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萩暮らし11日目【経費、第1週目】お試し移住スタート、いくらかかった?(4月29日)

山口・萩での「お試し移住」も10日間を過ぎたということで、最初の1週間にどの程度の“お金”(コスト)がかかったか、調べてみました。

きょうは祝日「昭和の日」(旧・みどりの日)でGW中のはずですが、この日はあいにくの雨で電車に乗る人も少なく、JR三見駅は静かです(ま、無人駅なので大抵いつも静かですが)。


ふたりで1週間「10万円弱」は高いか安いか?

このあたりで、最初の1週間のお金について振り返ってみようと思います。

1週目(4/19~4/25)までにかかったお金

食費   3万3,680円
外食費  2万1,090円
日用品  1万5,300円
交通費  2万4,353円
レジャー     1,980円
-------------------------
合計      9万6,403円
※全て2人分

おお……けっこうお金がかかったような、かからなかったような。

最初の1週間は食費および外食費が高くつくことは想定していました。何せ、醤油、塩、味噌、料理酒、油などの基本的な調味料などを購入しなければならず、米(計7kg分)やパスタなども買ったからです。なので2週目以降はずっと安く抑えられそうです(むしろ食べきれるか心配…)。

外食は、萩市の外食シーンが他の都市よりもショボい(失礼)とはいえ、実際に入ってみた店では「想定していた水準よりも、高い」というのが正直な印象です。

東京なら値段は当然ピンキリです。お客さんが多いからかもしれませんが、値段を抑えている店舗も多く、おいしくても安い店がたくさんあります。例えばランチではコスパのいい店を選び、夜の外食はちょっと高めなお店で上質の夕飯を楽しむ…といった使い分けも可能です。金額でいうと、昼は1200円~高くても1500円、夜は7000~1万円。夜の外食を月3~4回、ランチを週1回くらいと考えると、東京での外食費は1万~1万3000円。――そう考えると、萩での1週間で外食が2万円超というのはちょっと使いすぎ感があります。

夜の外食なしでも

実際には、山口県に来てからは一度も夜の外食をしていません。というのも、夜遅くまでやっている飲食店が少ないからです。夕方18時以降の時間帯に営業している飲食店が、とても少ない印象――そもそも、歩いていても開いている店が見つかりません。

弊社(Mikawa&Co.合同会社)代表・Mがいろいろな人に話を聞いてリサーチ(取材)したところ、どうやら「コロナ流行期に店を一時休業した飲食店が多数あった→コロナ禍が終わっても再開した店は少なめ→そもそも夜遅くまで飲み歩く若者が少ない→お店側としては遅くまで開けておく必要性を感じない」――ということのようです。

旅行者はどうしているのかというと、いわゆる「ビジネスホテル」はほとんどなく、夕食付の旅館が多いことも飲食店が開いていない理由の一つではないか、とのことでした。

つまり1週間で2万円超の外食代は、全てランチやお茶(ケーキなども)です。代表・Mが食の志向として肉を食べないせいで、行く店も限られます。魚料理がある店にしか入れないので、価格で選びづらいという側面もあります。

さらに、最近では「インバウン丼」(インバウンド=訪日客に、彼らが好きな海鮮丼などをかけた造語)という言葉もあるように、押し並べて価格水準が高いと感じました(といっても、ニュースで見るようなインバウン丼ほど高い店は見かけませんでしたが)。

必然的に1人あたり1,500円を超えてしまい、場合によっては2人で5,000円近いことも。肉も食べられる方ならもっと金額は抑えられるでしょうから、参考程度に考えていただければと思います。

ただし!  ちょっとお高めでも「素材の質も味もボリュームも文句なし!」なので、私たちは満足しています。

道の駅「萩しーまーと」内にある海鮮レストラン「浜料理がんがん」の
「かまあげといくら丼」(写真手前、1,580円)と天丼(奥、1,540円)

日用品・台所まわりの充実欠かせず

日用品も1万5000円超と高いのは、いろいろな調理器具を買ったからです。「さんちゃんち」には、IC式のコンロや萩焼の器類が充実していてキッチンもあるのですが、調理器具類は少し少なめ」と言っていい感じです。

