おがくずにゃんこ

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限界にゃんちゃってエンジニアなにゃんこです。 人の形を保っていた頃の激務により猫化しました。 ChatGPT、webアプリケーションなどテクノロジーの実験場を目指していますが、生き方に関する話多めです。 フォローよろしくだにゃん!

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  • 成長するかもしれない妄言録

    こうすると上手くいく。そんな話を聞いたり読んだりしても、思った通りにいかないことがほとんどです。圧倒的成長、素晴らしい成果、確実な収入を保障しません。

  • 【初級】日常で使えるテクノロジー紹介

    あなたのデジタルライフを便利にするツールや使い方を紹介します。初級編では、プログラミングは一切不要で、会員登録すれば使えるサービスを中心に紹介します。

  • 【上級】日常で使えるテクノロジー紹介

    あなたのデジタルライフを便利にするツールや使い方を紹介します。上級編ではちょこっとプログラミングをすれば使えるテクニックを中心に紹介します。Hello World!

  • お金にならない妄言録

    情報商材、キラキラ転職、圧倒的成長… 資本主義に根ざした、カネの匂いがする者達。それらとは一線を画し、学び続け、本質を見つめようとする中で発見した妄想虚言をまとめています。

最近の記事

超自然的現象を個人が受け入れる日はくるのか ※映画:オッペンハイマーの感想など

作:おがくずにゃんこ 超自然的、という言葉がある。 人智を超越した、人間の理解を超えた存在のことをいう。 1945年。人類は一つの超自然的存在を扱う力を手に入れた。 だがしかし、人類の心、文化、魂は、その力を本当に「扱える」領域に達していたのだろうかーー カバー写真は、そんな果てしない葛藤を孤独に抱える、一人の物理学者を描く作品である。 公開からかなり時間が経ってしまった。しかしどうしても「超自然的」というテーマについて書きたくなったので、筆を取る。この先はネタバレ

    • スキルアップの虚しさを埋めるには

      作:おがくずにゃんこ ※本記事は無料で最後まで読むことができます タイトルに使わせてもらったが、「スキルアップ」という言葉は嫌いだ。 「新入社員の皆さん、ぜひ早いうちからスキルアップして、第一線で活躍してください」 「これからの時代はプログラミング!あなたもスキルアップして年収UPを目指しましょう!」 とか、ゲームのレベルアップみたいな気楽さでスキルアップを推奨してくる人で溢れかえっている。 しかしながら、スキルアップした先には何が待っているのだろうか。 最も典型的な

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      • エンジニアとして伸びる人・伸びない人の差を独断と偏見でまとめてみる

        こんにちは、おがくずにゃんこです。 今回はITの話題ですが、これまであえて踏み込んでこなかった話をします。 遺伝か環境かというのはよく議論されるテーマですが、ITエンジニアという職業に関しては、向いている気質や性格というのは明確に存在します。 これは私がIT系企業に10年弱勤める中で、様々なタイプのエンジニアと接してきて達した結論です。「この人伸びるな」と感じた人は数年後確実に化けますし、逆に「この人ぱっとしないな」と感じた人の評判を聞くことはありません。 主観的な話

        • OpenAI vs Anthropic - 思想の違いとAI覇権を巡る戦い

          こんにちは、おがくずにゃんこです。 ※本記事は無料で全文読めます。もし面白ければ最後にコーヒー一杯分ほど寄付いただけると励みになります。 この記事では珍しく生成AIに関する話題について。 最早日本人でも知らない人は居ないのではないかというほど名の知れた「ChatGPT」と、最近にわかに知名度を上げている「Claude」について、それぞれの運営企業が持つ思想を解説します。 Claudeの成り立ちは想像以上に興味深かったです。最も重要なのは、Claudeを作っているAnthr

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        超自然的現象を個人が受け入れる日はくるのか ※映画:オッペンハイマーの感想など

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        記事

          Macbookのセットアップにワクワクする

          吾輩はおがくずにゃんこである。 慣れない口調で書き始めるのは、その方が味があるとなんとなく思ったからである。 さっそくの本題だが、初期設定というのはワクワクするプロセスである。 新しいPC、新しいスマホ、その他諸々のデバイスたち。 大枚はたいて買っちゃった、という興奮は混じっていると思うが設定をいじるだけでワクワクする。 話が逸れるが、何かを買って興奮するのは、獲物を捉えると興奮する脳の報酬系が現代にも残っているせいだとか。つまりショッピングというのは現代のハンティン

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          Macbookのセットアップにワクワクする

          ワクワクとはアンバランスである

          こんにちは、おがくずにゃんこです。 皆さんは最近ワクワクしたことはありますか?アラサーのにゃんこは美味しいラーメンに出会ったときくらいしかワクワクしなくなってしまいました(笑) そんなワクワク感ですが、ラーメン界のバイブル「ラーメン発見伝」シリーズにおいては、次のように考察されています。 このような「悟り」を得たラーメン才遊記の主人公・塩見ゆとりは一皮向け、それまでは感覚的に駆使していた自身の料理スキルを意識的に活用し、より洗練されたラーメンを生み出すことに成功しました

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          退路を断つ覚悟の強さ

          こんにちは、おがくずにゃんこです。 ※本記事は無料で全文読めます。もし面白ければ最後にコーヒー一杯分ほど寄付いただけると励みになります。 皆さんも、「この人は何で起業みたいな凄いことにチャレンジできてるんだ」という人に会ったことがあると思います。 今回はそういう人たちが持つ「強さ」について、独断と偏見で説明します。 何かしらの常人では真似できないような成果を挙げている人というのは、ごく稀に頭が良く計算で動いている人もいますが、共通して「退路を断っている」ように思います。

