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無痛分娩出産レポ

無事に元気な女の子を出産しました。
本当に産まれてきてくれてありがとう!
記憶が新しいうちに出産レポを書き記しておこうと思います。

予定日前に陣痛が来て産むことになると思い込んでいて、旦那に立ち会ってもらえなかったら寂しいなーと思いつつウォーキングとかスクワットとかしてた。身が入ってなかったですが。

結果、予定日の40週迎えても何も起こらず、予定日に計画入院し、誘発分娩を行うことに!

その予定日は旦那が休みの日で、なんてできた子なんだと思いました笑

どっきどきで当日迎え、病院に到着し、病院着に着替えて、
冷静な状態で、これから来るであろう陣痛の痛みを待つのは結構シュールな感覚というか、なんとか考えないように過ごすしかなかったな〜

病院はとにかく優しくしてくれるところ!と思ってネットサーフィンした甲斐あって、助産師さんたちがすごい優しいし頼りになる・・・ありがたかった。

しばらくして診察に呼ばれて、子宮口確認。
ここで開いててくれ〜〜と思ったけど虚しく1センチだったので、バルーンとやらを入れました。

バルーンって、膣に入れてから風船みたいにちょっとずつ大きくなっていくもんやと想像してたけど、
実際は膣超えて子宮の中?に入れて、風船みたいなのに生理用食塩水たっぷたぷに入れて、入れ終わった頃には最大の大きさのバルーンが出来上がり、それが子宮口を刺激開始してた。生理痛の最上級を5倍くらいにした痛さ。(後にこの痛さは序の口だと知る)

この時子宮に入ってるとは知りもせんかったけど、先生に「子宮口が開いたら膣に落ちてくるからね。」と言われ、

膣に落ちてくる!?てことはその奥までいってしまってるやん・・・となんかよくわからん絶望をしました。

「しっかり刺激しといたよ〜 今日産まれたら良いね〜」と言った先生の指が血だらけで、ひい!!!ってなったけど顔面は無表情でなんとか耐えた。

でも心の中では、
「やばいやばい痛すぎる。痛すぎる!!これで1日中我慢すんの?へ??」という感じで大パニック。
立ち会ってくれた助産師さんに、「痛みに強いね!無痛なしでもいけるんじゃない?」って言われたけど絶対無理ですう!!って食い気味に答えてた。

簡易的な病室(広い病室を課金して予約したけど、どうやらそこには産んでから移れるようだった)に戻ってきて、なんかあったらナースコール押してねということでしたが、もうギブアップなんですけど、って言ってすぐにでも押したい気持ちを理性で保ちつつ、

ちょっとでも気を紛らわすためにテレビつけて、たしかヒルナンデスを見てた。ぽかぽかやったかもしれん。にこるんがGUかなんかでコーディネートしてた。ヒルナンデスかな。

そしたら昼食を運んできてもらって、
このお腹の痛さで食べれるわけないと思ったけど、この後陣痛きてお産になったら体力持たんかも、と思って、
お箸は手が震えて持てなかったので、手掴みでご飯を食べた。
きゅうりの酢の物が掴みやすかった。

半日くらい過ぎた後、膣から血のようなものがじゃばっと溢れる感覚がしたので、恐る恐るナースコールして聞いてみた。

そしたら、バルーン抜けてるかもね!見てみよう!
ということで見てみたらバルーンは抜けているらしく、子宮口は5センチに開いているとのこと。めっちゃ褒められてえへへ、ってなってた。

バルーン抜くときはどぅるん!って感じですんごい気持ち悪かった。
抜いたバルーン見せてもらったら想像と違って、
確かでっかい水晶玉みたいなのが3つくらいあった。想像と違って透明できれいやった。
3つも入ってたんかい、やばいやん。

この時、とんでもなくしんどかったバルーンを抜いてくれた助産師さんのことが気になる存在になる。
そして後に娘を取り出してくれたのもこの助産師さんだったので、大好きになってしまいます。
なんか親鳥をみて安心するみたいな気持ちでした。知らんけど。

そこから本格的に薬で誘発をかけるも陣痛に繋がらず、継続的に続く痛さでいつの間にか気失ってた。笑

ぱっ!って起きたら助産師さんが立ってて、
「今日は終わりにしよっか。」ということで無念の2日目突入。

待機してくれてた旦那には会えず、色々予定崩れて落胆。
「お母さんの中にまだいたいんやね〜居心地が良いんやね〜」とみなさんに励まされなんとか持ち直す。
その日は痛みも消え去って、普通に寝ました。

2日目、朝から診察に行き、子宮口の確認。
昨日5センチやったのにちょっと縮まってた。
またバルーンの地獄!?と思ってバルーンAgainはあるのか聞いたら、1回そこまで開いてたら、2回目はないとのこと。安堵。

