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4人の子育て大変なこと5選

子どもを産むかどうか、あるいは何人育てるかを考えるとき、いったい何を基準にするでしょうか。金銭的なこと、仕事との両立、あるいは住環境など。きっと、人によって色んな見方があるはずです。

子どもが多いと賑やかで楽しいですが、一方で大変なことも増えます。SNSなど見ると「大家族って素敵!」な投稿がよく目に飛び込みますが、その裏側ではさまざまな苦難を乗り越えているもの。何を隠そう、我が家だって同じです。そこで、まだ子育てを終えていないタイミングで書くべきか迷いましたが、“現時点まで”に感じた大変なことを5つ厳選してみました。必ずしもすべての家庭に共通するとは限りませんが、何かの参考になれば嬉しいです。

1.家が狭い

都内で住んでいた持ち家(戸建て)

家族が増えれば、それだけ家にもスペースが必要になります。もちろん狭くても我慢して住み続けることはできますが、ストレスになりますし、子育て(あるいは生活全般)においてデメリットが大きいでしょう。我が家も結婚してから、これまで5回引越してきました。過去にはマイホームを売ったこともありますし、現在住んでいるのは二度目のマイホームです。この2回は引越しの背景などブログに書いていますので、興味のある方は合わせてご覧ください。

特に子どもが大きくなると、プライベートな空間を求めて「自分の部屋が欲しい」と言われるかもしれません。小さい頃は親と一緒に寝ていても、やはり成長すれば嫌に思うものですし。あるいは子どもの性別が違うため、部屋を分けたいと考えることもあるでしょう。家族が増えるタイミングだけでなく、成長過程においても家の狭さ(あるいは不便さ)を感じることは少なくありません。

2.移動には車が必要

6人家族だとミニバンが必須

家族が多いと移動が大変。もちろん旅行などの遠出では新幹線や飛行機を使うことも多いですが、やはり車が欠かせません。乗り換えは大変だし、電車内も騒がしくて気を遣うでしょう。また、例えば私は実家が仙台なのですが、新幹線を使えば往復で何万円というお金が必要です。しかし、車ならガソリン代と高速代を合わせても安くて済みます。もちろん車の購入費を考えればプラスとは言えませんが、利便性等を踏まえれば「車を持っていて良かった」と思えることは多いものです。

まして家族が多ければ、ミニバンなど乗車人数の多い車種に限られます。全員が乗れるだけでなく、旅行などなら荷物だって積まなくてはいけません。東京都内に住んでいたとき、あるいは駅至近でショッピングモール等も徒歩圏内だったマンションに引っ越したときは「車なくてもいけるかも」なんて思いましたが、まったく無理ですぐ購入に至りました。ちなみに我が家は長男だけだった頃こそコンパクトカーのNOTEに乗っていましたが、以後はセレナ→セレナ→ヴォクシーとミニバンで統一されています。

3.習い事の送迎

スイミング中は横で自分も泳ぎます

子どもの人数に限らず、多くの家庭で悩みになる習い事。特に小さな子どもなら、習い事には送迎がついてきます。そして送迎の手間は、子どもの数に比例して大きくなるものです。

ちなみに長男は、本当に色んな習い事へ通いました。どれも長続きしなかったと言えばそれまでですが、サッカー、水泳、造形、かけっこ教室など。高校受験ではいくつも塾を転々としつつ、掛け持ちしたこともあります。そして現在も、以下のように子どもたちそれぞれ色んな習い事に取り組んでいるほか、長男&次男は部活動もあるので大変です。

  • 長男:オンライン塾、ランニングクラブ(、陸上競技部)

  • 次男:ランニングクラブ、公文、スイミング(、陸上競技部)

  • 三男:かけっこ教室、スイミング、空手、公文

  • 長女:スイミング、公文、バレエ(入会順番待ち中)

なお、「ランニングクラブ」と「かけっこ教室」は私自身が運営・指導している『WILD MOVE』というクラブ。また、できれば同じ習い事だと楽だなということで、スイミングと公文は共通させています。スイミングについては、3人目から半額というのも嬉しいポイントでした(長男も中学進学前まで通っています)。

これだけ通っていると、本当に送迎ばかりの毎日。誰も習い事のない日はありませんし、そのうち月・水・木・金・土・日は送迎が必要です。平日は基本的に夕方からなので、習い事のある日は送迎と共にその日の仕事を終えるようにしています。

習い事の時間を使った工夫

これだけの時間を使うとなると、待ち時間がもったいなく感じます。もちろん見ていることはできるのですが、可能なら有効活用したいと考えるのではないでしょうか。そこで、スイミング中は横で泳ぐようにしています。自分自身のトレーニングにもなりますし、観覧席より近くで見られるというメリットも。部活動も試合や練習で送っていくことがありますが、終わるまで私も走って待っています。
また、だいたい公文はスイミング後に送るのですが、1~1.5時間は空くので買い物したりサウナに入ったり。長男の通う空手は近くにあるスポーツジム内で行われているので、ついでに私と妻も入会しました。子どもがスクールに通っていると、とってもお得な価格で利用できるプランがあったので。運動やサウナは健康にも良いですし、一石二鳥なのでおすすめです。