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          IT業界志望の学生に向けて: 就活の最善戦略

          こんにちは、おがくずにゃんこです。 ※本記事は無料で全文読めます。もし参考になれば最後にコーヒー一杯分ほど寄付いただけると励みになります。 あまりアピールしてないですが、おがくずにゃんこは匿名で活動しているものの、それなりのJTCで働いていた経験があります。にゃんちゃってエンジニアであり、現役のITコンサルタントです。 最近は「VUCAの時代」という表現に代表されるように不確実性の高い世の中であり、日本国内でもITバブルの収束が見られるなど、就職活動では難しい選択を迫られ

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          初心者でも簡単にPythonプログラムを共有する方法3選

          こんにちは、おがくずにゃんこです。 ※本記事は無料で全文読めます。もし参考になれば最後にコーヒー一杯分ほど寄付いただけると励みになります。 プログラミングのハードルは年々下がっていますが、皆さん楽しめていますか? 指定したファイル名へ一括変換するプログラムや、昨日の売上に関するちょっとした分析レポートのプログラムなど、日常のタスクを簡単にするプログラムというのは意外と誰でも簡単に作成できます。 しかし共有するとなると、たとえ数行のコードだったとしても、越えなければならな

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          自分の中の選択肢に「殴る」や「死ぬ」が入り込んでしまう気がするんだよ

          こんにちは、おがくずにゃんこです。 ※本記事は無料で全文読めます。もし面白ければ最後にコーヒー一杯分ほど寄付いただけると励みになります。 今回は「生き方」に関する話です。 最近印象的だったポストに、次のようなものがありました。 元ネタはこちらのようです。 ぐんぴぃさんの回答は質問者に寄り添っていて、何より「コマンドが表示される」という表現が共感できました。 この例ではイライラしたときに「殴る」という選択肢がある、ということでしたが、もっと極端に「殺す」という選択肢が入

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          人間の一生はAIによって予測できる!と言うのはまだ早すぎるかもしれない

          こんにちは、おがくずにゃんこです。 ※本記事は無料で全文読めます。もし参考になりましたら最後にコーヒー一杯分ほど寄付いただけると励みになります。 今回は学術記事の紹介です。 少し前にX (旧Twitter) を賑わせた記事なのですが、実際のところどのくらい凄いのか気になったので原文を読んでみることにしました。 論文自体が非常に面白く、なんとあのChatGPTに着想を得た部分もあるということで、論文の概要と個人的な考察をまとめたいと思います。原文は以下のarXivからアク

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          2024年以降の未来予想:過去と未来は混じりあい、現代という混沌を紡ぎ続ける

          こんにちは、おがくずにゃんこです。 ※本記事は無料で全文読めます。もし面白ければ最後にコーヒー一杯分ほど寄付いただけると励みになります。 やってきました、年末年始恒例となっている未来予想の記事でございます。2024年のおがくずにゃんこが考える、生成AIをはじめとするテクノロジーの進展、ブレインテックの未来、そこから生まれる近未来の文化について解説します。 2023年はこちらです。 2022年はこちらです。 未来予想は好きで書いているのですが、少し先の未来について、なる

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          ネガティブ・ケイパビリティを巡る脳内会談

          こんにちは、おがくずにゃんこです。 わからないことは、わからないままにしていい。 そんな世界になれば、優しい世界に近づくのではないかと思い手に取った一冊があります。 こちらの本について「わかりやすい」感想を伝えるのはなんか違うのではないか、ということで、突如脳内で巻き起こった3人の対話を通して内容を伝えてみたいと思います。登場人物は以下の3人です。 3人のネガティブ・ケイパビリティを巡る対話をお楽しみください―― マサル:というわけで、今日はネガティブ・ケイパビリテ

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          ChatGPT (v3.5) とGoogle Bardをプログラミングタスクの教示性能で比較してみた

          こんにちは、おがくずにゃんこです。 久しぶりにプログラミングの話題です。 皆さんはOpenAI社が提供する生成AI、ChatGPTを試しましたでしょうか。私はもう、彼(彼女?)無しにはプログラミングできない人間になってしまいましたが、やはりプログラミングに関する知識は豊富だなと感じます。 そしてGoogle Bardですが、こちらはGoogleが独自のモデルで開発した後続の生成AIチャットサービスです。ありがたいことにGoogleアカウントがあれば誰でも使用できます。

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          何かが変わるタイミングというのはスイッチのオンオフのように一瞬で訪れる

          こんにちは、おがくずにゃんこです。 今回は「変化は一瞬」という話をします。個人的な話メインです。 自分語りで恐縮ですが、実は最近仕事が上手くいっていませんでした。 理由はいくつかありますが、環境要因としてはチームメンバーの配置転換があり、一時期味方が居ない状態になったことが大きいです。個人要因としては今の仕事やキャリアに対して疑問を持ち始めたことで、モチベーションが皆無になってしまいました。環境・個人両方の要因が同時に押し寄せたことで、正直仕事が手に付けられない状況でし

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          専門性を高めれば社会課題を解決できるわけではない

          こんにちは、おがくずにゃんこです。 今回は大学生が陥りやすい、専門性の罠について。 議論がエンタメ化し、ひろゆきがバズる昨今においては、研究者という権威の信頼性は人柄やスタンスによるところが大きくなりました。 日本経済はどうすれば良くなるのか? 少子化問題を解決するにはどうしたら良いのか? こうした複数の答えがあり、どの答えが正しいのかもわからないような問いに対して、本当の専門家であれば断言できることは何も無いはずです。 しかし根拠のない「尖った」回答であったり、

          専門性を高めれば社会課題を解決できるわけではない