このような人生を送ってきました  (精神科医みきぽんの自己紹介)

みなさん こんにちは  精神科医みきぽんです。
記事を読んでくださった方、おすすめしてくだっさた方、ありがとうございました‼
とても励みになりました!  感謝いたします。

本日はわたしの自己紹介をさせてください。


普段の存在感は薄いけれど𠮟責の時には超怖い父と、私との距離が近い母のもとで育ちました。
幼少期は活発で元気な子供でした。

私が三十歳の時に、母は卵巣癌で亡くなりました。六十歳の誕生日をむかえてまもなくの九月に逝きました。母が大好きだった私は、なぜだか一滴の涙も流すことができませんでした。

その後縁あって結婚して、数年後に出産し私は母となりました。
出産後数か月したころ、私はうつ状態になりました。
信頼していた友人(精神科医)に相談して抗うつ剤の服用を開始しました。
誠心誠意がんばってやってきた仕事もやめざるをえなくなりました。
しかし私の精神はなかなか回復にはむかいませんでした。

今まで普通にできていたことができなくなりました。
自分の心も体も思うようにコントロールすることが困難になりました。
私はどうしたらよいかわからず、途方にくれました。
夫の忍耐強い支えと、子供の成長する姿が現世と私とをつないでくれる糸のような役割をしてくれました。

その後しばらくしてからうけた夢分析で
「あなたのうつの原因は母親への罪悪感である」
という指摘をうけました。
思い当たることがありました。
いつも私は『お母さんのことを幸せにしてあげなくちゃ!』
と心のどこかで思っていたからです。
『母親が不幸ならば自分に責任がある』とも考えていました。
私と母は共依存に近い関係であったかもしれません。
『親子関係』は私のなかで生涯のテーマのひとつになりました。

その後の紆余曲折を経て、、、四十後半から再び働けるようになりました!
そして、、、今年とうとう六十歳に到達‼しました!
長寿社会において還暦はまだまだこれからかもしれませんが、私にとっては大きな節目です。
自分としては ”ここまでよく生きてきたな~” と自分をほめてあげたい感じです。
母が彼岸へ旅立った年齢に自分がなりましたら、肩の力が抜けてなんだか気持ちが楽になりました。


これまでの経験が自分の糧になっていると今では感じています。
『日常のごく普通の生活がいかにありがたいか』ということを教えてもらったように感じています。
『生きているだけですごいことだ、素晴らしいことだ』と思うようになりました。
以前の自分よりもいろいろなことに思いをめぐらしたり、考えたりするようになったと思います。

今回ノートの仲間にいれていただき、多くの方々との交流によって励まされて勇気づけられています。
ほんとに感謝!!です。

ノートでは悩み相談臨床現場からのケースレポート心を整える生活上の工夫などについてお伝えしていきたいと思っています。
少しでも参考になることがあれば大変うれしいです。
これからもどうぞよろしくお願いいたします。

最後までお読みいただきまして誠にありがとうございました。








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