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松任谷由実に思う/大流行りだったあの頃は全く好きじゃなかったし聴いてなかったけど

超一流のエンターティメント、観客を楽しませようというプロ意識。観るものを圧倒するパフォーマンス。素晴らしい。非の打ち所がない。正に完璧❣️感動‼️当時の舞台芸術の粋を集めた正に頂点。

ユーミンのステージも今はYouTubeで沢山見られる。まだ昭和後期か平成の初めの頃のものしか見ていないが、圧巻のステージとしか言いようがない。音楽ステージの知恵と上質のセンスを全て注ぎ込んだ、賛美の言葉しか出ないコンサートである。

詩とメロディの調和と相乗効果を誰よりも熟知している。歌われている世界はかなり広く深い。多くのオーディエンスの心をつかむ勘どころを心得ている。大衆性と芸術性のバランス。そのほんのちょっとのさじ加減。絶妙としか言えない。

歌詞に関しては、「日本語で歌う」ということは絶対的な条件としているようだ。短く英語の歌詞は少し入るけど、基本は日本語。言葉の力を存分に利用する。ターゲットは日本国内なのだ。海外進出は視野に入れない。日本語を理解する人に刺さる歌詞しか作らない。


70年代から80年代はユーミンが大ヒットした時代で、アルバムを出せば社会現象とでも言える程の影響力で爆発的に売れていた。ユーミンを聞かない若い女性なんていなかったんじゃないか。しかしみけ子は当時、なぜかユーミンの音楽には馴染めなかった。あの頃ヒットしていた曲を耳にすれば懐かしいとは思うが、その程度だ。

翻って以前少し書いた矢野顕子。YMOの熱心なファンだったこともあり、「ごはんができたよ」はかなり聴き込んだ。2枚組のアルバムだった。

同時期に活躍していた松任谷由実と矢野顕子。彼女ら二人を同列に並べて比べるのはもしかしたらとんでもない間違いなのかも知れない。矢野顕子はユーミンほどは売れてなかったし、ファンも圧倒的にユーミンの方が多いだろうし、音楽性も全く違う。ユーミンは最近でもプロモーションのための露出も多く現在も話題の人である。変化の激しい音楽業界で今も一線で活躍し続けている。驚くべき才能だ。ユーミンは都会に憧れ、背伸びして都会に馴染もうとしていた若い女性の感性にぴったりハマり、大ヒットした曲も多い。

比べて矢野顕子の大ヒット曲は「春咲小紅」ぐらいだろう。ユーミンに比べたらかなり地味なのだ。女性としての生き方も対照的と言えるかも知れない。両方とも早くに結婚はしたけれど(ユーミンは22歳で結婚だから当時は特に早くはないか)、母にならなかったユーミン。坂本美雨も含めて子ども2人の母だった矢野顕子。YMOにライブミュージシャンとして参加していた20代前半時はすでに母親でもあった。この感覚の違いは大きいだろう。若い女性の憧れのオシャレで当時の最先端を行く女性と、かなりの若さで母になった女性と。

ユーミンは常に(都会に)生きる現代女性をターゲットに置いて作詞している感じだ。現代女性の夢や憧れや挫折を中心に据えた曲を作る。それがユーミンが絶大な女性からの支持を得ている要因なのだろう。

その後の運命を左右するような、大事なスポーツの決戦。敗者の視点で描かれた「ノーサイド」や、アフリカの大地で世界を抱きしめたり。かと思うと、この日を最後に別れる事を決めた恋人同士が大雪に降り込められ、未練たらたらの女の心情を歌ったりも出来る。別れを決意した女の、毅然とした態度の裏の揺れ動く心とか(もう愛は始まらない)。多彩だし繊細な感覚で聴くものを虜にする。

彼女には、凡人の自分なんかが想像もつかない視点を持ち、その世界を歌に出来る稀有な才能を持っていた。またそれは、きっとその他の何かを犠牲にしているのかも知れないし、生み出すための血の滲むような苦しみを経ているのだと思う。

おしゃれで憧れの存在で、こうなりたい、と思わせる女性像。でも等身大で「あ、これって私だ❣️」と思わせる巧みな詩の作り。こんな詩の作りなどかなりの才能がないと出来ないよ。

↑すみません、ユーミンはFMから流れるシングルヒット曲程度しか聴いてないので、ちゃんとしたことは分からず、全く的外れのことを書いている可能性もあります。🙏

矢野顕子の「田舎娘」「若くして母になった女性」の方がなんとなく距離感が近かった。どこかに共通点を感じた。そう思っていた20代前半のみけ子でした。

*みけ子のごとき、平凡な人間がちょっと書いてみよう、と思って取り組むには「ユーミン様」はあまりに大きすぎる存在でした。全然まとまり無い文章でお目汚しでした💦  ま、私論ってことで読み流して頂けましたら幸いですm(_ _)m


↓福助くんもごめんなさいって言ってます(笑)








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