2日目はより効き目がある点滴での誘発剤でした。
コンパスの針みたいなぶっとい針を腕に刺して、とにかく痛いの苦手は私は息も絶え絶え、、
30分ごとにお子の心拍を確認しながら、点滴の量を増やしていく方式。
点滴につけられた装置の液晶に映ってる数字が300超えたあたりから、とんでもなくお腹が痛くなった。
ここから、点滴入ってることとかどうでもよくなって色んな体制で耐える。点滴から血漏れまくり。もうそんなんどうでも良い。
何しても無理で、唯一、Youtubeでみた、白目剥いて舌出して手叩いて耐えるという方法が一番しっくりきた。
これだけはやらんと思ってたけど全然やっちゃった。

そうこうしてたら一人で耐えられる限界が来て、ナースコールで限界と伝える。
恐らくその日、お産が立て込んでるぽくて、まだ耐えてくれるかな〜というゆるふわな回答しかもらえなかった。

一回飲み込んで、しばらく耐えてみたものの、もう声も抑えられない状況だったので、もう一度懇願し、先生が病室に来てくれた。
この辺りでなんとか旦那に連絡。
助産師さんと先生で子宮口の開きを確認して、まだ6センチやけどまあいいでしょう!産まれるまでちょっと時間かかるかもよ!ということで分娩室に移動。
私の脳内では、普通分娩の妊婦さんはこれ以上の痛みを耐えてるということ?神?という気持ちが浮かぶ。

点滴引きながら徒歩で移動して、分娩台に到着した頃には痛みピーク。
事前に練習してた呼吸法も全然できず、痛いぃぃぃいいい!って泣きながら叫んでた。絶対叫ぶことはしないと決めてたのに、全然無理。無理無理。

先生と助産師さんが痛いよね〜息吐いて〜って優しくしてくれて助かった。
共感型の励ましをしてもらるのメンタル的にありがたい。

無痛の準備が整ったようで背中に局所麻酔して、チューブを通してもらった。
この作業が地味に怖かったけど、陣痛が痛過ぎて背中の痛みはほぼ皆無。
麻酔をいれてもらったら、背中に冷たい水がサーッと通っていく感じがした。
このあたりの流れは事前に無痛分娩レポで見てた流れのままやった。
口の中違和感ない?足に痺れない?と何回も聞いてもらい、問題ないことを確認。
麻酔の副作用も懸念していたので特になくて一安心。運が良く感謝。
腕に血圧計をつけていて、締め付けられることで手が動かなくなり、これ大丈夫ですかああ???って必死に聞いてたけど、それは大丈夫!血圧計!って言われた記憶。

麻酔が効いてきて、痛みピークが10やとすると3〜4くらいになって呼吸が整った。
旦那さんきてもらって良いよ〜とのことだったので、待機してくれていた旦那に連絡して、分娩室入室。

第一声は久しぶり!でした。軽っ!
そういえば里帰りしてから1ヶ月会ってなかった。
旦那の、深刻なことを深刻にしない感じが懐かしかった。笑

ここからひたすら3〜4の陣痛を耐える。
さっきよりは格段にましやけど、なかなか時間が長くて辛い。
だんだん恥骨とお尻の骨が痛くなってきて相談したけど、骨の痛みは取れないとのことで、うまくできてるな〜と思った。
麻酔追加するか聞かれるが、陣痛遠のいたりが怖くてこのままいくことにする。
後で考えたらここで追加しなくてほんまによかった。

陣痛の合間に旦那と談笑しながらしばらく耐えていると、子宮口が全開に。
いよいよと思ったけど、無痛の場合はここから数時間かかる人もいるとのこと。
そろそろいきもっか〜とゆるい感じではじまったので、そんな感じ?と思った。

万年便秘持ちの私はいきむの得意だったので、助産師さんに褒めてもらい、
じゃ、しばらく陣痛の波に合わせていきんでてね〜と退室される。
あ、そんな感じ?とまた思いながら、少しでも早く産まれるように毎回必死でいきむ。
なんでかいきんでる最中に旦那が話しかけてくるのと、面白いYoutube見せてきたりするので、なんで?って思った。
いきんでる最中に笑って力抜けたから何回かいきみ無駄にした。笑

数時間経った頃、お股にポンっ!って何かが出てきた感覚があった。
頭出た!?って思って助産師さん呼んだら、卵膜が外に飛び出ているとのこと。
それは初耳。。。と思いながら、卵膜の違和感とともにまたいきみ始める。

そうしたらどんどん何かが出口に近づいている感覚があって、こんな早く出てくるわけないか〜と思いながら一応聞いてみたら、頭がそこまできているとのこと。

急に慌ただしい雰囲気になって、いきむの止めといてね〜って言われて
それは無理やろと思いながらなんとかいきみ逃し。
いきまないと陣痛の痛みが増して、なかなかしんどかった。
旦那の手をにぎにぎしてなんとか耐える。

そうしてる間に隣の分娩室から叫び声が聞こえてきて、やはりお産が立て込んでることを知る。
数分差で隣の分娩室で産まれた赤ちゃんとお母さんと後に授乳室でお会いして話したところ、その方も無痛分娩希望だったが、部屋が空いておらず普通分娩になったとのこと。
それが自分だったかもしれないと思ったらなんとも言えない気持ちになって、どうかそのお母さんと赤ちゃんに幸あれと思ったのでした。

