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【導入事例】沖縄のシニアが抱えるお困りごとをゼロに。そしてZ世代が夢とやりがいを持てる場をつくる|株式会社ちゅらしんか(沖縄県/人事コンサルティグ事業)

はじめに/人事コンサルティグ事業×まごころサポート

全国各地で活躍するまごころサポート加盟店のFCオーナーさんに、導入の背景を伺うインタビューシリーズ。

今回お話を伺ったのは、まごころサポート沖縄みやぎ店のオーナーで、株式会社ちゅらしんかの代表・友森旺彦(とももり あきひこ)さん。
平成生まれの30歳。大学在籍中にフルコミッション営業職(完全歩合制)を始めたのを機に、“自分の力で稼ぐ”ことに目覚め、そのまま大学を中退。以来、様々な企業を渡り歩きながらキャリアを重ねてきました。

そんな友森さんが、次のビジネスフィールドとして選んだのが、まごころサポートです。これまでとはがらりと異なるジャンルに参入した理由とは? 友森さんのこれまでの経歴を振り返りながら、まごころサポート導入の経緯やこれからのビジョンについてお話を伺いました。

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株式会社ちゅらしんか代表でまごころサポート沖縄みやぎ店のオーナー、友森旺彦さん(写真右)

21歳からジョブホッパー。業種や職種を超えた圧倒的な経験値

ーー大学中退後、21歳から営業職としてのキャリアをスタートさせた友森さんですが、そもそもどのようなきっかけで学業よりも仕事の道を選んだのでしょうか。

友森さん:
「振り返ると、大学1年の時に留学したアメリカ・バークレーで、いろんな国から覚悟を背負って勉強したり働きに来たりしている同世代の人がたくさんいることに刺激を受けたのを覚えています。日本でぼーっとバイトしてる場合じゃないなって。
それで、戻ったら何か将来に繋がることを早く始めよう、それなら“一番やりたくないこと”からにしようと、フルコミッションの営業代行を始めたんです」

――実際に、“やりたくないこと”を始めてみていかがでしたか?

友森さん:
「営業の仕事が驚くほど性に合ってたみたいで、かなり稼げました(笑)。最初はプレイヤーで、途中からはマネージャーの立場になって。仕事も忙しく、ちょうど結婚した頃だったので思い切って中退しました。自分で戦略を立てて行動に移したら、それが結果にあらわれるのがおもしろかったし、収入もどんどん上がる。当時は天狗でしたね〜(笑)。でも慣れてくると飽きてきて、ある程度この仕事で稼げる限界もわかったので次のキャリアを積むために、22歳で辞めました」

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――その後、個人事業主として営業代行、ヘッドハンティング会社、IT企業のコンサルティング、エンジニアの教育・人材開発事業……と、様々な仕事を経験してきたそうですですが、印象深かった仕事はありますか?

友森さん:
「どの現場でも結果を出すこと、満足いく収入を稼ぐことは念頭にありつつも、いろんな大人に会って考え方を学んだり、異分野・異業種の仕事に携わったり。自分の経験値を上げていくのがおもしろかったです。
中でも初めて人事としてゼロベースから業務改善・設計に携わった経験はキャリアとして大きかったですね。どぶさらいのような仕事もしましたが、今となってはそれも若いうちに経験しておいてよかったと思います」

沖縄×シニア向け事業の相性の良さを確信

――20代にして社会の酸いも甘いも噛み分けた友森さんが、まごころサポートに出会ったのは起業して2年目の2020年。その事業内容を聞いた第一印象は?

友森さん:
「沖縄の文化にハマる! 直感的にそう思いました。もともと沖縄の人材育成会社のコンサルティングをしていた関係もあって、出張でよく沖縄を訪れていました。
そこで地元の10、20代の若い子たちが普段からおじい・おばあへのリスペクトがあることを実感していたので、まごころサポートの仕組みを聞いた時、利用者さんとコンシェルジュの絵が沖縄の日常そのものだと思ったんです。
それに、沖縄の高齢化率は22%(2020年南西地域産業活性化センター調べ)で、日本の他の地域が28.7%(総務省統計局)前後なのに比べてダントツで低い。だから沖縄でまごころサポートを始めれば、20年先までどこよりも長く続けられるはず、ということも考えました」

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――起業した直後というタイミングで、資金面などで迷いはなかったのでしょうか。決め手となったのは?