4.お金問題

想像以上に色んな出費が…

「やっと出たか」なんて声が聞こえてきそうですが、もちろんお金問題は深刻です。先に挙げた習い事だって、合計すると驚くように費用が掛かります。でも、親としては子どもが自ら「やってみたい」ということには挑戦させてあげたい。ですから、できるだけ費用を抑えられるように工夫しつつも、叶えてあげるようにしています。

他にも食費をはじめとした生活費、幼稚園や学校での費用、長男の高校受験では塾費用なんて目ん玉が飛び出そうな金額でした(まだこれからも続くのですが…)。例えば塾なら中学生より高校生が高額ですし、教育費については恐らく子どもが大きくなるほど掛かります。幸いにも我が家は長男が公立高校に進学してくれたのですが、部活と勉強の両立がなかなか大変(それ以前の学力問題かもしれませんが)なこともあり、オンライン塾を習わせています。塾に通わせるくらいなら、もしかしたら私立に通わせても大差ないのかもしれません。

他にも旅行すれば渡航費や宿泊費が発生し、中学生以上は大人料金。外食するのも食べ放題が多いですが、やはり中学生以上は大人料金なので、夫婦だけならちょっとした高級店に行けるくらい出費になります。とはいえ、旅行だって楽しみだけでなく貴重な経験として連れて行ってあげたいし、外食だってたまには妻も料理から解放させてワイワイ楽しみたい。これは私にとって決して贅沢と位置付けるものではなく、必要なものとして捉えています。何をするにしても、家族が増えればその分だけお金が掛かるのです。なお、子育てに関するお金の話は、以下ブログでさらに取り上げていますので参考にしてください。

子どもに掛かるお金は何があるのか

5.時間やスケジュールが合わない

特に子どもたちが習い事を始めたり中学生以上になったりすると、家族みんなのスケジュールが合わせにくくなります。帰宅する時間が合わなくて一緒に食卓を囲めない。土日に出かけようにも、部活動の練習や大会があるから行くことができない。それぞれ予定が異なるので、子どもが多いほどこの傾向は強くなるでしょう。特に部活動は、基本的に大会が土日祝日に行われます。長期休暇となれば合宿があるなど、全員の時間やスケジュールを合わせるのは非常に大変です。

同じ学校に通っているなら、学校行事等が同じなので合わせやすいかもしれません。しかし、小学校なら6年と長いので重なりやすいものの、中学以上は難しいでしょう。我が家も今年、初めて幼稚園、小学校、中学校、高校と全員バラバラになりました。毎週のように誰かしらの行事等があり、予定を把握するだけで大変です。夏に恒例となっている実家帰省も、混雑するお盆時期は外したかったので、数日だけ長男に部活を休んでもらいました(それ以上に厳しいトレーニングを実家で行いましたが…)。

もちろん良いこともある

暖かい時期は庭BBQが定番

これ以外にも、色んなタイミングで「子どもが多いって大変だ」と思うことがあります。しかし、一方で良かったと感じることも少なくありません。下の子をお世話するという経験は、少なからず成長の土台となるでしょう。

大きくなると(嫌々かもしれませんが)家事や育児を手伝ってくれます。長男と娘は10歳以上も離れているので、たまに自転車で習い事をお迎えしてくれたり、夜に眠った娘をベッドまで運んでくれたり。こうした経験を通じて、まだ将来の夢などは決まっていないようですが、「自分も子どもは欲しい」と感じてくれているようです。そのため、家事育児という面で見ると、必ずしも人数に比例して大変さが増すとは限りません。

食事するのでも、やはり賑やかな方が楽しいし美味しく感じます。特に外でのバーベキューは、開放的な空間でガヤガヤと笑顔が絶えません(たまに喧嘩しますが)。誰かを招かなくてもパーティーのような食事。鍋や焼肉、バーベキューなどは、できるだけ全員が揃って食卓を囲めるタイミングを選ぶようにしています。

そして、親としても経験値が増えます。人間、誰一人として同じということはありません。男女で違うのはもちろん、同じ男兄弟でもまったく違う。だからこそ色んなことが起こりますし、そのたび学びと経験を得ています。決して歓迎すべき出来事ばかりではありませんが、過ぎてしまえば良い思い出。何か問題が起こっても、乗り越えれば安堵と共に「良かったね」と幸せな気分に包まれます。

いくら少子化とはいえ、私は無理に子どもを産み育てる必要なんてないと思います。子育てが大変であることは間違いないですし、子ども1人増えるだけで生活は大きく変わるでしょう。これまで通り働けなくなったり、趣味を楽しむ時間が減ったり。結局のところ人それぞれ自分たちの人生ですから、その辺りは慎重に考えてください。宝物とも言える命を授かるからこそ、良いことばかりではなく大変なことも受け止めて、その先に幸せが見えたのであれば子どものいる未来を選択すればよいのだと思います。

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