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『本とか 装丁とか あいうえお』展 始まっています。
今週8日の月曜日から
日本図書設計家協会 関西支部企画展
『本とか 装丁とか あいうえお』
が、ペーパーボイス大阪にて開催中です。
この企画展では
本作りにまつわる様々な言葉(のど・目・耳・口など)を
装丁家が使う道具や見本帳を展示しながら
あいうえお順に解説していきます。
![](https://assets.st-note.com/img/1712742347520-pcDjTkBHUl.jpg?width=1200)
私は、展覧会のメインイラストや言葉を解説するイラストなどを担当したので
大きなバナーとか案内パネル、そのほかにも
『ご自由にお持ち帰りください』
『こちらの展示物には触れないでください』
といった表示シールなど
そこここに私の絵が登場します。(うれしい!)
![](https://assets.st-note.com/img/1712740925369-ZiRe1JlejS.jpg?width=1200)
あいうえお順に解説された言葉は
それぞれ、本のカバーにして展示しています。
おそらく展示している本の中身は『束見本』。
い の『色見本』といえば
色見本帳です。
昔、線画のイラストを色指定で納品するときに何度も使いました。
使ったことはあるけれど
正直、私はこの色見本帳のチップを使った色指定がニガテでした。
というのも
色チップは色のグラデーションが微妙で豊富で
選んでいるうちに、はたしてどの色がいいのか?
だんだん分からなくなって
本当にこの色でいいの??と迷いに迷い、決められなくなるのです。
そして、机の上はちぎり取った色チップの山……となっていました。
![](https://assets.st-note.com/img/1712742428994-iWfK9zRenz.jpg?width=1200)
壁の高いところに「あ・か・さ・た・な・・」の文字が見えます。
これ、A3サイズの透明シールにフォントをプリントして
文字の形に切り抜いているのです。カッターで。私が。
この切り抜く作業をお願いされた時
「時間も手間もかかって大変だろうけど、ヨロシク!」
とプリントしたシールを渡されて
私も思わず身構えましたが
始めてみれば、なんということもなく
スルスルと数時間で切り抜いてしまいました。
ところが。。
搬入作業の時、壁に貼るのが難儀しました。
柔らかい書体で線が細いので
切り抜いたシールが、ピラピラと手にまとわりついて貼りにくいのです。
それでも脚立に登ってガンバって貼りぬきました。
ガンバった甲斐ありましたね。このフォントは綺麗ですね。
![](https://assets.st-note.com/img/1712743197886-7Bddae9uGi.jpg?width=1200)
展覧会に参加した装丁家や装画家が携わった書籍も展示しています。
各々、個性が違うので
書籍のデザインはもちろんのこと
歴史物だったり、画集だったり、絵本だったり
本の種類も様々。
手にとって見ることができますので
カバーの装丁・装画だけでなく
使われた紙の手触りや見返しのデザインなどを見て
装丁家がどんな風にアイデアを練ったり紙を選んだりしたのかなぁと
想像してみるのも楽しいかと思います。
![](https://assets.st-note.com/img/1712744088948-XKPUaGykpP.jpg?width=1200)
日本図書設計家協会 関西支部企画展
『本とか 装丁とか あいうえお』
会場:平和紙業 ペーパーボイス大阪
日程:2024年4月8日(月)〜18日(木)9:00〜17:00
(土・日・祝は休み 最終日は15:00まで)