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我が悲しきコリアンダー問題

世界には様々な料理があり、日本で馴染みのある食材ですら、調理方法が違えば、未知の味に大変身します。食はその地域の文化や風土を知るのにとても大切な要素です。だから私は極力、現地のものを味わうように心がけています。

と、ちょっといい感じに自論を述べてみたのですが、ここで困ったことがあるのです。
それが、

コリアンダー問題

羊の脳みそなど見た目から怪しい雰囲気を醸し出しているとか、運ばれてきた瞬間に異臭を放つ料理であれば、こちらも身構えることができるのですが、(それでも少しはつまみますが、)コリアンダーは、かなりの曲者で、タチが悪い。
と言うのも、パセリっぽく煮込み料理なんかにほぼ目につかないぐらいの大きさで潜んでいて、口に入れた瞬間、

わしや〜👻

と自己主張してくるのです。

コリアンダーが大好き!と言う人には、大袈裟に聞こえるでしょうが、あの風味が舌に触れた途端、この世の終わりのようにゲンナリしてしまいます。

最近の研究によると、コリアンダーが苦手な人には、OR6A2遺伝子というのが変異を起こしているらしく、遺伝子レベルで好きにはなれないそうです。

どおりで、いくら食べてもカメムシの味にしか感じないわけです。(かめ虫食べたことないけど)

そんなわけで、絶対にコリアンダーとは仲良くなれそうにない私ですが、神経質になって注文のたびに
「コリアンダーは入っていますか?」
「微塵も入れないでください!」
と言うようなことはしないので、時々気を抜いた頃に、奴の襲撃にあってしまうのです。
恐るべし、コリアンダー☠️

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