mikaTao

イラストレーターです。のんきで楽しいのびのびした絵が好きです。ぼーっとして見えるときはいろいろ考えてる時。 https://mika-taoka.jimdofree.com

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最近の記事

太融寺の落語会。

大阪の梅田近くに『太融寺町』という街があって 太融寺というお寺があるから太融寺町なのですが その昔、太融寺の落語会に何度か行ったことがあります。 桂枝雀さんがご存命の頃、枝雀さんの落語が面白くて好きで 独演会にも行っていました。 そんなこんなで落語を聴くことが楽しくなって 雑誌ぴあで『太融寺の落語会』を見つけたのだと思います。 若手の噺家さんの落語会なので料金がものすごく安くて 気安く見に行けたのです。 入り口の受付で 500円か1000円かはっきり覚えてませんが、とにか

    • ギャラリーと古本屋と洋食レストラン。

      急に寒くなって 慌てて冬の服をクローゼットから出したりしながら 天気が良かったので木の作品を撮影しました。 3㌢×3㌢×3㌢の小さな立方体の木に アクリル絵の具で描いています。 作品のお店は架空のものです。 先日訪れた『ギャラリー京都寺町 菜の花』をモチーフに描いてみました。 実際のギャラリーは古い町屋をリノベーションしたようで 白い塗り壁と、屋根瓦と木の窓のコントラストが美しい建物です。 入り口に掛かった白い暖簾(+大きく書かれた黒い文字)が印象的でした。 私は飄々とし

      • 足袋屋と味噌屋と眼鏡のお店。

        毎日良いお天気で 柔らかい陽射しがカーテン越しに入ってきます。 木の作品を撮影しました。 3㌢×3㌢×3㌢の小さな立方体の木に アクリル絵の具で着色しました。 作品のお店は架空のものです。 無印良品で靴下を見ていたら 足袋のような靴下が売られていました。 親指と人差し指の間で二股に分かれた靴下。 最近、爪先が二股に分かれたブーツやバレエシューズ、 足袋型スニーカーをよく見かけます。 足袋型のブーツやバレエシューズは 「あれはファッションとしてイケてるのか?」 と思いますが

        • 週末に「ギャラリー京都寺町 菜の花」へ。

          知人の写真展を観に京都へ出かけたついでに 雑誌で紹介されていて気になっていた 『ギャラリー京都寺町 菜の花』 を訪ねてみました。 こちらのギャラリーは京都御苑の目の前。 丸太町通と寺町通の交わるちょうど角にあります。 古い蔵のような建物(……のようなじゃなくて蔵だったのかも)で 入り口に大きな白い暖簾がかかっています。 私がこのギャラリーに興味を持ったのは 紹介されていた雑誌の記事で あの美しい白磁の黒田泰蔵さんと長く交流のあったオーナーが 泰蔵さんの白磁のためにオープン

          画廊とヘアサロンと履物屋。

          きのうの午前中は、少しだけ晴れ間があったので 木の作品の撮影をしました。 3㌢×3㌢×3㌢の小さな立方体の木に アクリルガッシュで着色しています。 作品はすべて架空のお店です。 大阪の老松町は、古美術や骨董の街として有名で そういう古美術を展示する画廊が多いですが 昔はイラストや絵画のギャラリーもたくさんありました。 当時、会社時代の先輩や友人知人が個展をするというので よく観に行ったものです。 いつだったか、近所を散歩してる時に 小さなギャラリーで搬入作業をしていたので

          画廊とヘアサロンと履物屋。

          最近(発見したずいぶん昔)の一枚。

          先日の3連休を利用して実家に帰省しました。 長いこと開かずの扉になっていた戸棚を開けて整理していたら 今は60、70代になっている親戚のおじさんらの婚礼写真(つまり古い+豪華な台紙付きの)に混じって こんな古い写真の束が出てきました。 こういうのを『ベタ焼き』というんだそうです。 ネガフィルムは白黒が反転して写りが分かりにくいので 写真に引きのばす前にネガを印画紙に焼き付けて インデックスとして使うのだとか。 カメラや8ミリが趣味だった亡き父の撮ったものです。 そうとう

          最近(発見したずいぶん昔)の一枚。

          徳島の郷土食【しょいのみ】

          私の生まれ育った徳島には 【しょいのみ】と呼ばれる郷土食があります。 「しょいのみ」 とは 醤油の実。 こどもの頃から当たり前にあって 「しょいのみ」は「しょいのみ」なので そもそも何なん?とちょっと調べてみましたら 醤油造りの時に、大豆の麹や麦を濾して残ったのが「しょいのみ」なんだそうです。 我が家にも、私が物心ついた時から 母の作ったしょいのみが台所の流しの上に置いてありました。 あの、黒い模様のついた昔ながらの茶色い陶器の甕。 その小さな甕にしょいのみが作られてあっ

          徳島の郷土食【しょいのみ】

          『江戸商売図絵』を模写してみたのパート2。

          前記事の続きです。 『江戸商売絵図』(三谷一馬・著/中央公論新社) は、日本画家の三谷一馬氏が江戸の庶民の生業を絵ときした本で たくさんの面白く楽しい商いの絵が描かれています。 前記事のコメントにも書きましたが 三谷さんは、岡本綺堂の『半七捕物帳』にとても美しい挿絵を描かれていて こちらの『江戸商売絵図』でも同様のタッチで江戸の商いを表現されていますが その美しい絵をゆるい画風で模写してみました。 (以下、一部文章は本書を参考にしています) 『数珠師』 手に持っているのは

