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最悪の状態から組み立てる

こんにちは!

プロファシリテーターの村上と申します。
以後宜しくお願いします🙇‍♂️

noteでは、徒然なるままに日頃考えていること、感じたことを日記のようにアウトプットしていきたいと考えています。

ある事業部の予算を検討しています。
現状分析から目標を設定していきます。利益から積み上げ考えていくのですが、その際に、収益目標と費用目標、製造原価の目標を検討します。

よくある予算の組み立てとして、昨対を取り入れて、比較しておおよその目標数値を決定します。
そこで、よくやってしまうことは、数字合わせになってしまうこと。

利益から費用を積み重ねて、原価、収益を計算していきます。そして、昨対の数値と比較すると、大きく乖離があることがあります。
そこで、それぞれの項目を当たり障りの無いように修正して、予算としてしまいます。

果たしてそれで良いのでしょうか?
経営する側としたら、良い数字を見るよりも、実際のギャップを早い段階で認識できた方が良いに決まっています。
なので、費用や原価といった支出の目標に関しては、最悪を想定した予算を組むことが大切です。

そして、それを踏まえて収益を組み立てていきます。

安全圏の目標は、本質的には目標ではなく見せかけ。それでは、終始不安定な予算に一喜一憂する必要が出てきます。
それでは、意味がありません。
もちろん、予算を低く見積り、その範囲内に抑えるという方法も良いかもしれません。しかし、パワーコストまで落としてしまうことは良くあります。
収益に直結する変動費に近いものを見誤ること。それは現状分析の不足がそうさせるのですが、数字合わせになると、それが顕著に現れます。

目的によってはそれでも良いと思いますが、リスクを想定した多少厚めの予算を組み、それに合わせた収益目標を検討します。

多少のイレギュラーにも対応することが可能となり、かつ収益へ貪欲に取り組む姿勢を生むことができます。
その貪欲さや真剣さを生まない予算は、生産性はなかなか上がらないのでは、と思っています。

この辺りも、「目標設定会議」のファシリテーターとして、目線を変えて、意識を変える取り組みをしていこうと思います。

最後までお読みいただき、
ありがとうございました!

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