店にご協賛いただいております   
詳しくは公式ホームページをご覧ください。

《姫路城 ぬりえアート コンテストのスケジュール》
応募期間:2024年7月19日(金)〜2024年9月29日(日)
授賞式:2024年12月8日(日) *12月11日は姫路城の世界遺産登録記念日
展覧会:2024年12月8日(日)〜2025年2月24日(月・振替休日)
 *三木美術館の休館日もあわせてご確認ください
 *応募用紙提出のための来館には公共交通機関のご利用をお願いします
  提出のための駐車場はございません

《姫路市公式インスタグラム『#myhimejiの旅」のデジタル写真展》
三木美術館2Fにて同時開催します

三木美術館館長からのメッセージです
 

初回の『姫路城 ぬりえアート コンテスト』については、何もかもが初めての経験ばかりだった上に日程もタイトだったので、無我夢中で走り抜けたというような感じで実施に漕ぎ着けました。
そして昨年の第2回は募集期間を長めに設定するためにスタートを早めに切ると同時に、スポンサー協力のお願いに奔走したり、イベントへの関心をより高めてもらうための工夫づくりに注力しました。
そんな工夫のひとつに『姫路城 ぬりえアート ワークショップ』の開催がありました。専門の講師の方をお迎えし、たっぷり2時間ぬりえアートと向かいあっていただく企画。まずは三木美術館の屋上から姫路城の姿を眺めていただきます。それから会場へ戻って、ぬりえアートについてのお話を少し聞いていただき、制作へと進みました。参加した子どもたちの多くは自由に制作に励んでいましたが、やはり子どもなので、時に「ここに描いてもおかしくない?」「どうすればこういう色になる?」などと不安になると講師に相談をしていました。応募できる点数は1点と限られていますが、より良い作品を目指して2枚目に挑戦している子もいました。実際参加された多くの子が入賞していました。やはりコツを掴んだり、情熱があると強いんだなぁと感じ入りました。

今年は8月と9月に大人も子どもも参加できる『姫路城 ぬりえアート ワークショップ』を開催します!

昨年のワークショップのひとコマ

「ぬりえではなく、ぬりえアートって?」そんなお声も寄せられました。私たちがコンテスト名に“ぬりえアート”という言葉を使ったのにはちょっとした意図があります。台紙に描かれた姫路城をきれいにぬっていただくのも大歓迎なのですが、ご自身の中でテーマを決めて描いていただくことや色をのせるだけではない他のテクニックをプラスして完成させていただきたいと考えたからです。そのぬりえアートのワークショップを今年も開催することが決定しました。今年は大人・子ども関係なく、どなたでも参加いただけるようにいたしました。ですので、親子連れ、兄弟・姉妹でと気軽に参加されてみませんか?「制作に励む姿を共有できるのも貴重な思い出になった」という感想も頂戴しました。

今年の講師の方は、
8月11日(日)あかぎ先生
東京藝術大学を卒業後、CMプランナーとして活躍されています
9月7日(土)こじまる先生
多摩美術大学を卒業後、広告制作のアートディレクターと活躍されています

下記よりお申し込みください。(外部のPeatix のサイトにリンクしています)

応募するなら、三木美術館屋上からの姫路城鑑賞をおすすめ

姫路の方にとっては姫路城はお馴染みの姿かもしれませんが、コンテストに参加されるのであれば、三木美術館からお城をあらためて眺めてみませんか。私も子どもの頃から美しいお城だと思っていましたが、下から見るのと屋上から見るのではまた違った魅力を発見していただけると思います。美術館に入館された方で、希望される方には屋上へのご案内をしています。ここからの眺めはおそらく姫路一ではないかと思っています。美術館から道路を隔てたお城側には高い建物が一切ないので、お城を中心に180度を見渡すことが可能なのです。屋上への入場には入館料が必要ですが、コンテストの作品づくりのイメージが膨らむのではないでしょうか。

では、今年も皆様の応募を心からお待ちしております。
 
                     [企画制作/ヴァーティカル]
 
 
 





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