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個人活動を法人化した理由と、法人化してよかったこと

株式会社インフォハントを設立したと言うと、「なぜ?」とよく聞かれるので、その理由と法人化して良かったと思うことについて書いておこうと思う。 

法人化の理由を一言でいえば、
『メディア情報リテラシーを広めるには、
法人化するのが今のベストな選択だと思えたから』
である。

昨年からメディア情報リテラシーを日本で広めるにはどうしたら良いだろうかと考え、個人的に活動はしていたが、活動を始めた時にそれほど法人化を意識していたわけではなかった。

しかし、活動する中で「なぜ法人化しないのか」と聞かれる機会が増え、法人化という選択肢について真剣に考え始めることになった。なぜなら、法人化しない理由を明確に説明することができなかったからである。

考えてみると、法人化することで、個人で活動するよりメディア情報リテラシーを広めることができる可能性が高まるような気がした。それは社会的信頼度が高まり取引できる組織の幅が広がると思われること、一緒に働く仲間を募りやすくなるということが予想できたからである。

ということで、せっかくなら今年度のお仕事から法人でお受けしたいと、4月1日に設立することにしたのである。

これまで私がイメージしていた起業家像は、野心的でガツガツしている、という感じだったので、たまに知り合いから「起業家」などと呼ばれるとなんだか不思議な気分になっている。また、「起業家=野心的」なイメージを持っている人は私だけではないようで、私にそんなイメージを持っていない友人たちからは「なぜ起業したの?」と不思議そうに聞かれ、その度に経緯の説明をしている。

私は自分が「野心的」でないとは思わない。メディア情報リテラシーを広める活動を「野心的」に進めていきたいとも思う。でも、それは一般的に語られる「野心的」とは少し違う形なのだろうと思う。

さて、このような経緯で法人化に至ったわけだが、メディア情報リテラシーを広めるという目的の他にも、法人化してよかったと思うことが色いろある。

まず、単純に会社周りの仕組みや制度について知ることが楽しい。会社設立の方法、税金のこと、報酬のこと、個人で活動していたら考えることもなかったことを考える機会が増えた。これはストレスの元になることもある。でもそれ以上に、自分が生活している日本社会の仕組みを知ることで、社会を新しい側面から見ることができるようになったり、より環境や周りの人に感謝できるようになったり、私にとって良い影響があったように思う。 

また、今まで関わりのなかった職業の方々とお話する機会が増えたことも楽しい。今、デザイナーさんにロゴを制作してもらっているのだが、今まで「デザイン」について一切考えてこなかった私は、デザイナーさんやコーディネーターさんとお話をするたびに新しい発見があって楽しい。ロゴ制作に際してヒアリングを受ける立場なのに、ついつい質問をしすぎてしまう。デザイナーさんたちにとっては面倒なクライアントなのだろうと自覚しつつも、色いろ質問して新しい発見をすることを楽しませてもらっている。ロゴができたらHP作成をするので、また新しい発見ができるのではないかと、これもまた楽しみにしている。

新しいことを知ることは楽しいし、知っていることが増えると世の中を見る解像度が高まる気がする。だからこの環境に身を置けていることが嬉しいし幸せなことのように感じている。

これからも色いろなことがあると思うけれど、楽しみつつ、メディア情報リテラシーを広めるために法人化したのだという初心を忘れずに活動していきたい。

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