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#現代詩
わたしの詩集 7 なにもないテーブル
なにもないテーブルを前に
不安を抱くのがあなただとしたら
それすらも大事に思う
じっと空白を見つめる
まぶたは赤く膿む
実は落ちていく
あなたは引き受けようとしてる
待ち望まない
だから苦しい
そんなあなたを誇らしく思う
わたしの詩集 3 発光するぼくら
朝起きると、すべての景色がちがってみえた。
上着をはおって外に出る。
街が呼吸している。
電車に飛び乗った。
家々が過ぎていく。
車窓から、裸ん坊の樹がみえた。
光を受けて、なめらかに輝く。
ぼくは今日、生きる喜びを知った。