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一夜漬けから脱脚!継続する習慣を身につける計画の立て方

こんにちは、おがくずにゃんこです。

突然ですが皆さんは、コツコツ積み上げる習慣を手にしたい!と思うことはありませんか?

しかし現実はそう簡単にいきません。

資格試験のために勉強をしなければいけないのに、気づいたら当日になっていた…
1ヶ月前から締切がわかっている仕事があるのに、結局完成が前日になってしまった…


そんな皆さんに朗報です!

小学生の頃から夏休みの宿題は直前に慌てて終わらせていて、試験直前に一夜漬けするスタイルをずっと続けていた私が辿り着いた、期日まで勉強する習慣を身につける計画の立て方を伝授します。そしてこのやり方は学生の試験勉強や受験勉強、社会人の締め切りがある仕事や資格のための勉強など、幅広いタスクに応用できます。

先に断っておくと、この方法で一夜漬けを脱却できるかはあなた次第です。しかしこの方法によって、確実に期日までにやるべきことを終わらせることができるようになります。Notionを活用した具体例を交えて説明するので、ぜひ参考にしてみてください。

ポイントを先にお伝えします。私はこれをコツコツ型と対極にある、スパイク型人間の戦略と名付けたいと思います。

  1. ゴールは何か?なぜそれを達成する必要があるのか?自分が納得する明確な理由を紙に書いて意識する

  2. 必要なタスクを洗い出し、一夜漬けで終わらせられる量に分割する

  3. 分割したまとまりごとに期日を設け、必ず通知が届くようにする

順番に詳しく解説していきます。


納得できる目的を可視化する

何事も目的からといいますが、そもそも一点の曇りもない目的意識を持っている人は滅多にいないと思います。

現代日本に生きる私たちは生死の境で生きていないため、漫画のキャラクターのように必死になること自体が稀です。そのため「自分にとって納得できる目的」というのは、絶対に実現しなければならない、何がなんでも世の中から駆逐するという強い意志が必要というわけではありません。

ただし、自分がそのタスクに取り組むことに対する説得力のある理由というのは必要です。

例えば期末試験に向けた勉強でいえば、「学年で1番になる」であったり「赤点を取らない最低限の点数を取る」というのは一見説得力があるように見えます。

しかしそれは、本当に自分が納得している目標でしょうか?学年で1番になるという目標が親から言われていることだったとしたら、それは自分ごとになりきっていないため、勉強のモチベーション維持には繋がらないかもしれません。それに1番になったことで、何が満たされるのでしょうか。


そこで、自分が心の底から楽しさや達成感を感じられる目的を設定するのが重要です。

一番分かりやすいのはお金です。資格を取れば昇給するというのは明確なモチベーションになります。

試験勉強なら、学年1位を取ったらゲームを買ってもらうのも良い手です。これは内発的動機づけではないので良くないという意見もありますが、内発的動機が無い状況では有効だと思います。私も最初はゲームを買ってもらい、そこから自信がついて勉強ができるようになりました。

目的についてかなり長くなってしまいましたが、とにかく自分が納得できていないことには始まりません。

もしかすると今まで挫折してきたのは、この目的意識に問題があったからかもしれません。人間の能力差というものは存在しますが、自分はできないと思い込んでいるうちに、「能力」だけでなく「モチベーション」まで削ぎ落とされてきたのではないでしょうか。しかし自分自身の目的があれば、他人がどうとかは関係なく、後は自分自身との戦いです。周囲に惑わされることなく、自分の信じた道(タスク)を続けていきましょう。

