若い年齢層のトランスジェンダーとその親御さん
こんにちは。
私の場合、身近なトランスジェンダーが夫だったため、どうしても配偶者としての立場から見た発言が中心になっていますが、このケースは全体から見たら少ないものかもしれません。
特にここ数年で、若い人に性別違和を感じる人が急増しており、お子さんがトランスジェンダーになって悩まれている親御さんも多いのではないかと思っています。
今まで何人かの、お子さんが性別違和を訴えるようになった親御さんや、トランスジェンダーになった親御さんのお話を聞いて、とても反省したことがあります。
というのも、LGBTというのはやはり「性別」の問題なので、そこに何かしらの問題が起こった場合、一番つらい「家族」というのは「妻」の立場の人だろうと思っていたからです。
もし子どもの性別が変わっても親子という関係性は維持できるけど、夫婦の場合は、相手の性別が法的に変わってしまったら、もう今までの婚姻関係が成り立たなくなってしまうから、と。
でも、子どもさんを思う親の気持ちはとても切実なものでした。まさしく「子どもの苦しみは自分の苦しみ」で、共に悩まれている。
「どうか子どもの心が晴れる日がきてほしい。悩まずに生きれる日がきてほしい」と、自分のことのように感じられていました。
配偶者がトランスジェンダーになったことで婚姻関係が保てなくなったり、離婚したりすることはとてもつらいことですが、
逆を言えば、「嫌だったら離れる、別れる」という選択肢もある、ということですものね。
若い年齢のお子さんがトランスジェンダーになった親御さんは、自分の一生をかけて、一緒に乗り越えていく覚悟をされている。
「もし自分の子どもが周りになんと言われようと、自分だけは何があっても味方でいてあげる」という親の揺るがない強さが感じられて、「あぁ、これは間違いなく私には無かった絆の強さ、親の愛だ」と。
もちろん配偶者という関係でも、ものすごく深い絆で乗り越えた方たちもいらっしゃいますし、なかなか事実を受け入れられなくて戸惑っている親御さんもいらっしゃいます。ほんとにその家族それぞれですよね。
もっとこれからもいろいろな人のお話を聞いてみたいな、と思っています。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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