創作大賞参加について悩むこと(参加します)

今年も開催された創作大賞、せっかくのチャンス、挑戦したいと思っています。
すでに短編は、現代ドラマで二つ出しています。

一つは留学生に向けて、体験をもとにした短編。「帰るために、旅立つ夏」
もう一つは、昨今の世界情勢に対する怒りと、願いをぶつけて。「齢八十八、指揮者にないもの」

両者ともにオールカテゴリー部門です。
しかし頭を抱えているのは、部門が求めている姿なのか。
昨年の受賞や、部門説明を見ても、「現代ドラマ短編」はありません。
でも、他の部門に当てはまならなければこちら、とあります。

合わないのではないか。
でも伝えたい。

もう一つの大きな悩みは、長編の参加です。
「シレア国」の物語を出したいと思っています。ジュブナイルである王女の物語と、ハードボイルドのハイファンタジーと。ともに、流行りものの「悪役令嬢」「婚約破棄」「溺愛」「BL」どれも違います。
指輪物語や、勾玉三部作や、昔から今まで変わらず愛されてきたファンタジーが好きな私の作品です。

そこでやはり悩むのです。
創作大賞2024において、果たしてジュブナイルは求められているのだろうか。
上記シレア国、幸い読者人気はあります。書籍で読みたい、の声も、映画にしてほしい、とも言っていただいています。登場人物たち皆を愛してくださっている読者様がいて、作者は果報者です。

しかし審査員の求める像に、ジュブナイルや流行要素のないハイ・ファンタジーはあるのかどうか。
(そもそも、審査員の皆様の慧眼に及ぶ域まで筆力・構成力があるのか、という問題は大前提なのですが、それに加えて、という意味です)

悩みます。

でも、著者である私が流行りを追わない人間なので、一介のアマチュア物書きが生意気ですが、流行に左右されない良作目指したい人間なのですね。
チャンスは限られている。
出したい。

出します。
悩みながら、推敲をもう一度してから投稿します。

でも、読者様から今まで頂いたような言葉が、編集部様の求める姿にはあるのだろうか。

創作って答えのない闘いのような試練のような。
読み手の皆様の反応と声で初めて、作品が生かされると思っています。
だから、響く作品でありますように。

取り止めもなく、投稿に向けての心境を。
noteさんの読者の皆様にも、良かった、シレアが好き、と言ってもらえますように。

追記:
ファンタジー一作目、参加しました。
シリアス・ハイファンタジー、主従バディです。
あらすじ:
森に守られたシレア国では、先頃より先王と母后が相次いで逝去した。王位継承者第一王子カエルムは即位を前に側近のロスと近隣諸国訪問中である。

 海に面した強国テハイザは陸の資源を欲し、シレアとは緊張関係にあった。カエルムは強固な友好条約を目指し外遊の終わりにテハイザを訪れる。
 しかし止まることなく天体の動きを示すテハイザ国の宝、「天球儀」が停止し、隣国の王子は災禍の種だと王との謁見を阻まれる。
 一方シレアでは、国で唯一「時間」を知らせる「時計台」が止まった。そしてさらなる危機が……
 一刻も早い帰国が要される。
 二人はこの危機を乗り切れるか。

 自然と人間の定めた秩序を軸に、本格ファンタジー開幕。

ぜひ、緑の美しいシレア国と、目が冴えるような大海に面したテハイザへ。
唯一無二のシレア国はここにあります。


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