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元ゼミ生と定期的な勉強会をはじめました

「メディア情報リテラシーを学び考えるゼミ」が終わってから約1ヵ月。これまでの隔週で1回2時間のゼミ活動はそれなりに準備も必要で、落ち着かない3ヵ月間を過ごしてきたけれど、ゼミがなかったらなかったで張り合いがないような気もしたりしていた。

そんな中、昨夜から元ゼミ生による有志の勉強会が始まった。月に1回、1時間半。ゼミ生にも私にも負担を少なくして緩く開催していくことに。新社会人のゼミ生もいるので、この先どうなるかはわからないけれど、緩く継続できたら良いと思っている。

第1回目はInnovation Nipponの「わが国における偽・誤情報の実態の把握と社会的対処の検討-政治、コロナワクチン等の偽・誤情報の実証分析-」の報告書を題材に。

報告書の中に、「メディアリテラシー」「情報リテラシー」「ヘルスリテラシー」を測定するための質問があったので、ゼミ生の理解度確認の意味も込めて「メディアリテラシー」「情報リテラシー」の質問に答えてもらった後、ゼミ生とディスカッションをした。

メディアリテラシーの調査項目は、以下の9項目。
回答は4択:「とてもそう思う」「そう思う」「そう思わない」「全くそう思わない」。

出典:わが国における偽・誤情報の実態の把握と社会的対処の検討-政治、コロナワクチン等の偽・誤情報の実証分析- P45

情報リテラシーの調査項目は以下の5項目。
※赤字が正解

出典:わが国における偽・誤情報の実態の把握と社会的対処の検討-政治、コロナワクチン等の偽・誤情報の実証分析- P46-47

参加者の回答を見ると、同じ項目で迷ったりつまづいていたりしているのがわかり、興味深い結果になった。そして、6回ゼミ活動をしてきたが、私が伝えられることはまだあるのだ、と実感した。

メディアとの接触は生まれた瞬間から始まっていて、メディアとの接し方は人によって様ざまだ。だから同じ説明をしたとしても理解できる場合もあれば理解できない場合もあるし、理解した気になっていても、実際には本当の意味で理解できていなかったりする。
それに、メディアから情報を受け取って理解するプロセスはくせになっていて、今この瞬間からそのくせを変えるのはなかなか難しい。

メディアリテラシーや情報リテラシーを短期間で集中的に学んだり考える機会を持つことはもちろん有効だと思う。ただ、習慣となっているメディアとの向き合い方を変えるには、継続的に自分のメディアとの向き合い方を見直す機会を持つことが必要なのではないか。その意味で、継続的に勉強会を行うことは意味のあることのように感じられ、勉強会を行うことの必要性を再実感することができた。

次回、5月の勉強会も楽しみ。


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