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ヨガとピラティス

ヨガとピラティスの両方を指導するインストラクターがいるように、ヨガとピラティスをご自身の健康管理にに取り入れているお客様もたくさんいます。本日は、自身のプラクティス(練習)にヨガとピラティスを取り入れている一人として、その違いや楽しみ方をお伝えできたらと思います。

ヨガとピラティスは、何が違うんですか?」とよく聞かれます。

回答としては、

「呼吸が違う」、「ピラティスは体幹を整える」、「ヨガは柔軟性を高める」等が主流ですが、実際はお客様の目的に合わせてお答えしています。

インナーマッスルは、どちらのプラクティスでも必要ですし、呼吸がスムーズになれば、スッキリします。さらに、ヨガだけでなくピラティスも心に作用します。プロセスは全く違うように見えますが、到達する場面は同じです。

最近ヨガを始めた友人が興味深いことを口にしました。

ヨガは(何かを)”開く”イメージ

その方は普段から運動することが多く、自転車が趣味でした。自身の健康を考えるきっかけがあり、ヨガにも興味を持ち始めました。

「自転車は”閉じる”イメージ」

このお話を聞いていた時、一つ気付いたことがありました。ヨガをしているお客様がピラティスを体験されたとき、「特に呼吸が難しい」、「頭を使う」という感想を仰います。ピラティスのイメージはこの”閉じる”イメージが強いのかなと感じました。確かにエクササイズを覚えて、呼吸を合わせて、さらに腹筋して(笑)という風にどんどんステップが増えていきますので、この覚えるという意識が目的を遠のかせ、何かを閉じるような感覚にさせるからかもしれません。

しかし、ピラティスも心に作用するんです。全てが整うと、全てが繋がり、純粋に今を感じる事ができます。気が付くと「そうかぁ、これだったんだ!」という自分の中で”開く”時間に繋がります。

「なぜ、ヨガをするのか」

「なぜ、ピラティスをするのか」

運動不足解消、ストレス解消、心の安定、趣味の充実など、目的は様々です。そのプロセスを楽しむコツとして、”閉じる”時間または”開く”時間も意識して頂ければ幸いです。

土台を作り上げる”閉じる”時間、その土台の上で少しずつ広がっていく”開く”時間。正しい呼吸と身体の使い方を知った上で、広がっていくプロセスを楽しむと、違う景色が見えてくるかもしれません。

今を感じる

話は少し変わりますが、今って何でしょうか。今と思っている事は、数分前、数時間前もしくはもっと以前に起きた出来事だったりしませんか。目を閉じれば、空気を感じる、匂いを感じる、音を感じる、その瞬間の今を感じることができますが、忙しい毎日を送っている人にとっては、難しい事ですよね。

身体を動かすのが一番

個人的には、これが一番分かりやすくて手っ取り早い”今を感じる”方法に思います。人それぞれ抱えている不安や課題は違いますが、身体を動かしている時は”今”しか考えようがありません。他の事を考えていたらケガをしてしまいますし。。。

ヨガなのか、ピラティスなのか。どちらも大切なコトは同じです。

自分が今、身体を動かしている

自分を意識するコトで、身体も心も自由になると、私は考えます。

【写真】:ヨガスタジオKoikiさんにて

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