助産師さんが落ち着いた感じで分娩準備をしてくれて、本格的に赤ちゃんを出すフェーズに入った。
記憶では5回くらいしかいきんでないかな?
枕元で野呂佳代みたいな安心感のある助産師さんが素晴らしい!って褒めてくれてめっちゃ頑張れた。

次の波で出すよ〜って言われて、みんなで最後の陣痛を待つも、なかなか来ず。
赤ちゃんも緊張してるね笑 ってなって、ちょっと和んだ。

最後の最後、息の続く限り全力でいきんで、もういいよー息吐いてー
と言われた瞬間、どぅるん!って何かが流れ出す感覚がして、
次の瞬間には目の前に我が子が!!!
すぐに泣いてくれて本当に安心。

お腹にシーツを引いてもらって、目の前に赤ちゃんを置いてもらった。
想像以上にとんでもなく可愛くて、長い間お腹の中で頑張ってくれたことに感謝が溢れて、勝手に涙が出てました。

赤ちゃん検査したりなんやかんやして、旦那が赤ちゃん抱っこしてる間に会陰縫合してもらってた気がする。

私がお産で1番恐れていたのが会陰縫合だったので、麻酔が効いてて痛くなくて、本当に助かった。
想像以上に長いことお股が縫われていたので、必死に気を紛らわすように旦那と話してた笑

赤ちゃんをタオルに包んで隣に置いてくれて、写真撮影などをした。
私の泣きすぎてびちょびちょの顔を助産師さんが拭いてくれた。
いやそこは旦那が拭くのでは…?と思ったけど親鳥の助産師さんやったからちょっと嬉しかった。

2時間安静とのことだったので、赤ちゃん抱きながら旦那とお喋り。
気づいたら分娩室に入って6時間くらい経ってたかな?
旦那も長丁場お疲れ様でした。

旦那さん帰って、赤ちゃん預けて、今日はお風呂に入れないとのことだったので温タオルで体を拭いてもらった。

トイレ行ってみてくれる?と言われ、
今さっき縫われたばっかのお股から尿出すの…?と思ってビビりながらトイレへ。
痛くて怖いとかじゃなくて、全く出なかった。
お股の感覚がない。

出ませんでした!と伝えたら、助産師さんが神妙な面持ちになって、導尿しよっか!
とのことで導尿してもらう。
尿を出せたかどうかで病室に戻れるかが決まるようだった。

さっき縫ったばっかのお股に管入れるん!?って再び怯えたけど、そういえばお股の感覚がなかったので全然余裕でした。

やっと病室に戻れるということで立ち上がり、歩いて病室へ。
数歩歩いたあたりで貧血になってることに気づいて、吐き気おさえながら歩いた。

産後に用意してもらってた病室はホテルみたいに綺麗で嬉しかった〜課金してよかった〜

アドレナリンで寝れないかもやけど、なるべくゆっくり寝てね、と言ってもらい、助産師さんさよなら。時刻は23時半くらいやったかな?

貧血でふらふらのため、食べ物をあさる。
旦那が買ってきてくれたウィダーインゼリー鉄分入りがあって、まさに今飲むべき飲料すぎて神かと思った。

アドレナリンとやらはもうどっかに行ってて、気絶するように寝ました。

翌朝目を開けたら、親鳥さんが目の前に!
あ、そっか、ここはホテルみたいな部屋やけど病室であって、助産師さんは勝手に出入りできるんか…と思いつつ、体調確認の質問に答える。

そうしたら、やっと腕に刺さってたコンパスの針を抜けると言うことで、めちゃくちゃ嬉しかった。

この親鳥助産師さんはいつも私を苦しみから解放してくれるからどんどん好きになってしまう。。。

点滴を抜いて、2日ぶりに装備品がゼロになりました。

喜んだのも束の間、立ち上がったら麻酔切れててお股激痛、4時間いきんだ体は筋肉痛でバキバキ。

でも、無事に娘が産まれてくれた嬉しさと達成感で痛さも受け入れられた気がします。

その後の面会でお産ぶりに会った我が子はふわふわで良い匂いがして可愛すぎたなぁ。
ほんまにありがとうね。ようこそ世界!
楽しく生きようね!

お股は産後2週間以上経った今でも痛いです。
まだ血でます。
頭はいてぇわ腰はいてぇわ倦怠感やばいわ、時々産後の体調不良に嫌になるけど、
健やかに寝てる我が子を見ると、あーよかったなぁ〜〜って思えます。

私は無痛分娩を選んだけど、誘発剤が子供に負荷をかけたり、なかなか出てこなくて吸引分娩になったり、色々リスクはあったと思うなか、
特にヒヤッとする出来事もなく産まれてきてくれて本当に感謝したいな。

最近寝てくれへんし絶賛寝不足やけど毎秒大好きよ!!!!
むぎゅーーーってハグしたいからはやく大きくなってくれよな!!
新生児のあなたを目に焼き付けます!
どうか健やかに育ってね。
母は楽しみながら頑張ります。










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