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4月17日週【中途採用市場動向】

企業動向

中途採用比率が最高37% 7年で2倍に、23年度計画

日本経済新聞社が19日まとめた採用計画調査(最終集計)で、2023年度の採用計画に占める中途採用の比率は過去最高の37.6%となり、16年度から7年で2倍に上昇した。中途採用計画人数は22年度実績比24.2%増で、増加率は過去最高だ。日本の標準だった新卒主体の採用慣行は、生産年齢人口の減少を背景に限界が近づいている。

doda転職求人倍率2023年3月は2.25倍(前月差+0.10ポイント)

■2023年3月の概況
・転職求人倍率
2023年3月の転職求人倍率は、前月から+0.10ポイントの2.25倍となりました。求人数は前月比102.7%前年同月比136.5%となりました。転職希望者数は前月比98.0%、前年同月比112.7%でした。

・求人増加率 
求人数は、業種別では12業種(「その他」は除外)のうち11業種で前月から増加しました。最も増加率が大きかったのは「エネルギー」(前月比106.0%)、次いで「レジャー・外食」(前月比105.5%)でした。
職種別でも11職種(「その他」は除外)のうちすべてで前月から増加し、増加率が最も大きかったのは「販売・サービス」(前月比105.3%)、次いで「専門職(コンサル・金融)」(前月比103.7%)となりました。

自主調査「(1)リスキリング・リカレント教育・教育研修の 実施状況・参加意向」について調査を実施

1-1. リスキリング・リカレント教育実施状況
●リカレント教育を実施しているのは、全業種では29.1%であった。
●実施率が比較的高いのは、「メーカー」35.7%、 「公務」35.6%であった。
●実施率が比較的低いのは、「流通小売」20.8%、「サービス業」25.1%であった。
●従業員規模別では、30名以上は概ね3割前後の実施率だが、30名未満は13.0%であった。

1-2. リスキリング・リカレント教育の目的
●リカレント教育の実施目的は、「若手人材の育成のため」11.5%、「生産性や業績の向上のため」8.1%、「中高年のリスキリング(知識やスキルのアップデート)のため」が7.6%が上位となっている。


2-1. 研修・スキルアップ支援の実施状況
従業員の研修・スキルアップ支援の実施率は40.7%、非実施率が40.6%、不詳が18.7%となっており、拮抗している。
●業種別では、「公務」や「IT・通信系」の実施率が高く、「流通小売」、「サービス業」の実施率が低く、従業員規模が大きいほど制度がある。

2-2. 研修・スキルアップ支援の実施内容
●研修・スキルアップ支援の内容は、「資格取得の支援(費用負担、学習機会)」が11.8%と最も高く、以下、「教育プログラム受講への経済的な補助」が9.6%、「教育プログラム受講等に利用できる休暇制度・時短勤務制度」と「教育プログラム受講時の業務量の調整・配慮」が8.2%と続いている。
●業種別では、「IT・通信系」は「資格取得の支援(費用負担、学習機会)」が18.4%と全体に比べて高い。
「公務」は「社会人国内大学院への派遣」9.0%や、「企業内大学・社内の研修施設等への参加」7.4%が比較的高い。

3. 教育研修への利用・参加意向
利用・参加意欲ありが50.4%、なしが49.6%と拮抗している。
●業種別では「メーカー」、「公務」や従業員規模が大きい企業の従事者は利用・参加意欲ありの回答割合が高い。
年代では若年層の方が利用・参加意欲ありの比率がやや高く、「20代」が56.0%、「50代」が39.7%
●学歴別では、「大学院」が62.7%、「大学」が56.6%、「短大・高専・専門」が42.2%、「中学・高校」が31.2%。
●年次別では「2~3年目」が最も高く61.4%、「20年目以上」が最も低く36.0%。


4. 求められる研修・スキルアップ支援制度
●相対的に実施率が高く、利用参加意向も高いのは、「資格取得の支援(費用負担、学習機会)」や「教育プログラム受講への経済的な補助」、「教育プログラム受講等に利用できる休暇制度・時短勤務制度」など。
●一方で、比較的利用・参加意向が高いが、実施率が低いのは「教育・スキルアップ目的の出向・一時転籍」