友森さん:
「始めるならどこよりもいち早く爪痕を残したいと思ったので、すぐに導入を決めました。資金は導入に賛同してくれた沖縄の会社に一部出資してもらうことでクリアできました。
それほど迷いはなかったですが、やっぱり代表である青木さんの言葉をじかに聞いて、これまでいろんな経営者を見てきた中でも“この人は違う。一緒に働き、学びたい!”と思ったのは最後のひと押しとして大きかったですね」

平均年齢24歳の若いコンシェルジュが活躍

――まごころサポートの導入から約1年。何か変化はあらわれていますか?

友森さん:
「今、まごころサポートに携わっているメンバーは僕以外に店長、店長代理、実務責任者、コンシェルジュを併せて15人。全員沖縄出身で、平均年齢24歳の若いチームです。僕の想像以上にみんなやりがいを持って働いてくれていて、だんだんと一人ひとりに固定の利用者さんがついてきました。本当の孫のような関係性を築いています。今は一人ひとりのお客さんの継続率と依頼単価を上げていくのが課題ですね」

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――その課題解決に向けての施策は?

友森さん:
「コンシェルジュが現場で言われたこと・聞いたことをスタッフ全員で共有して、とにかくいろんな角度から分析します。
それで最近わかってきたのが、利用が途切れる理由がシニアのお子さん世代にあるということ。僕たちは通称“ヨメブロック”と呼んでいますが(笑)、シニアとの関係性が築けていても、それを知らないご家族が訝しがって『もう来なくていい』と言うんです。
だから、僕たちは直接関わらないご家族宛てにもお手紙を書いたり、コミュニケーションを積極的に取ったりしながら、あなたたちの敵ではありませんよ、ということを地道にお伝えしています

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――地域の方からの反応はありますか?

友森さん:
「細身のパンツに髪型をキリッと決めた、いわゆるイマドキの若者たちが、おじいやおばあと家族のようにおしゃべりしていたり、市報の配布やゴミ拾いをしたりしているので、そのギャップが珍しいのか、地域の方からは励ましや感謝の声をよくいただいています。
コンシェルジュのみんなはまごころサポートのインフルエンサー的存在でもあるので、それを見た地元の若い子たちにも、この仕事、この働き方に興味を持ってもらえたらと思います」

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沖縄の若者がプライドを持って働けるプラットフォームを目指して

――まごころサポートという事業の魅力、これを通してどんな未来を描いていますか?

友森さん:
「僕自身、20代からいろんな仕事や働き方をしてきたので、今の若い子たちにも枠におさまらず、夢を持てる働き方をしてほしいと思っています。まごころサポートは、ある意味一つの教育プラットフォームになると思っていて、沖縄にいる荒削りだけどやる気のある若い子たちが、社会に役立つ仕事を通して価値を提供しながら、プライドとやりがいを持って、その上でしっかり稼げて、ビジネスを学ぶ場にしたい。
今年、新会社『ちゅらしんか』を立ち上げて、ここでまごころサポートを軸にした事業を行っていきます。会社名には“美しい沖縄で仲間を作っていこう”という想いを込めました。沖縄らしさ、みやぎ店らしさを伸ばしていきながら、『まごころサポートといえば沖縄みやぎ店』といわれるような実績をつくっていきたいと思います」

(おわり)

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編集後記

オンラインにもかかわらず、その語り口から頭の回転の速さ、フットワークの軽さが伝わってきた友森さん。10年も前から型にハマらない働き方を実践し、しっかりとキャリアを重ねてきた彼の存在は、20代のコンシェルジュの刺激になっているようです。「やるならどこよりも先に爪痕を残す」。先見の明でビジネスを切り拓いてきた友森さんならではの説得力のある言葉が印象的でした。

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