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体幹と力学

体幹とは、胴体、身体の軸、背骨であり、頭部/腕/脚を除く部分でありと、お客様には、その場に応じて様々な方法で説明をします。

体幹を鍛える

いささか「鍛える」という言葉が、”腹筋を鍛える”という言葉を連想させますが、腹筋だけが体幹でない事は明白です。それでは、体幹とはどういう状態であるべきなのでしょうか。

本日のテーマは、その体幹と(私にはまだ少々難しいですが)力学について考えてみます。

ヨガインストラクターの養成講座が終了した後、教わった解剖学の知識だけでは、身体の動きを指導する上で、何かが足りないと思うことは、”ヨガインストラクターあるある”ではないでしょうか。もちろん、私もその一人でした。お客様の身体の動きを見る際、屈曲や伸展、回旋といった関節の動きだけでなく、身体の構造や力学も忘れてはならない要素だと気づきました。

知らないことを知るために、姿勢分析、歩行分析を学び、そして動作学に出会いました。身体の構造を熟知し、ケガのない、痛みのない方法を追及している指導者・施術者を探し、様々なワークショップに参加しました。そして、体幹について学ぶために、ピラティス指導者の資格を取得しました。

少しずつですが、体幹と力学を意識出来るようになってからは、怪我も減り、身体も整い、ヨガのポーズも安定するようになりました。

安定する。

よく言う状態ですが、具体的には、次の動きに対して良い位置にある時や、重心に乗ってバランスが取れている時が、その状態です。もちろん、呼吸法や瞑想をする場合に静止している状態でもあります。

そのために、体幹を構成する背骨、骨盤や肩甲骨、胸郭といった部位がどういう状態にあるべきかをコントロールします。私が思う“体幹を鍛える”とは、このコントロールの事を言います

安定した体幹から四肢が動く事で、エクササイズやヨガポーズも楽になります。省エネなので、長く楽しく身体を動かすことができます。そして、重心をとらえ、床反力を上手に使うと、エクササイズの動きがノって、ヨガポーズもハマるようになります。

ノる、ハマる

やや口語的ですが、体幹が安定して力学が分かると、このような状態になります。

具体的な事は、話すよりも身体を動かして説明する方が分かりやすいです。ただ、強度を増して量をこなすだけでなく、体幹を意識してプラクティスする時間も取り入れて頂ければ、より効果的に、効率的に、目標に進んで行けると思います。

最後に、

身体の構造は人それぞれ違います。その違いがもたらす痛みも喜びも、尊重すべき個性です。

何かに迷った時、身体の軸である体幹に返れば、解決できることはたくさんあると、私は思います。

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