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ひとり暮らしの記録 (7.29-8.7 日記)

7月29日(月)

昨晩、京都から東京へ戻ってきた。余韻に浸りたいような、さっと日常に戻りたいような。どちらとも自分で決めないまま、仕事が立て込んできて、強制的に日常に引き戻される。

夕方、コンビニのおにぎりとチキンをもくもくと食べながら、今週の慌ただしさを予感する。

22時、会社を出る。もう10月の投稿企画をしている。さつまいもや南瓜のレシピを調べながら、この夏がどんなふうに終わるのか考える。


7月30日(火)

強烈な日差し。先輩とお客さんの展示会へ伺ってから、恵比寿の香港スパイスヌードル専門店「譚仔三哥(タムジャイサムゴー)」へ。わたしは2辛、先輩は7辛。同じメニューなのに、鶏白湯と担々麺くらい色が違った。

オフィスに戻るか迷ったけれど、暑すぎてそのままカフェで作業。

夜、彼の友人ふたりとご飯へ。彼が東京へ来ているときに紹介してもらって、数人で食事をした。そのときはあまり話せなかったけれど、なんとなく気が合いそうと感じていたから、また会えて嬉しい。終電を逃すほど盛り上がって、涙が出るほど笑った。

ああ楽しかったな、友達ができて嬉しいなと思いながら、深夜の三宿をループで駆けていく。眠るまえ、彼に「素敵な人たちと会わせてくれてありがとう」と送った。


7月31日(水)

藤井風の「Feelin’ Go(o)d」を無限ループしながら仕事。これは仕事が捗るタイプの曲。淡々としたリズムで、ベースがはっきりしていて、だんだん盛り上がっていくような曲。音楽を聴きながら無心で仕事をしている時間が好き。

変な時間にコンビニおにぎりを食べ出すわたしを見て、後輩が「だいぶ忙しそうですね」と心配してくれた。

22時、会社を出る。いつもの同僚とラーメンを食べて帰宅。「冷やしゆず塩鶏そば」が空腹に沁みわたる。半チャーハンも頼めばよかった。人の食べている半チャーハンって、なんであんなに美味しそうに見えるのだろう。


8月1日(木)

夜、お世話になったエンジニアさんの送別会がオフィスで開催されていたので、少しだけ参加。新卒から11年も勤めたそう。わたしのいる業界は入れ替わりが激しいので、10年選手はめずらしい。寂しさと清々しさとが混ざった表情をされていた。帰宅してから一瞬だけ横になろう…と思い、そのまま眠ってしまった。


8月2日(金)

「疲れたからハイカロリーなものを食べよう」と同僚を誘ってデニーズへ。大変なこと、不安なこと、色々あるけれど、ファミレスで一緒にパフェ食べてくれる友達がいるなんて、幸せ者だ。


8月3日(土)

ようやく週末。溜まった洗濯と掃除をして、大混乱だった部屋にようやく静寂が訪れた。お昼ごはんは鶏肉、ズッキーニ、トマトを炒め煮したもの。食べたら眠くなってしまって、ぐっすり眠ってしまう。


8月4日(日)

京都滞在記を書いたり、百瀬文さんの「なめらかな人」を半分くらい読んだりしていたら、あっという間に夕方。

ミニトマトをクミン、オリーブオイル、レモンと塩で和えたマリネと、下味を付けて寝かせていた鶏もも肉を焼いて夕飯にする。のんびりした週末。


8月5日(月)

夏になると、3日に1回くらいの頻度でワンピースを着ている気がする。今日は、数年前にアウトレットで購入したBallseyのワンピースにした。ハイウエストの位置にタックが施してあって、腰周りを華奢に見せてくれるところが好き。だいぶ毛羽立ってきてしまったけれど、ずっとお気に入り。

帰り道、ブラックサンダーアイスのチョコミント味を食べながら、親友と電話。23時に始まったお喋りは、深夜3時まで続いてしまった。


8月6日(火)

オフィスの近い姉と、昼休みにランチ。私たちの会社はなぜか移転のたび同じ場所に引っ越すので、今はふたりとも六本木。

さすがに寝不足だったので、早めに上がる。夕飯は、冷蔵庫のありものでつくる混ぜご飯。細かく刻んだ胡瓜、オクラ、大葉、茗荷、梅、塩昆布を混ぜてみたら、さっぱりして美味しかった。


8月7日(水)

夕方の雷が凄まじかった。

身体も気持ちも、それなりに疲れが溜まってきている。それでも日記を書く。今日を自分の手で掴まえたいから。寝落ちをしそうになりながら、ベッドの上でパソコンを抱えて日記を書く。

この夏、桃をたくさん食べている。



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