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人間だった

「思ってたより、俺、ちゃんと人間だった」
と、息子が言った。
仲間の中で自分が考えたこと、やったことを、少し距離をとって見られたようだ。
そう、自分でひとつひとつ客観視して、納得して、蓄積していくのが大事なのだ。
頭の中だけで過ごす時間が長いと、いとも簡単に自分は「バケモノ」になっていく。そうではない、といくら周りが伝えてもほぼ伝わらない。それは頭の中で再現なく膨らみ、不安を作り、恐怖を育て、後ろめたさが水面下で染み込み、これから起こす罪になる。
自分が外とふれあってできた「跡」を、自ら丹念に見ていくことで、リアルの自分の形を知っていくのだ。それが、安心になり、ちょっとガッカリし、この先を拓く希望になる。

動け。
大事に、動け。

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