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旅のノウハウと 走って旅ラン:高山編 by Hostel Pass【旅の始まり】

2020年、夏の放浪始まってます。

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昨年は四国以外の西日本の全部を走ったので、今年は東日本を全部走ります。ちなみに四国は9月に再訪します。

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梅雨が明けない2020年

もう、ぜんぜん梅雨の明けない2020年夏。東日本全部旅は5月から出発の機会をうかがっていたが、ぜんぜん天気が安定しない上に、豪雨被害も始まって、梅雨はいっこうに終わらない。もう待っていられない、というわけでオートバイに荷物を積み上げて東京を発ちました。

まずは旅の安全祈願。

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なのに、諏訪湖でさっそく降り始める。

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これはヤバいと、コンビニに飛び込み、レインギアを着込む。

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塩尻峠を越えるころには、どっぷりと雨。

さらに松本から高山へ抜ける県境山越えはあちこちヤバくなっていて、片側交互通行の連続。旧道を行きたかったのに通行止め。雨はさらに強くなり、しまいには土砂降り。鍛えられます


高山で走って「走って旅ラン」

高山での泊りはゲストハウス。その件はこの後記すとして、荷物をほどいて一息ついたら、雨雲レーダーを見て、1時間弱は雨が止みそうなので、着替えて「走って旅ラン」へ。

旅先の観光を公共機関ではなく走ってやる。これは新鮮です。大体どこの観光地も半径10キロ以内に見所が集まっています。これはランして回るには絶好の距離。NHKが「ぶらっとあの街 旅ラン10キロ」という番組をやっています。なるほど10キロという距離はちょうど良い。

高山は街がこじんまりしていますから、10キロなら全部回れます。ルートや走りながら撮った写真、1日目はこちらです。

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自転車のマスクがステキでしょ。妻のお知り合いで裁縫が上手な方が作ってくれました。友人がくれたこの自転車柄の日本手ぬぐいをリメイクしてもらって、3枚のマスクが出来上がりました。いま一番のお気に入りです。

二日目の今日も高山の空は雨。一日のんびり過ごそうと思います。

追伸:二日目も雨の中、走りました。

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高山でゲストハウス泊 by Hostel Pass

高山に着いてほっと一息。2泊するのは飛騨高山ゲストハウスとまるさん。オーナーはカナダでガイドして、日本に戻ってホテルマンやって、その後にこのゲストハウスを始めて早9年、ご家族と子育てしながらゲストハウスという方です。

高山なので町屋風に間口狭く、奥に深い家屋をゲストハウスにされていて、旅慣れた者には「落ち着く・和める・使いやすい」の3点盛り。オーナーが旅人慣れしているので、初めての方でも高山の旅と街を楽しめるでしょう。

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1カ月1.5万円のホステルパス

今回の旅は1か月1万5千円で泊り放題というクラウドファンディング「ホステルパス」を使っています。3月に仕込んで4月から使おうと思っていましたが、延び延びになって7月に。

このホステルパスは通常は1か月3万円なので、ふらりと放浪する一人旅なら超お得です。ここ高山の飛騨高山ゲストハウスとまるさん、快適です。

ノマドワーカー向けのサービスがどんどん出ていますから、自分の好きなタイプを選ぶとよいでしょう。私は世界一周でもホテルは無しで、個人宅ゲストハウステントでしか泊まらない人種なので、こういう自遊人スタイルが好き。

時間が自由に使える有難い身分を50歳からやっているので、こんな宿泊サービスが提供されるようになった日本の旅環境は実に嬉しい。以前はCouchsurfingやAirbnbなどが主でしたが、旅人の選択肢は広がっています。

旅をしながら宿を確保しつつ前へ進むコアな旅人は、一人が続くとちょっと寂しくて、でもワイワイうるさいのもちょっとね、というロンリーを楽しむ人も多いはず。ホテルや旅館以外の旅もお試しください。


本棚コレクションはゲストハウスの顔

ゲストハウスの楽しみの一つに、本棚コレクションがあります。

本棚を見るとその人の性格が分かると言いますが、ゲストハウスも同じ。たとえば外国人が多いゲストハウスは置いてく本が多くあり、それを旅人が自由に持っていく文化があります。

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この飛騨高山ゲストハウスとまるの本棚がこれ。高山の紹介はもちろんのこと、漫画ありガイドあり、地域興しあり。もう9年もやっていらっしゃるから、観光情報はテーブルにファイル化されていて充実しています。

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もちろんオーナーに聞けば「高山お国自慢」や地元情報が聞けます。映画館もない高山人が出掛けるとなると向かうのは、富山だとか。これはちょっと意外です。愛知県で生まれ金沢で育った私は、高山は高校生の時の自転車旅を皮切りに何度も訪れている地ですが、高山人の気質が伺い知れます。

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非日常の中で日常を楽しむ。コロナ禍でお客さんが少ないのが残念ですが、泊まる側からすると同じ作業をPCでやってもゆっくりと時が過ぎる、これぞ旅の空の醍醐味が楽しめます。

このゲストハウスの良いところをもうひとつ、お子さんがいるところ。ちゃんと挨拶できる息子さんと愛嬌たっぷりの娘さん。この二人がいい味出してます。日本は子供中心社会です。子供を中心に人の名前が呼ばれます。誰々さんのお母さん、誰それのお姉ちゃん、という具合です。そんな社会の日本で、子供が宿にいて顔になってる。ホテルなら看板猫とかは許されるでしょうが、ゲストハウスはこういうアットホームなところが、和めて、家のようで良いのです。

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高山の次は、18歳まで育った故郷、金沢です。
明日も雨、魂が鍛えられます

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高山のソウルフードは「漬物ステーキ」

世田谷からの移住者であるゲストハウスのオーナーさんに「高山に来てこれは」と思った食べ物は何ですかと聞いたら、これが紹介されました。

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これがステーキ?

どうやら高山では焼き物はステーキと呼ぶようで、この料理にお肉は入っていません。漬物を焼く、という行為が驚きですが、内陸地特有の漬物文化に根付いた、古漬け気味になった酸っぱめの味を卵で緩和させるのでしょう。各家では独自アレンジの味があるようです。

この後のゲストハウスを繋ぐ旅はこちらへ続きます。

2020夏の東日本ブリ旅4


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