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巡礼の一日

巡礼路を毎日どれぐらいの距離、どれだけの時間歩くのかは人それぞれです。現在はガイドブックやアプリ、ネットで様々な情報が得られるので、それらを参考に日程を組みます。
巡礼路は必ず一気に歩ききらなければならないわけではありません。長期休暇のたびに少しずつ巡礼路を歩いている人や、10年かけて踏破する人など、みなさん自分の生活スタイルにあわせて歩いています。

では実際どんな毎日を送っているのか。
私の場合、
真夏の今は、昼下がりの猛暑を避けたいので早朝に歩き始め、一日に歩く距離を18〜30㎞ぐらいに設定し、
長い距離を歩いた次の日は緩めて、短い距離を歩くようにしています。

例えば、28㎞歩いた日は以下のとおり。
5:40起床
朝食・身支度
6:40出発
9:30休憩
10:40休憩
11:30休憩
12:30休憩
13:00宿着
シャワー・洗濯
食事及び自由時間
21:00就寝

朝一、体力があって涼しいうちに10㎞前後歩いてから休憩を取る。あとは1時間おきぐらいに休んで水分補給をします。

歩いている間、食事は摂りません。
前述の日は朝食付きの宿に泊まったので食べてからの出発でしたが、何も食べずに水分だけ摂って歩き始めることもあります。

道端で木苺や無花果や林檎が実っているのをみつけたら、ラッキー!思わず頬張ってしまいます^ ^

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日中食べない分、夕食はしっかりたっぷりいただきます。出されたものは何でも食べるし、お代わりだって断りません。

巡礼は何と言っても体力勝負。毎日歩き続けるために、何を食べるかはとても大切です。だからと言って頭でっかちになって、どんな栄養をどれだけ摂って、何カロリー摂取すべきかなんて考えません。ある程度、自分の身体に必要な食材を念頭に入れながら、食べたいものを食べる!
夕食を用意していただける宿では、美味しいフランスの家庭料理を存分に味わい、自炊の日は、お肉と野菜をたっぷり食す。そしてたまに、ストレス発散も兼ねて、ポテトチップスやカップ麺などを食べる、ジャンクフードDayを楽しみます。

遠い目的地へ向けてひたすら歩く巡礼の日々は、していることは単純ですが、思慮が深められ、感覚や思考が研ぎ澄まされていくのを感じます。
いらないものを捨て去るというより、いるものだけが残っていく感覚です。

人生に迷いがあるあなた、一度巡礼を試してみてはいかがでしょう。
なあに、身構える必要はありません。まずは短い距離と日程から始めてみてください。

きっと答えがみつかりますよ^^

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