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【クソマイシリーズ】ラスベガスの施し

とある年の大晦日、クソマイ(=クソマイノリティ)ラスベガスに降臨。

シルク・ドゥ・ソレイユのショーを楽しんだあと、いそいそとカジノへ向かい車イスをこいでいると、黒人のおっさんが声をかけてきた。

おっさん「Do you need help?」
クソマイ「lm ok. Thank u!」

そして、おっさんの親切に気持ちよく、前にこぎだそうとしたその瞬間!!!!!!

耳を疑いたくなる言葉が!

おっさん、ヘラヘラしながら「I wanna fuck you♡」

はぁああああ????さっきの親切はなんだったんだよ。秒でキャラ変してんじゃねーか!!!!!さっきの私の「Thank u!」を返せー!!!!そう思いながら、しばらくガンを飛ばしていると

おっさん「I wanna seduce you.」(きみを誘惑したい)

相も変わらずへらへらとからかわれるクソマイ。相手するのも馬鹿みたいなので、無視して前に進み出すと
いきなり知らない人からお金を握らされた!!!

!!!!コールガールじゃねーっつーの!!!と思ってみると、小さい子供を連れた女性だった。

何のことかわからず戸惑っていると小さくうなずき行ってしまった。。。
また暫くすると男の人からお金を渡され「God bress you!」(神のご加護を)と言われた時に気付いた。

これは、「施し」だ。
えーと、このベージュのセーター小汚なかったですか?

年末だし、アメリカでは車イスユーザーの人が路上にいる姿を見掛けたことがあるので、なるほどと思いつつ初めての経験に戸惑った。日本にはあまりそういう文化ないし。
(日本では、賽銭箱と勘違いされたか!?小銭を投げつけられた事はあるけど。)

そして、三人目の人からお金を渡されたとき、返そうと思ったが、英語力が低く伝わらず失敗。さすがのクソマイもこれはいかん!!!!と思った。

善意を善意で返さなきゃ!!!

そして、足早にホームレスの人たちがいつもいるストリートに向かった!

「・・・。」(あれ?ホームレスの人、一人もいない…)

ここで考えた選択肢は2つ。

1.施しを握りしめカジノへGo!
2.他のホームレスの人たちがいそうな場所に足を伸ばす

もちろん、クソマイは裏切りません。即、選択肢1を選びカジノへ!

そして秒ですっからかんになり、人からもらったお金ということを忘れご立腹でホテルへ向かう。ホテルへ向かう道すがらクソマイが後悔したのはただひとつ。

クソッ!!!!!スロットの台、途中で変えりゃ~よかった!!!!!


施しをくださった方々申し訳ありません。。。

そして、神様、私に必要な施しは心だったようです…。

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