市民活動をやっていた時のこと/入念な準備と同時にその場での臨機応変に動く大切さ
基本を最初はそのまま。まずはしっかり想定して考えたことをそのままその通りにやってみる。アレンジや自分流はそれがちゃんと出来てから、だ。
ずうっと前の市民活動をやっていた時のこと。その市民活動では、大勢の参加者を募るシンポジウムや講座を企画して開催することがあった。その会場のセッティングをする時。
市民活動に参加する仲間は、そういったイベントの準備はまるで未経験の人が多かった。会場を借りて準備にはいる時に、演台や演者の座る場所やスクリーンの位置、プロジェクターを置く場所などあらかじめ考えられることは考えて書いて一まとまりのマニュアルにしておく。
あらかじめそれを配布して、当日までに目を通しておいてもらうように伝えておく。(ま、配布しておいても見もしない人も多いけど💦)
その説明書のマニュアルを手に、軽くミーティングをしてからセッティングにかかる。
イベント当日はいくら時間に余裕を持って準備にかかったとしても、現場ではアタフタしてしまう。マニュアルを渡しておけば時短にもなるし、言葉で書いてあれば渡した人たちには同じ質で思いを分配できる。(理解度に多少の差があったとしても)質問を受けても「その説明書きの真ん中辺りに書いてます。その通りにお願いします」と言うことも出来る。
そして事前に配布したマニュアルを当日忘れて来る人も想定して、マニュアルは多めにコピーしておくことも必要だ。
しかし実際に机や椅子・演台を置くと頭の中で考えていたことと実際にはちょっとしたズレというか、不具合が見えてくる。
この位置に演台だとスクリーンを使う時に邪魔にならないか、とか舞台と客席の位置が近すぎないかとか。その場合は一旦、予定通りに椅子やテーブルなどをセットした後で調整する。
頭の中だけで考えていた事とはズレがあるのは当たり前だから。
実際にやってみて、不具合があったら微調整する。そしてその変えた部分を周囲にも知らせ、時間があるならば仲間同士で協議してより良いやり方に修正して行くのだ。
言葉で言うと簡単だけど、実際に現場で複数の人間で一つのことをやろうとしている時に滞りなく行くとは限らない。
やっぱりそう言うのは場数を踏まないと直ぐに出来る事ではないのだ。
基本にはひとまず忠実に、そして現場で不具合があれば修正して行く。周囲の意見に耳を傾けた上で一番良い方法に落とし所を見つける。
簡単ではないけれど、いつもそれを頭に置いて「より良いモノを作り上げよう」と言う前向きな気持ちがあればきっと物事は良い方向に進む、と信じたいね。
あとはね、その場を仕切るリーダーが仲間からどの程度信頼されているか、という事も大きく関わってくるだろう。上手く意見調整も出来ず、団体内では意見を無理に通そうとしがちだった自分。過去のそんな自分を思い出して、今も時々頭を抱えたくなる気持ちになったりするわ ○| ̄|_
何ごともそういう場を潜り抜けて経験しないと分からないんだよね〜💦
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