見出し画像

犬と新聞

こんにちはRです。 はい、犬の方です。

「犬と新聞」なんてタイトルを見るとまるで僕が毎朝新聞を咥えて運んでいるお利口なワンちゃんみたいだけど、残念ながら違うんです。

母さんが新聞を朗読しているというのはずっと前に猫のクレイが言っていたと思うんだけどその朗読がこの頃止まっていたんだ。
何だかねぇ、記事を読み上げる気がしないんだって。

それで代わりに新聞の「家庭欄」というところを朗読しているらしい。
曰く「青椒肉絲の作り方」とか「匂わない室内干しの方法」とかをブツブツ読み上げているのだけど、そういうのはどうも抑揚をつけ難いらしい。
・・僕もクレイもそのブツブツを聞いているだけで即寝落ちしてます。

しかし最近は「人生相談」というやつに嵌っているらしく「〇〇先生の回答はなかなか鋭い」「△△先生のはまるで美しい小説を読んでいるようだ」とかうるさい、うるさい。

人生相談というのは人間が何か困ったことを物知りの人間に相談することらしい。
・・人間もいろいろと大変だね。
だけど犬も結構大変なんだよ。 犬も群社会だから。

今もね、仲間内で誰が一番上か! 〜なんて事で揉めてるよ。
僕に言わすとご先祖さまの時代じゃあるまいしそんな事どうでもいいじゃないという感じ。誰かが争っているってほんとに疲れるよ。

その点、猫はいいよね。
小さな自分だけの世界で満足できるんだから。
僕たちがみんな猫みたいになればきっとのんびりしたいい世界になると思うよ。


この記事が参加している募集

猫のいるしあわせ