見出し画像

生態系について(自然栽培)

なぜ、生態系という言葉と自然栽培が結びつくかについて語っていきます。
今回は、そのうち「生態系」の考え方を書きます。

まず、「自然栽培」についてですが、大まかには「農薬も肥料も使用せず、基本的には耕さない」栽培方法です。(一時期「ソバージュ栽培」なんてオシャレな呼び方もされていたような気がします。)オカルト的だという指摘がありそうですね。。。私も、実験したこともなければ見たこともないので否定はしません。ですが、興味深いものです。

生態系の構成要素としては、大きくこちらのように分かれます。
 1 炭素
 2 水
 3 エネルギー
 4 環境条件(実際には1~3に含まれますが、分けた方がイメージしやすいと思います。)
いきなり、面倒な言葉が出てきましたね。。。置き換えてみましょう。

 1 炭素 → 栄養分と生物自体(木の幹や動物など)のことです
 2 水  → そのまま、雨や地下水、川の水、海、雲などのことです
 3 エネルギー→日光や風、燃料のことです
 4 環境条件 → 実際には1~3の条件によって形作られますが、気温や湿度、降水量や風の強さ等のことです

なんだか大雑把なので各方面を敵に回しそうですが、「生態系」を考えるときは、この4個の条件がキーになります。もちろん、食べる・食べられる、種類の多様性など、他の条件もありますが、それは、この4この条件をより細かく見たときに見えてくる内容になります。

この4個の条件のうち、人間が関与しやすいものは何でしょうか。
そのまま順番に 炭素、水、エネルギー、環境条件 になると私は思っています。(学術的な論文ではないので、「感想」を使って進めていくことをお赦しください。)

炭素、についてはイメージしやすいと思います。そのまま、林業でしたり、農業でしたり、都市開発(元々存在していた動植物を排除して人間の居場所を造る)になります。

水、については、ダムや堤防で人間が関与しています。細かく見ると農業も関与していますが、一旦、そういうことにしてください。また、中国や欧米では人工降雨の研究も行われているようですが、これを書いている時点(2023年10月)では現実的ではないようです。

エネルギーについては、人間は殆ど関与できません。せいぜい、化石燃料を採掘する程度ですが、「生態系」の中で利用されているエネルギーとは別のものになります。

環境条件、についても、人間が関与することは難しいです。実際には、林業、農業、ダム、堤防などで関わっていますが、生態系の観点で見ると一部の内容になり、環境全体をコントロールするほどの力は、今のところ持っていません。

そうなると、「私」が関与して大きな影響を与えられるものは何か。
環境条件とエネルギーはちょっと人間の範囲を超えているような気がします。
水についても、関与していると言えば関与していますが、何を行うかの決定は政治的に行われるので直接的に関与することは難しいです。。。
そうなると、残ったものは「炭素」になります。これであれば、林業や農業の形での関与が可能であり、しかも「大きな効果」を残すことができます。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?