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📘DIE WITH ZERO 人生が豊かになりすぎる究極のルール

概要

人生を豊かにするにはなるべく早いうちに経験や思い出にお金や時間を使った方が死ぬ時に後悔が少なくなる


読書メモ

・今しか出来ないことに金を使うのが最も賢明で、自分が何をするのが幸せかを知りそれを楽しめるうちにお金を無駄にする方が時間を無駄にするよりマシである

・バイト程度のお金を稼ぐのであれば自己投資に回せば簡単に収入は上がるためちまちま貯金をする必要はない

・貴重な若い時間を使ってお金を得て使わないまま死ぬよりは、その時にできる経験にお金を使って貯金ゼロで死ぬ方が合理的

・人生は経験値の合計で、人生で最も大切な仕事は思い出作りである

・早いうちに経験を手に入れることで記憶と言う配当が永年得られる。金はあくまでも人生を豊かにする手段に過ぎない。

・人生がマリオなら冒険で得たライフをよりハードな冒険で使えばいいのに余ったら橋から飛び降りてライフを使い果たすようなもの

・退職後はお金を使って行動的になる「ゴーゴーイヤー」になるが次第に落ち着いてやがて何もする気力がなくなりお金を残したまま死ぬ人が大半

・子供のためにお金を残すにしても死んで渡すと税金も引かれることに加え、子供が歳を取ってから使うことになり、死後のプレゼントは思い出にもならないので嬉しさ半減

・医療のために蓄えるにしても難解な手術になればとても払える額じゃなくなることもあるし、まるでエイリアンに備えるかのような予測である

・若すぎても馬鹿な使い方をするし歳を取ってからだと気力も体力もないので、26〜35歳でまとまったお金を相続するのがベストかもしれない

・子供は親に愛情を注いでもらうことで将来的に依存症になりにくかったりするため、仕事より家族と過ごす方が合理的かもしれない

・死後の遺産として寄付するよりも生前に渡した方が今困ってる人を救え、例えば医療であればより速く研究ができたりより速く良い社会になるだろう

・金を楽しさに変換する効率は年と共に下がる事になるので年齢によって収入に対する貯金額は変えるべきである

・旅行をしない理由は60歳以下は時間と金が多く、75歳以上は健康になっていく。

・健康にお金を使うこととアウトソーシングで時間を買うことはいざという時に経験を得るために重要

・小さな死は日々起こる。娘はいずれ一緒に映画を観ることも無くなるし、興味は常に変動するし、いつまでも子供用プールで泳ぐわけではない

・ブロニーウェアが数多くの患者を看取る中で聞いた最も多い後悔は「自分に忠実に生きれば良かった」と「働きすぎなければ良かった」だそうだ。

・本当に必要な貯金額をざっくり計算したら45〜60歳で資産を減らすために支出額を増やしても良い

・コーエンはグーニーズで有名になったがその後は夢に破れたものの、若いうちの失敗を取り返し弁護士になり成功している。経験は早くて損はない

・全てに気をつかってゼロで死ぬことは正直不可能だが、それを目標にして自分のために生きるようになることで豊かだと思える瞬間は増えるよね

感想


この本で「70歳を過ぎても人は将来の不安から貯金をしようとする」というのを読んで金さん銀さんが100歳の時に「メディアの出演料の使い道は?」と聞かれた際に「老後の蓄えにします」と言ったことを思い出した。
良く思えば「まだまだ生きるつもり」ですが当の本人は拭いきれない不安があったのかもしれない。

別の本にはなるが、メグ・ジェイの『人生は20代で決まる』を参照すれば35歳くらいまでに経験しておいた事が残りの人生のほとんどに大きな影響を与えるそうなので、それも踏まえて若いうちになるべく経験を買っておいた方が良いと思った。

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