Mika Tokairin

コロナ禍で始めたサワードウベイキング。意外と性に合ったようで飽きずに続いています。失敗…

Mika Tokairin

コロナ禍で始めたサワードウベイキング。意外と性に合ったようで飽きずに続いています。失敗や問題発生するたびにリサーチしてみても日本語の情報が少ないなと思い、ここで自分の体験をシェアできればと思っています。これまでの情報ソースの大半は英語媒体。深く豊かなサワードウ沼の探検記。

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  • サワ道

    サワードウに関する記事を集めました。ほぼ自分の記事。あとは作ってみたいレシピを発見したら加えさせていただいています

最近の記事

サワードウパン膨らまない問題について

サワードウパン作りを始めて多くの人が直面するのが「パンが膨らまない問題」。今回はこの問題を解決するためのチェックポイントをまとめてみました。全部私自身が通ってきた道でございます(笑)。 1. スターターは充分にアクティブか? ウィークエンドベイカーの場合、冷蔵庫に保存してあるスターターをアクティベートすることからパン作りが始まります。それまで眠っていた酵母を目覚めさせ、ウォーミングアップを経てアクティブな状態にしていくには2日ぐらいは見ておきまししょう。日曜日に焼きたいなら

    • サワードウパンの材料 ミニマリズムの美学

      第1回目の投稿でも書きましたが、私がサワードウにグッときてしまう一番の理由は材料のミニマルさ。小麦粉、水、塩。この3つだけ。スターターだってもとはと言えば小麦粉と水から起こしているわけですから、本当にこの3つだけなのです。この3つのなかで味やテクスチャーを大きく左右するのが小麦粉。今回は、これまで私が使ったことのあるいくつかのタイプの粉について解説していきます。 準強力粉(中力粉) 通常のパン作りで使われている強力粉よりグルテンの含有量が低いのがこの準強力粉です。クラストが

      • サワードウパンづくりの道具

        ないと作れない道具、あった方がうまく作れる道具、こだわりを追求するための道具など、必要度別に整理しつつご紹介してみることにします。 ないと作れない道具1. オーブン 最低でも250度まで温度を上げられるものがいいです。どこまで高温にできるかが結構重要だったりします。ガスオーブンが理想的と言われていますが、そういう恵まれたキッチンをお持ちの方ばかりではないはず。私は電子レンジ機能付のオーブンレンジを使って作っています。SHARPヘルシオの10年以上前のモデルです。 2. キ

        • サワードウパンのつくりかた (ざっくり編)

          なにはともあれ必要なのが「スターター」、別名「ルヴァン」と呼ばれるパン種。日本語では「サワー種」などとも呼ばれています。小麦粉と水を混ぜたものを1週間ほどかけて発酵させて作る天然酵母です。ちなみにこんな感じのもの。フィードして活性化させるともっとブクブクと泡が出てきます。 しかしながら実はわたくし、友達に分けてもらったスターターでサワードウパンづくりを始めたもので、この過程をスキップしてしまっております。いずれはオリジナルのスターター作りにも挑戦したいとは思っておりますが、

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          6本

        記事

          サワードウはじめました

          STAY HOME中にひょんなことから始めたサワードウパンづくり。やってみてつくづく思うのは、サワードウって魔性だな〜ということ。裏切られたり振り回されたりしているうちに、いつの間にかサワードウのことばかり考えている自分がいます。そうなったら結構なところまで沼にハマっているということです。 サワードウとは、天然酵母のパン種のこと。ドライイーストではなく、小麦粉と水から起こした生きた菌を使います。老舗のうなぎ屋のタレみたいに継ぎ足して使い続けていくもので、アメリカでは開拓時代

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