怒りの奥にある「わかってもらえない寂しさ」
年少さんの息子。
第二子出産に向けて里帰り中で、ばあばと過ごすことも増えました。
こんな二人のやり取りがありました。
じいじに買ってもらったガチャガチャのおもちゃ。
簡単な組み立てが必要で、買ってすぐに組み立てて遊びました。しかし、家に持って帰るまでにパーツが外れてしまい、バラバラの状態に…。
そのおもちゃを家でばあばと組み立てて遊ぼうとした息子。
息子は完成形を知っていたのですが、ばあばはそれを知らない。
ばあばは想像でこうだよと言っていたのですが、息子は
「ちがう!こっち」
と説明しても、ばあばも曲げず
「違うよ、こうだよ」
とお互いに譲らない(苦笑)
そのやりとりを何度か繰り返しているうちに、息子は
「ばあば、嫌い!!!」
と叫んで怒り出し、ばあばをたたき出した💦
そして、わ~わ~泣き出して収集がつかない状態となりました。
そんな二人のやりとりを別の部屋で聞いていたのですが、さすがにまずいと思って、息子の元へ行きました。
ぎゅーと抱きしめても、
「もうやだ、ばあば嫌い!!!」
と泣いて叫び続ける息子。
そんな息子に、
「ばあばに言ってもわかってくれなくて、悔しかったの?」
「ずっと、違うって言ってたのに、わかってもらえなくて嫌だったの」
と声を掛けたら、す~っと怒りが収まり落ち着きました。
これって、大人でも(もちろん私も日常的に)あるなと思いました。
どう説明しても、訴えても伝わらない。
そうなると、怒りで表現するしかないんですよね。
というか、どう表現したらいいか他の手段を知らないから、「怒る」という手段しかなくなってしまう。
でも、誰かが自分の気持ちに気づいてくれた、わかってくれたと思えると、この日の息子のようにす~っと怒りが引いていく。
心理学を学んで怒りは第二感情で、その奥に本当の気持ちがあることを知っていたからこそ、息子の気持ちに寄り添えた。
改めて、心の仕組みを学んでおいてよかったなと思えた出来事でした。
Today's point
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怒りの奥にある
気持ちに寄り添う・代弁してあげる
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