「美味しそうに食べる姿」に惚れたんだって。
今日、電話ごしに「君のとっても美味しそうに食べる姿を見て、好きになったんだよね」って言われた。
たしかに私は食べる事が何よりも大好きで、「おいしい」と思ったときは「おいしい」をめいいっぱい表現したいと思う。黙々と食べるよりも美味しく感じる気がするから。
なんでそう思うようになったんだっけ。ちょっと思い返してみる。
そうだたしか、「いっぱい食べる君が好き〜♪」のカロリミットのCMだ。これが小学生のときにテレビから流れてきて、CM内の女の子が恋人の前でとっても美味しそうにごはんを頬張るシーンに「私もそんな風に食べたいな」と思ったんだっけ。
あのCMは「体重を気にしてちょっとしかご飯を食べない彼女より、何も気にせずにいっぱい食べる彼女が素敵だよ」という趣旨だった。けれど、私はあのCMを見て「美味しそうにご飯を食べる子って素敵だな」と思ったんだ。
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人に言われた事なかったから、特に何も意識してなかったけど、そんなところ見て「好き」になってくれるなんてなんかすごく嬉しかった。
私はいつも「好きでいる絶対的な確信」がないと恋愛に踏み出せない。まだ20歳なのに「この人との恋愛が最後だ!」と確信を持てるくらいの恋愛したいなどと傲慢な人間である。恋愛小心者である。
そんな私の「好き」になるまでのステップは、
人として好きか→私の性格と相手の性格が合うか→恋愛対象としてみれるか→長く恋人としてやっていけそうか(コレが厄介)→さらに分析→→→「これが最後の恋愛だ!」→交際OK
長い。多い。通過できる奴おるんかコレ。超めんどくさい女やん私。
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年々簡単に人を好きになれない。
最近よく感じることだ。
小学生のときは、ちょっと優しくしてもらっただけでコロッと堕ちていた。掃除の時間にゴミを一緒に捨て行ったとか隣の席で一瞬喋ったとか(ちょろい)
私はもうあの頃の「好き」のなり方は出来ない。無駄にたくさん考えるようになってしまった。
「美味しそうに食べる姿が好き」
彼はとってもピュアな「好き」だった。私のそんなありのままの姿を見ていた。人を査定する私とは大違いだ。
彼が私みたいな「好き」のなり方じゃなくて良かった。
彼の「好き」が正しいのかは分からない。私の性格を見てくれているのかも知らない。
でも嬉しかった。彼のコトバでまた少し自分のことを「好き」になれたし、彼のことをまた少し「好き」になれた気がする。
でもこれから彼と食事するときは意識してしまうな…
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