【ファッション・ビューティ業界】気になった記事3本

「“モノを作って売る”がネット前提になった」 「MERY」創業者の中川綾太郎がD2Cに商機を見る理由

消費者インサイトの半歩先を読んで戦略立案するというところが、先日読んだ「ジョブ理論」に通ずる考え方だなと感じます。
単にオシャレになりたいのだろう、モテたいのだろうという予測から進んで、「自分の体型に合うセンスのいい服が見つからないから仕方なく微妙な服を買っているけれど…」という片付けるべきジョブを見つけ、そのジョブを上手に片付けてくれるプロダクトを作っていることと、そのプロダクトを消費者と一緒に作り上げていくという提案の上手さがCOHINAが軌道に乗った要因なのでしょう。


ARMANIがWeChatと連携、コスメブランドが次々とバーチャルメイクサービスを開始

ロレアル傘下のARMANIが、口紅の色をWeChat上のミニプログラムで色を試せるサービスを開始。
ロレアルはパーソナライズのヘアカラーサービスも提供しており、ビューティテックを推進しているようです。
口紅の色を試せるサービスは、記事にもあるようにすでに数社が提供していますが、やはり画像の読み込みや、実際に塗るのとは違い、色持ちや香りなどがわからないという課題もあります。
まずはこういったサービスで気軽に試してもらい、気になった色を店頭で実際にタッチアップしてもらうという流れが今のところは最も満足度が高そうです。

こじはるのブランド「ハーリップトゥ」が伊勢丹でポップアップ開催 入場応募者が過去最高を記録

「ファッションの世界は『コレがモテる服でしょ』っていうのが決まってしまっていて、更新されていない気がする。」という言葉が、これが人気の理由かぁと思わせられますね。
モテたいとかオシャレになりたいとかの大枠の願望は似ていても、そこに至る過程や、だからこういうファッションがいいという部分はみんなそれぞれ。そういう今どきの価値観にぴったりフィットするブランドなのでしょう。
お客様の着こなしを見て参考にするという姿勢は、店頭に立つ人間として意識づけなければならないなと身が引き締まる思いです。

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