遍在するあなたへ｜女の哲学
今夜は本当に大好きだった人のために祈る。
いや、祈るのは私自身の慰めのためかもしれない。。。。
会うのは一年に一回ぐらいだったけれど、
魂の種類がとっても似ていて、
会った瞬間から大好きだった。
そのハチャメチャブリは筋金入りで、
動物的な嗅覚は絶品だった。
言葉を超えた感覚の世界で話せる稀有な人で、
その存在がとても有難かった。
そのまんま、ただそのまんまの人で、
肉体を離れた今もそのまんま。
こんなにも自由で
あたたかくて
子供みたいで
日本昔話みたいで
やることなすこと
常識を超えていて
色っぽくて
心が大きくて
ご機嫌で
人生を楽しんでいて
道草ばかりして
人望があるのに
いつも叱られて
それでもニコニコして
ひょうひょうとしていて
なんだかいつも楽しそうで
愛情がいっぱいで
そんな風に寂しく思う人々の真上で
こっそりと地味な星になったつもりでも
光り方がとっても変だから
すぐにばれてしまって
へへへへ
と笑っていそうな。。。
ああ、今、眼の端に
奇麗な青い光がピカピカみえるから
そこにいるのね。
想い出すのは、噴き出すしかないエピソードばかり。
思った以上に心にぽっかり穴が開いてしまって、
こんなにもあなたが大きな存在だったことに
いまさら驚く。
(photo: ©MikaRin)
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