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鞄専門店と煎餅屋と和カフェ。

梅雨入りはしたけど
雨も降らず晴れ間もあったので作品を撮影しました。

3㌢×3㌢×3㌢の小さな木に
アクリル絵の具で着色しています。
お店は架空のものです。


鞄専門店。

鞄といえば。
もう10年以上も前のことですが
高価な鞄を衝動買いしたことがあります。
とくに目当てもなく、ぷらぷらと百貨店のフロアをウインドウショッピングしてた時のこと。
パッ!とそこだけにスポットライトが当たったみたいに
白く小さな鞄が目の中に飛び込んできました。
吸い寄せられるようにお店に入って、それを手に取りました。
タテヨコ20センチぐらいの小さな革のトートバッグでした。
柔らかいアイボリーの表革。
内側は、それはそれは発色の綺麗な水色のスウェードで
表と内側両方の中央に、ポチッと小さな黄色い花が刺繍されています。
可愛いなぁ……。欲しいなぁ。
と値札を見てビックリ。
10万円でした。
こんなちっこい鞄が10万円。
これは買えん……と、また元の場所に戻して私はお店を出ました。
……と、お店を出たものの
第三の目あたりに、その白く可愛い鞄がぽわんと浮かんで
前を見て歩くけれども目には何も入らず
ほとんど夢遊病者のごとく、フロアをぐるぐるぐるぐるぐるぐると廻り
目の焦点が合わぬままフラフラお店に舞い戻って
ええい!もう買ってしまえ!
と、その小さな可愛いトートバッグを買ってしまったのでした。
手に入れてからは、嬉しくて可愛くて
しばらく寝るときも枕元に置いて一緒に寝ました。
その鞄は『アンリークイール』というイタリアのブランドのものです。
のちに、ショップから送られてきたDMで知ったのですが
トートバッグの中央に刺繍されていた小さな黄色い花は
ミモザの花で
イタリアでは3月8日は『ミモザの日』とされているのだそうです。
そして私の誕生日も3月8日。
忘れられない鞄との出会いです。


煎餅屋。

お煎餅やおかきを
ガラスの瓶や木枠のショーケースに入れて売られてるのが
なんとなく好きです。
でも、実際はあまり見かけません。
浅草あたりだとあるのでしょうか?
関西でお煎餅やおかきといえば
『小倉山荘』
が有名です。
百貨店の店舗では何袋も手にした客の長い列をよく見かけます。
季節によって、小さなおかきの形が紅葉や銀杏に変わったり
百人一首の絵柄が描かれた袋に入っているのも楽しくて
私は人を訪ねるときの手土産に、小倉山荘のおかきを持っていきます。


和カフェ。

阪神百貨店の1Fに、京都一保堂のお店があります。
もちろんお茶の葉が売られていますが
テイクアウトで、煎茶やほうじ茶、抹茶ラテを
可愛らしい鳥獣戯画(風?)のイラストの紙コップに淹れてくれます。
540円。
まぁまぁお値段します。
抹茶ラテを飲んだことがありますが
せっかく美味しいお茶なので
カフェ……といわないまでも
ベンチか椅子が置いてあって、その場で座って飲めたらなぁと思いました。



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