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夏の甲子園中止で思うこと

昨日、夏の甲子園の中止が決まりましたね。

他のスポーツの全国大会も中止が決まっていたので、やはり・・・との思いもあったけれど、子供達の気持ちを考えると胸が苦しくなります。

そして、子供達を応援し、サポートしてきた親の気持ちもです。

私の息子二人も野球をやっていました。長男は小学2年から中学3年まで、次男は小学1年から大学3年になった現在も続けています。

野球少年にとって甲子園は本当に特別な場所です。

次男の高校野球最後の試合の事は、ずっと忘れることが出来ません。いろいろな思いがよみがえってきます。

次男は、朝練習のために始発の電車で登校するので、私は毎朝4時に起きて、朝食とお弁当作り、この生活が3年間続きました。

文武両道を掲げている学校だったので部活の終了時間は19時と決められていましたが、それでも部活が終わって帰宅するのは夜21時ごろ

その頃は、私は大学病院で医療事務員として働いていたので、7時には家を出て、帰宅するのは20時、21時になることが多く、毎日慌てて夕食の用意をしていました。

そして、泥々に汚れたユニフォームを毎日洗濯❗
毎日、洗濯機を2回~3回まわしてました。(野球母御用達のポールという洗剤を使用 )

仕事との両立は大変だったけれど、今思うと、親としてそれも楽しかった日々です。

2年生時の秋季大会、3年の春季大会は県大会に進み、数試合に登板しマウンドから投げる姿を観ることが出来きましたが、高校最後の夏の大会では、マウンドではなく、ブルペンで投げているのを観て終わりました。


本人は、いつでもマウンドへ行けるうに準備をしていましたが、交代は告げられず、初戦を逆転敗けでゲームセット

試合終了後、涙を流す選手たちの中で、全く涙を見せない次男を見て、私は涙が止まらず

小学生のころは、毎週土日は朝から夕方まで、野球一色。少年野球ではお茶当番があったので、私もスコアをつけたり、子供達のお世話をしたり

中学では当番はなかったけれど、私は子供達の成長が見れるのが楽しくて、息子たちが出ていない試合でも、応援に行って野球を楽しんでました。

高校でも同じで、いつも試合の応援に行っていたので、他のお母さんから、私に聞けば、誰が誰なのか顔と名前を教えてもらえると言われるほど(笑)

そして、メンバーに選ばれず帰ってきた日、無言で何も話さない姿や、家に帰ってきてからもシャドーピッチングや、ランニング、自主練習をしている姿を近くで見守ってきた親にとっても、やはり高校最後の夏は特別なもの

喪失感が大きかった最後の試合でしたが、今このコロナ禍の状況を考えると、それさえも有り難い事だったのだな~と感じています。

今まで当たり前に出来ていたことが、当たり前に出来ない

今朝の新聞の地域面に、次男の野球部の監督さんのコメントが載っていました。

「やらせてあげたかった」「ここからどうしていくかを、うまく導いてあげたい」「今日までよく頑張ってきたとねぎらいたい」

切ないです。

野球だけでなく他のスポーツも、せめて、各都道府県で大会が開催さることを祈るばかりです。

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