求職者動向

仕事において「新たなスキルの習得」が必要だと感じている20代が9割に迫る。「終身雇用が当たり前ではないので、市場価値を高めたい」「DX化に対応したい」の声/20代対象アンケート

(1)仕事において、「新たなスキルの習得」が必要だと感じている20代が9割に迫る
(2)仕事において、成長しているという実感を得ている20代は約3割

【速報】2023年入社の新人4,428人が回答!仕事で成し遂げたいことに「安定した生活を送りたい」が4年連続増加、65.8%と過去最高の割合に

・入社式後の新人の気持ち、半数以上が「不安」「緊張」と回答6割以上が「仕事についていけるか不安」と回答
・新人が仕事を通して成し遂げたいこと「安定した生活を送りたい」が4年連続増加。65.8%と過去最大
約7割の新人が、今後していきたい仕事に「楽しくてやりがいのある仕事」と回答、「成長につながる仕事」は昨年より7.1ポイント減少
20代の時間の使い方「プライベート優先」が増加傾向にあり、10年前から約4倍
・自分が成長するために必要なもの「仕事を通じた成功体験・失敗体験」が共に6割超え
・キャリアアップにつながる理想の上司は「間違いを指摘して正してくれる上司」が57.4%で1位

昇給の有無は、転職を考えるきっかけになると回答した20代が9割に迫る。「昇給がないなら、転職で年収を上げるしかない」の声。/20代対象アンケート

(1)昇給の有無は、転職を考えるきっかけになると回答した20代が9割に迫る
(2)昇給を実施する企業は魅力を感じると回答した20代が、9割を超える
(3)年収が高い企業は志望度が上がると回答した企業が9割に迫る

会社員1,600人を対象にした 「リスキリングに関する調査」

 2人に1人がこれまでにリスキリングに取り組んだことがあると回答
リスキリングに取り組んだことがある会社員の8割以上が、「仕事やキャリアに良い影響があった」と回答
リスキリングへの取り組みがもたらした仕事への良い影響としてもっとも多く挙げられたのは、「仕事の幅が広がった」
全体の約9割が今後働いていくうえでリスキリングが必要だと考えており、もっとも必要だと考えられていたのは、「いまの仕事と関連しているが、まだ持っていないスキル・能力の獲得」
一方、今後働いていくうえでリスキリングが必要だと答えた回答者も、5割以上が「現在は取り組んでいない」と回答
現在リスキリングに取り組んでいない理由としてもっとも多く挙げられたのは、「時間的な余裕がない」
全体の3割以上が、「コロナ禍を経てリスキリングの必要性に対する考えが変わった(リスキリングが必要だと考えるようになった)」と回答

【スタートアップ転職意識調査】仕事を選ぶ際に重視するポイントとして、回答者の約8割が「社会課題の解決やインパクト」を重視

 「仕事を選ぶ際に重視すること」において、「社会性」に関する項目が「働く環境」に関する項目を大きく上回った。
「就職・転職先を決める際に重視すること」において、「自分のやりたいことができる」が1位、次に「社会性」に関する項目が続いた。
「仕事に対して期待すること」においては「自己成長」が圧倒的に求められており、続いて「収入アップ」「キャリアアップ」「社会性」に関する項目が同水準になる等、自己成長・経済性と同様に、社会性を重視している。

【2022年の平均年収】年収査定を行った人の平均年収や理想年収・転職意識を調査

 ・平均年収は「529万円」だが理想年収は「789万円」
約47%が「転職を強く希望している」

34歳以下の若手540人に聞いた「キャリア志向」調査ー『AMBI』ユーザーアンケートー

★ 約8割がジョブチェンジに関心があると回答。
★ 半数がグローバルな働き方に関心あり。
★ 約6割が副業などパラレルワークに興味があると回答。


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