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はるか1,000キロの距離

新年から
心配なニュースが流れています。
地震の知らせを見ると、ここ十勝で体験した過去の災害を瞬時に思い出します。

体験しているから、そのときの気持ちや状況やこの目で見た、聞いた、さまざまなことがありありと分かる。
いつもの日常は当たり前ではないことを再確認する。

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私自身の身に起きた昨年の出来事も
「いつもの日常があっという間に逆転した」

私の日常は家族が原点だったから、それが崩壊するということで何を指針にしたらいいか、しばらく分からなくなった。

そんな中でも待ったなしで動く日常や
自分でさまざまな方針を決めて会社を運営していく荷の重さ
娘の突然の蒸発
家を出ようと決めたあの日のこと

二度と経験したくない気持ちを味わう一年だった。

その反面
支えてくれた友人
突然でも嫌な顔せず泊めてくれた友人
行きたくない場所へ一緒に付き合ってくれた友人
ただ泣き止むのを待ってくれた友人
言葉をかけてくれた人達
支えてくれた両親と弟達
いつも思い出すこの世にいない姉の言葉

見てきた景色
人の振る舞いでこんなに感謝した一年も今までなかったように思う。

まるで当たり前のように結婚し
子どもを授かり
妻、母、自分の家族というものを続けてきた
これが幸せなのだと疑わなかった。

でも
誰かと一緒でも幸せを感じていなかったり

誰かから見た幸せに「見える」ことより
自分が幸せを「感じる」ことが大事
だって

2,000年も昔の古代ローマの皇帝が言っていたことに興味深い内容があります。

苦境のなかで生きることは、必ず不幸であると考えなくていいということ
いまの苦しい状態を悪だと見なすと、その判断に囚われてしまうことになる

どんなに大変な状況でも
きっと大丈夫です。
古代人が現代人と同じように悩み苦しみ
経験して出した言葉を読むと
自分は自分らしく生きればいいだけなのだと。

今年の年末年始は
一人の時間がたくさんあり
本当に新しい人生が始まるんだなぁと
しみじみ感じて過ごしています。


そして人が驚くような出来事を経験をすると
自分ができることがまた一つ増えるんじゃないかと思っています。

先月久しぶりに会った友人も
「大変なことがあっても本当に元気だしがんばってる、すごい。元気出る。」
と言われました。
私の経験で彼に元気を与えることができたんだーって思いました。

はるか1,000キロの遠い地に住む
たった一度お酒を飲んだだけの方との交流も続いています。
これも私の経験が強烈でずっと気にしてくれているそうで。
言葉を交わして気持ちを交わして
お互いの言葉で元気を交換しているお正月です🎍
今年はいっちょ奮闘してみようという気になった!
という言葉が聞けました。

あなたはどんなお正月を過ごしていますか?
どんな状況で
どんなお正月でも
あなた自身が「幸せ」と感じることができますように。

good day🐲

十勝で暮らしている日々を 時には嬉しく、時には楽しく、時には寂しく、綴ります。