それらを補うための調理器具類は、4週間の滞在にはどうしても必要だと判断して、いろいろ購入し、コストが高くなりました。

交通費が高いのは、もちろんレンタカー代が入っているから。特に最初は「何かと買い物するのに足(車)が必要だろう」と2泊3日で借りました。これは大正解。

もし滞在期間が1週間くらいならあれこれ買うことなく、「できるだけあるもので済ませよう」と考えたと思います。

しかし、4週間はけっこう長い。実際に生活し始めてから「あ、これは買った方がいいよね」と思うものが、いろいろと出てきます。個人的にあった方がよいと思ったのはコーヒーサーバー(急須は備え付けてあるが、コーヒーをドリッパーで2人分まとめて入れるにはサーバーが便利)です。

ほかにも、タッパー(「ジップロック」(商品名)シリーズを買いました。塩と味噌、作り置きのおかずなどを入れます)や、ラップとアルミホイルなども購入しました。

Mは「みそこしが欲しい!」などと執拗しつように言っていましたが、そんなモノなくても死なないので絶対に買わせません(なので、みそ汁のお椀の底にはコメや麦などのつぶつぶが残っています)。

長門湯本温泉で息抜き

レジャー費に分類するのは、美術館や博物館の入場料など。1週目の1,980円は、長門市にある温泉施設の利用料(2人分)です。

長門湯本温泉の日帰り温泉施設「恩湯(おんとう)」を利用しました

萩市についてまもなく、「道の駅 センザキッチン」(長門市仙崎)などで買い物した帰りに、長門市に「温泉がある!」と知って色めきたったMが立ち寄ったのです(大雨の日でしたが)。

しかし、小ぶりな日帰り温泉施設ながらセンスが良く、新しくキレイです(2020年3月にリニューアルオープン)。広くはないけどぬるめのお湯が心地よく、男性浴場に入ったM氏によると「若い兄ちゃんが湯船で熟睡していた」そうです――。短い滞在でしたが、なかなかの「息抜き」になりました。

「4週間暮らし」準備の気づき

「移住先や会社移転先(あるいはサテライトオフィス設置先)を探すための4週間暮らしの注意点」というか「気づき」としては、

できる限り日用品と、ちょっとした調味料は自宅から持っていく

――です。

1週間ならなくてもガマンできるものが多いのですが、滞在が4週間の長さにもなると、けっこう暮らしやすさ=日常品やキッチン・料理時の道具の使いやすさが気になります。

私としては、スタンド型の小さい鏡、綿棒、料理用のトングなどは持ってきてもよかったかな〜と感じました。

「そんなにいろいろと持ってきたら荷物が大きくなって大変」と思っていたのですが、洗濯ができる宿舎では、服はほとんどいりません(全て2セット+季節によっては防寒着、だけで事足ります)。

服は少なく、それ以外の日常に必要なあれこれを持ってくれば、もっとお金はかからなかったかもしれません。

いろいろと買いそろえた第2週以降は、もっと支出を削減できるであろう……と期待しています。


【コメント by M 《2024/4/29》】

GW前半の祝日「昭和の日」は、仕事などを抱えていたため寄宿先の「さんちゃんち」に引きこももって仕事をしていた。ちょうど雨でもあったので。

お試し移住の第1週目は「初期投資」的に、いろいろと「買わねば品」も多かったのでコストはかさんだとは思う。でも外食が少なかった(店がない/やってないので)ことで、むしろ支出は抑えられたのかもしれない。

ただ、アラフィフを超えて自分の生活のリズムや、暮らしの方法論が確立されているお年頃になると、今まで便利に使っていたものが手元にないことで感じるストレスは、けっこう大きいと思う。

「加熱調理器具がIH式コンロと電子レンジしかない」「フライパンのふたがない」「包丁が(切れ味の悪い)1本しかない」「ごはんを炊く炊飯器がない」――。キャンプでもなければ、なかなか楽しめない環境だろう(なまじキレイなキッチンがあるので、ちゃんと調理したいと思えばこそ)。

夕食はカレーに

この日は結局、シーフードカレーを作って、サラダ類(赤キャベツと甘夏のラペ&茹でブロッコリー)と一緒に食べて終了。カレールーは「困った時」用に買っておいたので、使う機会が訪れてよかったと思うのであった。

◆あすは「言うてもGWなんで、ゆっくり萩の街中を楽しむか」です。


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