目標意識は全ての土台となっているため、次章以降のテクニックもここがしっかりしていないと活かされません。まずはしっかり考える時間を取りましょう。


計画のポイント

ここからが私の編み出した計画法に関する話です。

目的が決まったら、次にタスクの洗い出しです。勉強であれば教科書や問題集の範囲、仕事であれば細かいタスクについて全て洗い出し、道筋(ロードマップ)を考えましょう。

重要なのはざっくりで良いので所要時間も見積もることです。この時間をもとに、洗い出したタスクを1週間単位で分割していきます。

この1週間でまとめるタスクの分量について、できるだけ「確実に終われる分量」+「8時間で終われる分量」にしましょう。


次に締切や試験当日までの時間軸を1週間単位のスパンで分割します。個人的には後で説明する1夜漬けが最悪実施できる、日曜始まりの土曜終わりがおすすめです。この分割作業により、何週間残されているのか把握することができると思います。あまりにも期限まで短いときは、3日などのスパンにするのもアリです。

そして洗い出したタスクについてできれば余裕を持たせた状態で配分していきます。理想的には「確実に終われる分量」+「8時間」です。

例えば1週間で2時間は確実にできるなら、合計は10時間です。そうすると週始めに、10時間分のタスクを今週のTODOに移しましょう。

Notionを用いたリストの例。一番左のカラムは目標で、二番目が今週のTODOとして10時間分のタスクをリストアップしている。それ以外のタスクは三番目、完了したタスクは四番目に移動する


さて、ここが最重要です。先ほど分解した1週間分の分量は、一夜漬けしてでもその週の内に終わらせましょう

というのも、タスクが終わらず目的も達成できない最大の要因は、終盤にタスクが溜まりすぎて捌ききれなくなり、パンクしてしまうことが最大の要因です。

これを回避するには毎日コツコツやるのが1番ですが、それができないなら、1週間など短いスパンで少なくとも1日は頑張ることが重要です。

私はこれをコツコツ型の対義語として、スパイク型と名付けたいところです(すでに似たようなことを誰か言ってそうですね)。

ただスパイク型の場合、計画した段階ではこのように意気込んでいても、実際に取り掛かろうとする段階では忘れてしまったり、結局期日を守れず諦めてしまうことも多いです。そこで次章では、計画を守るための工夫ポイントについて説明します。


計画を守り目的を達成するためのポイント

具体的な計画を作っても、それを達成できなければ意味はありません。絵に描いた餅という言葉もありますが、理想を描いたとしてもそれを達成するのは想像より困難です。

しかし、自分が立てた計画を実現するために工夫することはできます。以下では3つのポイントを紹介します。


1. タスク管理ツールで通知を設定する

常日頃目標を意識していては、気持ちばかりが焦って空回りしてしまいます。1週間のスパンの最終日にスマホへ通知してもらい、忘れないようにしましょう。

以下ではNotionを使った例ですが、通知を設定する方法を説明します。

まずはリマインドを設定したいタスクのページを開きます。
「@」を入力すると、次のように「ユーザー、ページ、日付をメンションする…」という推奨されるアクション一覧がポップアップします。

画面に沿って日付をメンションすると、次のようにリマインドを設定できます。期限とリマインドのタイミングの両方を細かく設定できます。

設定すると次のように、ページ上にリマインダーの記載がされます。


2. 机周りは綺麗にする

これは言わずもがなかもしれませんが、勉強を開始するとき他のものが目に付くと気が散ってしまいます。この影響は無意識下でとても大きく、物理的に遠ざけておくのがベターです。

スマホを無意識に触ってしまわないよう、ロックツールを利用するのも有効です。


3. 計画通りに行かなくても慌てず軌道修正する

言うは易し、やるは難しだと思いますが、できるだけ素早い判断ができれば手遅れにならずに済みます。具体的には1. で述べた通知が届いたタイミングで無理な場合は予定をずらしましょう。

そもそも計画の時点で余裕を持たせたほうがいいのはこのためです。しかし余裕がない場合は、、、目標と天秤にかけて、覚悟を決めましょう。


おわりに

今回は私の経験則を基に、タスク管理の新しい方法を紹介させていただきました。

世の中タスク管理=コツコツというメソッドが多い中、現実的な方法を自分なりに模索してきたつもりです。

この記事はかなり集大成ではありますが、私自身もまだまだ途上なため、これからも良い方法があれば紹介していきます。

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