          『江戸商売図絵』を模写してみたのパート2。

          『江戸商売図絵』をちょっと模写してみた。

          市立伊丹ミュージアムの『虫展』を観に行った記事に 「庶民文化がさく裂の江戸時代は、人を楽しめるコンテンツがいっぱいですね」 というコメントをいただいて (そういえば、江戸時代の商売のことを書いた本を持ってたなぁ)と思い出しました。 『江戸商売図絵』(三谷一馬・著/中央公論新社) 本棚にありました。 こちらの書籍は、日本画家の三谷一馬氏がさまざまな資料をもとに 江戸の庶民の生業を絵ときにしたものです。 じっくり読んでいると 江戸時代からすでにこんな商売があったのか……と思うも

          『江戸商売図絵』をちょっと模写してみた。

          アップグレードの成功を託される小さいさん。

          土曜日の朝のこと。 私のiMacに、かつて経験したことのない不具合が起きて なんとか解決法を教えてもらって復活しましたが 見たことのない画面が現れたときは真っ青になりました。 そして、これはいよいよ 「OSのアップグレードをしろよ……」という 天からのメッセージだと思いました。 私はパソコンの諸々が怖くてなりません。 インストールはもちろんビクビクしますし OSのアップグレードなどは、できれば避けて通りたい案件です。 今使っているiMacは3年ぐらい前に購入しました。 一度

          アップグレードの成功を託される小さいさん。

          『虫展』 を観に伊丹ミュージアムへ。

          『虫展 "Mushi" in Japanese culture』を観にいきました。 たまたま朝聴いていたラジオのニュースで紹介されてて 面白そうなので行ってみましたが やー、期待以上に面白かったです。 ↓ 29日まで開催中です。 市立伊丹ミュージアムは、江戸時代に酒のまちとして栄えた伊丹市にあり 柿衞文庫、伊丹市立美術館、伊丹市立工芸センター、伊丹市立博物館、 そして 江戸時代に建てられた旧岡田家住宅と旧石橋家住宅からなる伊丹市立伊丹郷町館を合わせた総合文化発信拠点なんだ

          『虫展』 を観に伊丹ミュージアムへ。

          東京に行くと感じること。

          先週、施設で暮らす母に会いに東京へ行ってきました。 やー暑い。暑かったです。 駅から駅、目的地から目的地へと 移動するたびに汗だくになりました。 とくに朝、泊まっていたホテルから5〜10分歩いて駅に着いたとたん 汗がどっと噴き出して その汗が首筋をだらだら流れ、顔をだらだら流れ ほんとに暑くてたいへんでした。 10年くらい前、営業で行った時にお腹が痛くなって以来 東京=お腹を壊す というトラウマから、ずいぶん長いこと東京へ行けませんでしたが 母に会いに行くこと数回。 なん

          東京に行くと感じること。

          ウシトラコンジンさんかと思ったら違ってた話。

          先月、ウシトラのコンジンさんの絵を描いたという記事を書きました。 あるブログに貼られていた古い日本画が面白くて模写したのです。 で。 この古い日本画。 どなたの作品かな〜?と気になり 『鬼 日本画』 で画像検索してみたら、ヒットしました。 こちらの絵は 中島荘陽という画家による『吉田神社追儺』(1928年)だと判りました。 京都のお祭りなどの風俗を描いた『都年中行事画帖』の一枚です。 それから 「吉田神社追儺」ってなんやろ? と、これまた調べてみると 吉田神社で執り行われ

          ウシトラコンジンさんかと思ったら違ってた話。

          「ふつうでええねん」と思うこと。

          この間の日曜日の午後。 ちょっと買い物に出たついでに商店街の方へ足を延ばしてみたら 阿波おどりの連に遭遇しました。 毎年、関西の阿波おどりの連が大阪天満宮で奉納踊りをするのです。 その踊り手達に遭遇したのでした。 私は徳島で生まれ育ったので、阿波おどりの踊り手やお囃子には即座に反応し やっぱり懐かしくて心が躍ります。 商店街でもらったリーフレットによると まず、天神橋筋商店街を流しおどりをして 夕方から大阪天満宮の境内で奉納踊りの演舞というスケジュールで ちょうど流しおどり

          「ふつうでええねん」と思うこと。

          ウシトラコンジンさんを模写〜からの自分スタイルへ。

          ある人のブログを読んでいたら こんな【鬼は外 福は内】の絵が貼ってありました。 ウシトラノコンジンさんですね(で、ですよね?) 古い日本画のようですが、どなたの絵でしょうか? 画像を拡大してよく見ると、目が四つありますが 私にはなんだかコンジンさんが悲しくて泣いているように見えました。 でも、このコンジンさんの絵。面白い絵です。 ちょっと模写してみました。 自慢じゃあないが エンピツで下書きなどせず、ペンで一気です。 なので、上下左右に重なる四つの目が面白く描けました(

          ウシトラコンジンさんを模写〜からの自分スタイルへ。

          金盛堂の面相筆Nゴシック。

          絵の具で着色をするとき アルテージ画筆のCAMLON PRO 620(キャムロンプロ)のナイロン筆を使っています。 1年ぐらい前に画材屋で筆を探していて試しに買ってみたら 値段も手頃なのに使い心地が良かったので、以来使っています。 それまでは 金盛堂のNゴシック面相筆を使っていました。 フリーランスになった頃 この金盛堂製のNゴシックの面相筆を画材屋で見つけて すごく使いやすくて気に入りました。 私が筆を選ぶ基準は ① 筆の穂先の太さと長さのバランスが良いこと。   穂先の

          金盛堂の面相筆Nゴシック。